« バイエルン放送交響楽団 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 10 »

2016年2月 9日 (火)

バイエルン放送交響楽団

サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団による
ワーグナーの楽劇「ラインの黄金」で第3場から後半。
2015年4月24,25日にミュンヘンのヘルクレスザール。
第3場の地底のニーベルング族の場面は好きである。
ずっと先の楽劇「ジークフリート」などでも重要な役柄だが
アルベリヒとミーメのグロテスクな存在って極めて個性的。
「ニーベルングの指環」の面白さがそこに集約されている。
楽劇「神々の黄昏」におけるハーゲンはアルベリヒの呪いを
受け継ぐ存在で、やはりすべては冒頭のライン河の場面で
アルベリヒのラインの黄金の略奪にはじまっているのである。
「ニーベルングの指環」の物語の全体を意識しながら聞くと
発端である楽劇「ラインの黄金」は、面白くて仕方がない。
音楽も極めて充実している。ジークムントやジークフリート、
ブリュンヒルデといった主役の不在もあって、物語が主役、
そこがまた楽しみであるのかもしれない。至福の満足感。
CD制作では、演奏会形式での収録というのがいいのかも。
劇場の舞台上での臨場感は生まれないのかもしれないが、
シャープな仕上がりになって、何よりもディテールが魅力。
最後のところになるが、神々のヴァルハラ城への入場で
ラインの乙女たちの嘆きが遠くから聞こえる距離感がいい。
ラトルのCDは、何としてもこの続編を出してほしいのだが…

BR 900133

|

« バイエルン放送交響楽団 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 10 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/63188866

この記事へのトラックバック一覧です: バイエルン放送交響楽団:

« バイエルン放送交響楽団 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 10 »