« 11月20日の感想 | トップページ | パリ管弦楽団 2012/2013 »

2015年11月21日 (土)

ロンドン交響楽団

サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団で
シベリウスの交響曲を収録順に聞いてきた。
交響曲第1番(2006年9月)と第4番(2008年7月)、
ロンドンのバービカン・センターでライブ収録されている。
コリン・デイヴィスの三度目の交響曲全集もこの録音で
完成である。2008年の第4番が最も新しい演奏だが、
このシリーズに共通する思い入れたっぷりの描き込みで
豊かな情景と独特の雰囲気が印象的である。ゆったりと
大きな表情で巨匠の余裕もあって、個性的な仕上がりだ。
しかし作品への理解の深さは格別で、細やかな表情付け、
軽やかな動きは鮮やかに、研き抜かれた響きは美しい。
シベリウスの音楽は爽やかで、濃厚という感じではないが、
これまで聞いた中でも最高の濃密な表現を実現している。
そして最後の第4番では、さらにさらに繊細で緻密な響き、
透き通るような感覚とこの不思議なほどの明瞭さは感動的。
徹底して弱音を追求しつつ、一方で真実を突き詰める…
その強い意志は圧倒的で、この全集でも最高の名演だ。

LSO Live LSO0601

|

« 11月20日の感想 | トップページ | パリ管弦楽団 2012/2013 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/62724991

この記事へのトラックバック一覧です: ロンドン交響楽団:

« 11月20日の感想 | トップページ | パリ管弦楽団 2012/2013 »