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2015年11月30日 (月)

南西ドイツ放送交響楽団

シルヴァン・カンブルラン指揮南西ドイツ放送交響楽団で
シェーンベルクの歌劇「モーゼとアロン」を聞いている。
2012年9月にベルリン、ルツェルン、フライブルク、
ストラスブルクで収録されている。今日はその第1幕。
カンブルランの研き抜かれた音作りが、12音技法の
シェーンベルクの音楽に美しい響きを生み出していて、
音楽鑑賞としては素晴らしいのだが、ストーリーとの
結びつきという点では、相変わらず極めて難解である。
物語は旧約聖書であり、モーゼとアロンによる問答と
そこでの民衆たちの反応が描かれているのだが、
音楽で情景を思い浮かべることは、正直なところ
困難である。この録音も演奏会形式での上演かと。

Hanssler SACD 93.314

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2015年11月29日 (日)

鷲神社 三の酉

今年の酉の市は三の酉まであって、
再び浅草鷲神社へ出かけてしまった。

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日比谷線の入谷駅でちょっと鬼子母神へ寄り道。

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三の酉は日曜日で、これまででも最長の大行列。

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大混雑だ。並びはじめて、一時間半から
二時間という具合。夜はもっと混むかも?

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お参りをした後、熊手屋さんの風景。
見ているだけで幸福になる不思議な力。

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今年の酉の市も終了。
よい年が迎えられますように!

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2015年11月28日 (土)

海老名の風景から

アド街の「海老名」特集で紹介された
有鹿神社(あるか神社)に行ってみたくて、
快晴の土曜日、海老名に出掛けてきた。
ららぽーとの開業で盛り上がる海老名である。

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まずは相模国分寺の跡へ。
相模国の歴史はここにはじまるような。

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並木橋にて相鉄のJR相模線への引き込み線。
現在は新車両の導入のときにこの線路を使って、
相模線から相鉄へと車両を運ぶのだが、
昔、相鉄線の海老名駅開業前は、この線路で
国鉄相模線の厚木駅が終点だったのである。
昔といっても戦前の話(昭和16年まで)のようだ。

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海老名市上郷1丁目にある有鹿神社中宮。

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有鹿神社中宮にある有鹿之池。

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海老名市上郷1丁目にある山王三柱神社。

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山王三柱神社にある有鹿之井戸。
井戸の隣には道祖神も祀られている。

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海老名市上郷1丁目にある有鹿神社本宮。
延長五年(927)の「延喜式神名帳」に記載されており、
相模国でも最古といってもいい古い神社だそうである。

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有鹿神社から南へ行った海老名市河原口3丁目にある
二基の庚申塔である。左の庚申塔には「松尾大明神」とあり、
左側に「寛政六年歳次甲寅秋八月」とあって1794年の造立。
「相州高座郡川原口邑」ともあり、現在は「河原口」だが、
寛政年間の頃には、この辺は「川原口邑」であったらしい。

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海老名市河原口3丁目にある神武神社。

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2015年11月27日 (金)

柳家小さん「睨み返し」「御慶」

五代目小さん師匠で「睨み返し」と「御慶」を聞いている。
大好きな年末の噺、年越しの情景である。何ともいい。
現在も柳家の噺家さんは、「睨み返し」をよく演るけれど
やはり小さん師匠の「睨み返し」がルーツなのだろうなと。
「御慶」だけど、夢のお告げで鶴は千年と梯子を組み合わせ、
「鶴一八四五」を買いに行くのだが、直前に売れてしまったと
しかし結果的には、買えなかった!ということが重要であり、
易者さんの教えで「梯子は上る」と「鶴一五四八」の札を買う。
この八五郎は、思った富札が買えなかったことで人生を変える!
小さん師匠のこの録音では、「御慶」は34分ほどで、少し短い。
収録時間の関係だろうけれど、どこが違うのかな?というと
市ヶ谷のあまざけ屋(古着屋)に裃(かみしも)を買いに行く…
店でのやり取りが省略されて、買って帰ってきたところへ
つながるという展開であった。裃を付けてご機嫌な八五郎!

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2015年11月26日 (木)

イスラエルフィル 2006/2007

ズービン・メータ指揮イスラエルフィルによる
ブラームスの交響曲 第4番を聞いている。
2006年11月にテル・アヴィヴでライブ収録されている。
気合いの入ったライブ録音ということが最大の魅力だが、
このシリーズは、本当に素晴らしい生の感動を伝えている。
ブラームスの交響曲も様々な新解釈が出てきているけれど
メータは昔ながらのやり方で、まさしくスタンダードな仕上がり。
手馴れた感じの長年の積み重ねで、いかにもいつも通りだが、
しかしこれが聞き手の心をつかむのである。ライブの乗りで
多少濃厚に聞こえてくるところもプラスに作用しているのだ。
どうってことないのだけれど、そうは出会えないこれぞ名演!
メータとイスラエルフィルのライブを収録順に聞いていきたい。

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2015年11月25日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(十九)

新吉が伯父の勘蔵を訪ねるところからである。
「伯父さん…」と繰り返す新吉の台詞は印象的。
自害した豊志賀の幽霊が、寿司屋の二階に出て、
そしていま、新吉と勘蔵の二人の前に現れて、
そこで豊志賀は何で優しい言葉を掛けたのか?
豊志賀「ホッと夢の覚めたようであゝ悪い事をして
嘸(さぞ)新吉さんも困ったろう、厭(いや)だったろう…
私が今まで了簡違いをした事は、お前腹も立つだろうが
堪忍して、…、死水だけは取って貰いたいと思って」
と謝っている。それなのに「女房七人までは祟る」と
恐ろしい手紙を残していくのだから、わからない。
それはもう少し先の話である。有名な「豊志賀の死」。

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2015年11月24日 (火)

マリインスキー劇場管弦楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
ショスタコーヴィチの交響曲 第7番「レニングラード」。
2012年6月6,14日にマリインスキー劇場コンサートホール。
これは感動的な演奏だ。以前にも書いているかもしれないけど、
ショスタコーヴィチの交響曲第7番は、私の中で苦手意識があり、
何となく敬遠して、警戒心が強いのだが、本当に素晴らしいと
驚くほど引き込まれることが稀にある。単に聞かず嫌いなのか?
ゲルギエフは以前にロッテルダムフィルとマリインスキー劇場による
合同演奏でCDを出して、実はそのときは、私は気に入らなかった。
今回はマリインスキー劇場のみでの演奏だけど、すべてが完璧!
明るい響きで音楽が美しく、何より聞いていて楽しいというのが、
ショスタコーヴィチのこれまでのイメージを超越しているような…
このシリーズは全体にその方向性なのだけど、素直な気持ちで
音楽に自然に接することができる。21世紀、現在の解釈であり、
これができるのは、ゲルギエフをおいて他にいないかも…って
そう思える偉大な名演である。このイメージがあれば、第7番も
どんどん聞ける気がしてくるし、それより好きになれそうである。

MARIINSKY MAR0533

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今日の月は…月齢12.4

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夕方、久しぶりの青空で、東の空に見えた赤い月。
16時38分に月齢12.4の月で、あと二日で満月。

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少しして、16時44分には辺りも暗くなってきたのだが、
通常の白い月になってきた。模様がきれいに見える。

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2015年11月23日 (月)

11月23日の8563

今日は親戚の法事に行ってきたのだが、
首都高湾岸線で行って、千葉県に入る千鳥町で
燃費(平均値)が、23.4km/lを記録。最高値だ!
市川から松戸のお寺へ、午後は船橋で食事と
あちこち行ったり来たりして、18.0km/lまで
下がってしまったが、帰りの湾岸線も順調で
20.5km/lまで復活。最終的には20.3km/l、
首都高湾岸線は、高燃費が期待できる。

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2015年11月22日 (日)

パリ管弦楽団 2012/2013

パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団によるライブで
ラフマニノフの交響曲第3番とボヘミア・カプリッチョ、
2013年3月27,28日にパリのサル・プレイエルで収録。
ラフマニノフの交響曲第3番が私は大好きなのだが、
考えてみるとあんまり聞いていないって、貴重な機会。
アメリカ的なラフマニノフであり、夢に燃えているような
意欲に満ちた表現をより効果的に引き出して、鮮やかだ。
もっと濃厚にロシア的でもいいし、暗い仕上がりでもよく、
どちらにしても素晴らしい作品で、盛りだくさんの内容。
ここでのパーヴォ・ヤルヴィは、コントロールを効かせて、
響きも引き締まった感じに細やかだが、これはパリ風?
N響とだったらまた違った答えがあるかもしれないし、
パーヴォ・ヤルヴィの演奏は、どんな方向に向かっても
安心して聞けるのであり、それだけ説得力があるのだ。

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2015年11月21日 (土)

ロンドン交響楽団

サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団で
シベリウスの交響曲を収録順に聞いてきた。
交響曲第1番(2006年9月)と第4番(2008年7月)、
ロンドンのバービカン・センターでライブ収録されている。
コリン・デイヴィスの三度目の交響曲全集もこの録音で
完成である。2008年の第4番が最も新しい演奏だが、
このシリーズに共通する思い入れたっぷりの描き込みで
豊かな情景と独特の雰囲気が印象的である。ゆったりと
大きな表情で巨匠の余裕もあって、個性的な仕上がりだ。
しかし作品への理解の深さは格別で、細やかな表情付け、
軽やかな動きは鮮やかに、研き抜かれた響きは美しい。
シベリウスの音楽は爽やかで、濃厚という感じではないが、
これまで聞いた中でも最高の濃密な表現を実現している。
そして最後の第4番では、さらにさらに繊細で緻密な響き、
透き通るような感覚とこの不思議なほどの明瞭さは感動的。
徹底して弱音を追求しつつ、一方で真実を突き詰める…
その強い意志は圧倒的で、この全集でも最高の名演だ。

LSO Live LSO0601

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2015年11月20日 (金)

11月20日の感想

ちっとも風邪がよくならず、咳が止まらなくて、
喉の痛みはなくなってきたように思うのだが、
寝ていれば、咳も出ないので、早く寝よう!
具合が悪いと本当につまらない。この週末も
どこかへ出掛けようなどという気は起こらず、
一方で月曜日は法事で船橋まで行くので
土日の二日で何とか体調を整えなくては…

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2015年11月19日 (木)

11月19日の感想

よくなるどころか、すっかり具合悪いので、
午前中、近所の内科医院に行ってきた。
受付で症状を聞かれるが、みんな揃って、
喉が痛い、咳が出る、熱はない…といっており、
どうもこのタイプの風邪が流行っているみたい。
どこで移ってきたのだろう。思い当らないのだが。
早く寝よう。でも今日はプレミア12の準決勝か!

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2015年11月18日 (水)

11月18日の感想

今日は小満んの会に行こうと思っていたのだが、
お昼まではその予定にしていたのだけど、
咳が出て、咳をすると喉が痛く、ちょっと辛くて…
うるさいとまわりにも迷惑をかけるし、あきらめた。
きちんと体調管理ができないのは、本当に情けない。
一日も早く治して、規則正しい生活を取り戻そう。

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2015年11月17日 (火)

三田落語会 春風亭一朝

iTunesで配信されている三田落語会の録音から
第34回三田落語会(昼席)の一朝師匠で二席。
「あたま山」と「文七元結」で、これは年末に聞かないと。
2014年10月25日に仏教伝道センターホールで収録。
一朝師匠の「文七元結」と「芝浜」の録音があって、
この冬は聞こう!と思っているのだが、「文七元結」から。
「あたま山」もうれしい。この噺は彦六の正蔵師匠が、
演っていたのか、録音が残されていた気がする。
一朝師匠は一門なので、直系の「あたま山」かも?
「文七元結」で左官の長兵衛さんだけど、勢いのいい…
江戸っ子の感じが、先代の柳朝師匠がよかったそうで、
一朝師匠で聞いてみると…こういう感じなのかな?って、
何となく思ってしまうが、すごくいい雰囲気の長兵衛さん。
ちょっと頼りないけど、文七も誠実で真面目な男だ。
文七と長兵衛さんの関係は、一朝師匠の「淀五郎」で
ちょうど中村仲蔵に教えを乞う淀五郎のような感じで。

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2015年11月16日 (月)

11月16日の感想

世界野球プレミア12のプエルトリコ戦を見て、
台湾とは時差があるので、毎日、終わると遅くて、
もうこの時間からでは何もできないので、
早く寝ることにしよう!このところ怠惰からの
夜更かしと寝不足が続いて、ちょっと咳が出て、
少し喉が痛くなってきた。風邪をひいたかも。
規則正しい生活を取り戻さないといけない。

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2015年11月15日 (日)

今日の月は…月齢3.4

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16時52分に西の空高くに見えた三日月。
これからの暦は、11月19日(木)が上弦(月齢7.4)、
11月26日(木)が、満月(月齢14.4)である。

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横浜の風景から 415

お昼で雨が上がって、ずっと運動不足なので
ゆめが丘の方面へ歩きに出掛けた。

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相鉄いずみ野線でゆめが丘へ。

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ゆめが丘の近くだが、柿がたくさんなっていて、
採らないということは、渋いのかも?

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泉区下飯田の左馬神社にお参り。

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境川の渡戸橋近くにて、秋の風景。

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泉区下飯田だが、正面に見えるのは美濃口家。

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泉区下飯田の美濃口家長屋門。

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帰り道、境川の新緑橋にて、
夕焼けのいちょう団地である。

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2015年11月14日 (土)

イスラエルフィル 2005/2006

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮イスラエルフィルによる
モーツァルトの交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」、
ドヴォルザークの交響曲 第8番 ト長調 作品88、
2005年11月3-5日にテル・アヴィヴでのライブ録音。
なんて素晴らしい音色なのだろう。予想以上の感動だ。
ブロムシュテットの引き締まった音楽とイスラエルフィルの
明るく色彩的な音色が相乗効果であり、その輝きはすごい。
モーツァルトの「ハフナー」もいきいきと躍動して完璧なのだが、
ドヴォルザークはこれまでたくさんの演奏を聞いてきたけれど、
これこそがベスト!といってもいい圧倒的な充実度である。
実にしなやかに音楽が流れて、その爽やかさは驚きだ。
きびきびと動き回る軽やかな足取りにすっかり引き込まれる。
ブロムシュテットは、もちろん昔から素晴らしかったのだが、
より現在に近い録音で聞くとますます絶好調で最高である。
ブルックナーのライブはいろいろ出ているが、ブラームスや
ベートーヴェン、そしてマーラーなど、もっと聞かせてほしい。

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2015年11月13日 (金)

第276回 柳家小満んの会

久しぶりに小満んの会に行けた。
早いもので、今年の最後の会である。
何となく出るのが遅くなってしまい、
横須賀線で真っ直ぐに新日本橋へ。
神田から歩いていくことが多いのだが。

三遊亭わん丈:寄合酒
柳家小満ん:毛氈芝居
柳家小満ん:水滸伝
柳家小満ん:茶金

一席目は「毛氈芝居」で、この噺はかなり以前に
「日本の話芸」の正雀師匠で見たことがあるのだが、
もうすっかり忘れてしまって、新鮮に噺を楽しめた。
栞にある師匠の解説を読むとよくわかるのだけど、
芝居の役で、舞台で死んで、名題の役者の場合には、
毛氈に包まれて、裏に運ばれるそうだが、そこがポイント。
殿様が座頭を殺した大罪人を召捕らえろ!と騒ぎ出し、
一座の頭取が、もうとっくに楽屋で生き返っていますと…
実際に死んだわけではないことを必死に説明するのだが、
殿様はそれを毛氈で包まれれば生き返るというふうに
解釈してしまうところが、いかにも落語の発想である。
続いて「水滸伝」だが、講談の昔の速記にあるそうだけど、
長編小説からの抜き読みで、その一場面が選ばれて、
おそらく師匠が、落語として新たに創ってしまったのだろう。
「水滸伝」は知らないので、中国の地名と中国人の名前、
さすがに残っていない。豪傑の悪党ばかりの登場だけど
講談の任侠噺と同じで、一概に悪とはいえないのである。
一本筋が通っている…というか、舞台が中国で、今回も
そういえるのか?よくわからないのだが、これはきっと
続編がありそう。来年の演目にはないみたいなのだが。
仲入り後は、お馴染みの「茶金」だ。主にマクラだけど、
師匠の骨董の話は、いつもながら面白い。道具屋さんの
相手目利きとか、派手に儲けるとそれに憑りつかれる…
これらはみんな、「茶金」の八五郎に通ずる訳なのだ。
本当の京都弁がどういうものか?それはわからないが、
言葉や仕草、落ち着いた空気、茶金さんの描き方しだいで、
そこは京都になって、音羽の滝であり、木屋町であり、
その世界に迷い込んでしまった江戸者の八五郎が、
本当は江戸に帰りたくて仕方なく、必死に金を拵え、
しかし「はてなの茶碗」で大金の三百両を手にした途端、
骨董による金儲けに憑りつかれてしまうのである。
一文の価値もない清水焼のガラクタ茶碗が、どうして
千両もの値に吊り上ったのか?そこを取り違えてしまって、
実にバカバカしいことだけど、考えれば、なかなか奥が深く、
そこに骨董の面白さがあるのかと。その辺を小満ん師匠は、
実感をもって、知り尽くしているので、噺の奥行きはそこである。
18日(水)は横浜の会で、「猫の皿」「甲府い」「試し酒」の三席。

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2015年11月12日 (木)

南西ドイツ放送交響楽団

フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団で
マーラーの交響曲第1番「巨人」とウェーベルンの「夏風の中で」、
2011年10月29日と11月2,3日にフライブルク・コンツェルトハウス。
話題のグザヴィエ・ロトだが、作品がマーラーやウェーベルンだし、
それほど衝撃的な解釈という印象でもないのだが、明確な主張で
音楽の勢いが素晴らしいし、この鮮やかさはとにかく気持ちがいい。
個性的というのではなくて、作品の本質を付いて、説得力がある。
グザヴィエ・ロトの場合もこれまでの概念にとらわれることはなく、
この瞬間に音楽が生まれているのであり、自分の音楽を信じて、
その強い想いが伝わってくるところに感動がある。それがすべてだ。
ギーレン時代からシルヴァン・カンブルラン、そしてグザヴィエ・ロトと
南西ドイツ放送交響楽団は本当に魅力的で、私は大好きである。
これに続いて、R.シュトラウスのシリーズを聞いていきたいと思う。

Hanssler CD 93.294

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2015年11月11日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(十八)

新吉が耐えきれずに豊志賀のところを飛び出して、
通りで偶然にお久に遭遇するのだが、そこでの台詞で
新吉「これはお久さん何処へ」
お久「あの日野屋へ買物に」
江戸っ子の「ひ」と「し」が区別つかないのは有名だが、
圓生師匠などで聞いても「しのやへ買物に」と聞こえる。
速記を見ると確認できるのだが、「日野屋」であった。
同じことがいえるのは、「お久」も「おしさ」と聞こえるので
「お久さん(おしささん)」と「お師匠さん(おっしょさん)」が
聞き分けが難しいという。まあ、内容でわかるのだが。

蓮見鮨の場面で、新吉は酒が飲めないからと
新吉「沢山は飲みませんが、五勺ばかり味醂でも…」
味醂を飲むのは、兄新五郎と共通であり、ここも意味深。
父新左衛門は酒乱だが、息子二人は兄弟で下戸である。
お久と下総の羽生村に逃げる相談をしているのだが、
お久「お前さんと云う方は不実な方ですねえ」といって
見る見るうちに顔が腫れ上がり、まるで豊志賀のよう。

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2015年11月10日 (火)

11月10日の感想~美里町

年内の行事をひとつずつこなして、
埼玉の叔父の家を訪ねてきた。

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夕方の日暮れ前に雨がやんだので、
少しだけ近所の写真を撮ってきた。

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柿がいい具合に熟れていて、
しかし採らないということは渋いのか?

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児玉郡美里町小茂田の北向神社の近く。
雄大な景色が広がるが、稲刈り後の水田。
秋の風景…というより、すっかり冬の到来。

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2015年11月 9日 (月)

ラサール四重奏団 10

ラサール四重奏団でベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第15番 イ短調 作品132。
1975年12月にハノーヴァーのベートーヴェン・ザールで収録。
私は昔からこの第15番の弦楽四重奏曲が一番好きで、
高校生のときだったか?会社帰りの父と待ち合わせて、
まだ新しかったサントリーホールにはじめて出掛けて、
アルバン・ベルク四重奏団の演奏会を聞いたのだが、
そのときもこの第15番だった。真に偉大な作品である。
CDではこのラサール四重奏団の演奏を親しんできたが、
極めて現代的な発想によるベートーヴェンだと思うけど、
独特の厳しさと同時に滑らかで流線型の音作りであり、
今回もその強い輝きが印象的である。これこそ名盤だ。
40年前の録音とは思えない新鮮な感覚にあふれており、
改めて聞いても心に突き刺さってくるような衝撃もあって、
主張に満ちた表現、ベートーヴェンの最高傑作である。

DG 431 141-2

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2015年11月 8日 (日)

パリ管弦楽団 2011/2012

パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団によるライブで
ラフマニノフの交響的舞曲、幻想曲「岩」、ヴォカリーズ、
2011年10月19-21日にパリのサル・プレイエルで収録。
思いっきり鮮やかにメリハリが効いて、さすがに快調だ。
そして何よりも音が美しい。色彩のコントロールも絶妙で
濃厚なようで、爽快感が漂うし、じっくりと歌い込まれている。
パーヴォ・ヤルヴィの音作りって、細部にまで考え抜かれて
思考の結果としての描き込みの表現にあふれているけれど
しかしこれがそうでもなくて、感覚的にごく自然のうちに
そういうことができてしまうのではないかとそんな印象もあって
どちらにしても現在、最もセンスのいい指揮者であることは
間違いない。この切れ味のよさは、たまらないものがある。
私は交響的舞曲が大好きで、楽しみに聞きはじめたのだが、
幻想曲「岩」がまた素晴らしい。比較的珍しい作品だけど、
エド・デ・ワールトで聞いたことがあって、それ以来かと。
リムスキー・コルサコフっぽい絵画的世界が心地よい。

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2015年11月 7日 (土)

ヘルベルト・ブロムシュテット 9

ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による
シュターツカペレ・ドレスデンの演奏を聞いている。
R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの
愉快ないたずら」、メタモルフォーゼン、交響詩「死と変容」、
1989年2月5-9日にドレスデンのルカ教会で収録。
今回も感動的だ。ティルはブロムシュテットとしては、
物語的というか、情景が目に浮かぶ劇的な演奏だが、
メタモルフォーゼンでは、鮮やかに方向性を変えて、
精妙に響きの美しい演奏である。実は…私の中で
メタモルフォーゼンって、聞くといいのだけど、それまでが
どうも聞こうという気持ちにならない作品で、その点では、
日頃から敬遠している感があるのだが、この演奏はまさに
聞くとたまらなく素晴らしい音楽で、これぞ名演なのである。
そして「死と変容」だけど、こちらも最高だ。なんていい響き!
ドレスデンでのブロムシュテットの録音は、このシュトラウスが
最後となったのではないだろうか。ちょうどこの少し前から
ブロムシュテットはサンフランシスコ交響楽団との録音で、
一気にメジャーな存在となったのであり、多くの録音が
残されている。東西ドイツの統合で、東側のオーケストラも
大きく変貌していくことになるのだが、統一前の偉大な記録。

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2015年11月 6日 (金)

古今亭志ん生 「心中時雨傘」

志ん生師匠で圓朝作「心中時雨傘」を聞いている。
酉の市の場面があり、日暮里お諏訪様での心中は、
十一月二十一日のこと、まさにこの季節の噺である。
諏訪神社で心中があったのが慶応元年(1865)であり、
その発端となる根津の祭り前日の穴稲荷の事件が、
志ん生師匠は慶応三年(1867)としていて、ここは
文久三年(1863)というのが正しいのではないかと。
穴稲荷の仙太殺しで、お初と金三郎の取り調べに
どれだけの時間がかかったのかは不明なのだが、
翌年の元治元年(1864)十一月が酉の市の場面として、
さらに翌年の四月にお初の母を日暮里花見寺に埋葬、
その秋で慶応元年十一月二十一日に心中だとすると
年月がぴったりくるのだが、詳細は考察の必要あり。
志ん生師匠の語りは何とも味があって、感動的だ。

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2015年11月 5日 (木)

鷲神社 一の酉

今年も浅草鷲神社の一の酉に行ってきた。
かっこめの熊手御守りをいただきに。

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午後の早い時間で、ちょうどよかったのか、
参拝の列はまだ少ししか並んでいない。
去年は外の通りにまで、列が続いていた。

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今年はすぐにお参りできた。
御守りをいただいて、熊手を見て回る。

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「よいお年をお迎えください!」って、
もうそういう季節か…11月である。
今年もあとわずか…というのと
いやぁ、まだ早いよ!って、慌ただしい。
幸せな気持ちにしてくれる…熊手の力!

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今年も志ん橋師匠の熊手を発見!
小燕枝師匠と小里ん師匠もあった。
正蔵さん、三平さん、菊之丞さんもこちら。

お仲間とヨシカミで早晩御飯を食べて、
亀十最中と松風を土産に買って、帰ってきた。
新たな一年も幸運をかっこめ!でがんばろう。
その前に今年の酉の市は三の酉まであって、
二の酉が17日(火)、三の酉が29日(日)、
三の酉まである年は、火事が多いそうなので
注意しないと。賑やかな年の暮れになる。

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2015年11月 4日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(十七)

新吉とお久の仲を豊志賀がしつこく疑って、
そこに何も知らないお久が訪ねてくる場面だが、
師匠の好物で「煎豆腐(いりどうふ)の中へ
鶏卵が入って黄色くなったの」を持ってくる。
しかし豊志賀は、「私とお前とは弟子師匠の
間じゃアないか、何故お見舞にお出ででない」
と嫌味をいって、お久を帰らせてしまう。

「御飯でも喫(た)べようと膳立をしていると…
豊志賀「私が斯んな顔で」
疲れを休めようと思って、ごろりと寝ようとすると
(豊志賀が)ヒョイと起上って胸倉を取って…」
ついに新吉は逃げ出そうと大門町の伯父のところへ
相談に行くのだが、その途中でお久に遭遇して…

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2015年11月 3日 (火)

デニス・ラッセル・デイヴィス 2

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団で
ブルックナーの交響曲全曲を収録順に聞いていきたいと思う。
今日は交響曲第4番「ロマンティック」(1874年第1稿)
2003年9月16日にリンツ・ブルックナーハウスでライブ収録。
第1稿による演奏は、この録音の後、ノリントンとケント・ナガノで
たまたま続けて聞いたので、第1稿の認知度もかなり高まったと
私の中で感じていたのだが、ここで聞いても現行版とは違って、
もはや別の曲だなとやはり思うのである。毎度ながら面白い。
第1稿のスコアが求めるオーケストラの高い機能性を引き出して、
デニス・ラッセル・デイヴィスは、運動性と活力に満ちた音楽を
聞かせているのだが、改めて聞くと濁りのない明るい音色で
のびのびと自然な響きを生み出して、心地よく楽しんでしまう。
ブルックナーは、深い精神性で神格化される演奏が多いが、
初稿譜では、前衛的で革新に満ちた表現を求めているのであり、
そこには人間的な部分も存在して、同時に素直でもあるのだ。
しかしこれだけ複雑で支離滅裂な作品が、その後の改訂で
どうしてあんなに整理整頓されてしまったのかと…不思議。
もちろん通常の改訂版が優れているが、失われたものもある。

ARTE NOVA 82876 60488 2

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2015年11月 2日 (月)

アンドレ・プレヴィン 14

アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤルフィルによる
ブラームスの交響曲第4番と大学祝典序曲を聞いている。
1987年6月25,26日にロンドンのワトフォード・ホールで収録。
非常にスムーズで滑らかな展開はプレヴィンならではだが、
落ち着きがあって、ゆったりとした貫録は、ドイツ的でもある。
音楽を美しく聞かせているけれど、色彩を抑え、渋い響きは、
いかにもブラームスであり、スタンダードだ。独特の平衡感。
プレヴィンのブラームスの交響曲というのは、その後も実は
あまりイメージがないのだけど、ロイヤルフィルとの第4番が、
最初に発売されて、てっきりそのまま交響曲全集になるものと
当時は当たり前に考えていたのだが、続編は登場せずに
結果的に他の交響曲が録音されなかったのは、残念である。
一方でピアノ協奏曲の録音があるので、聞いてみたい。

TELARC CD-80155

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2015年11月 1日 (日)

11月1日の感想

高校時代の友人に誘われて、高三のときに
漢文を教わっていた先生のお宅にお邪魔してきた。
卒業したばかりの23年前?にもお伺いしたのだが、
帰ってからふと思い出したのは、前にお会いしたのは、
大学に入ったばかりの4月下旬だったような気がして、
どちらにしても記憶が不確かだ。当時の話にはじまり、
現在の社会における…その後二十年の激しい変貌で
今日までを振り返るのは、何とも楽しい時間であった。
話が弾んで、すっかり長っ尻の客になってしまったのは、
大いに反省。幸せな日曜日であった。友人にも感謝。

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