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2016年1月21日 (木)

ラサール四重奏団 12

ラサール四重奏団でベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第16番 ヘ長調 作品135。
1976年12月にハノーヴァーのベートーヴェン・ザールで収録。
ベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲で、しかし非常に軽く、
簡潔にまとまっている中で、複雑で緻密な作風が印象的だ。
偉大なるベートーヴェンが、最後に到達した境地というのが、
ここにはっきりと形に示されており、感動的な作品である。
極めて明瞭な現代性を特長とするラサール四重奏団だが、
ここでもキッパリと厳格なリズムを刻んで、それが結果的に
古典的な要素を明らかにしているのは面白い。作品としては
可能性に満ちて、古典派の響きを超越しているのだが、
安易にロマン派的な方向へと流されてしまうのではなく、
ラサール四重奏団の主張は力強く確固としたものである。

DG 431 141-2

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