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2015年11月11日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(十八)

新吉が耐えきれずに豊志賀のところを飛び出して、
通りで偶然にお久に遭遇するのだが、そこでの台詞で
新吉「これはお久さん何処へ」
お久「あの日野屋へ買物に」
江戸っ子の「ひ」と「し」が区別つかないのは有名だが、
圓生師匠などで聞いても「しのやへ買物に」と聞こえる。
速記を見ると確認できるのだが、「日野屋」であった。
同じことがいえるのは、「お久」も「おしさ」と聞こえるので
「お久さん(おしささん)」と「お師匠さん(おっしょさん)」が
聞き分けが難しいという。まあ、内容でわかるのだが。

蓮見鮨の場面で、新吉は酒が飲めないからと
新吉「沢山は飲みませんが、五勺ばかり味醂でも…」
味醂を飲むのは、兄新五郎と共通であり、ここも意味深。
父新左衛門は酒乱だが、息子二人は兄弟で下戸である。
お久と下総の羽生村に逃げる相談をしているのだが、
お久「お前さんと云う方は不実な方ですねえ」といって
見る見るうちに顔が腫れ上がり、まるで豊志賀のよう。

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