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2016年2月 3日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(二三)

水門前でのお久殺しの場面である。

お久「いいえ貴方は見捨てるよ、見捨てるような人だもの」
新吉「何でそんな、お前の伯父さんを便(たよ)って
厄介になろうと云うのだから、決して見捨てる気遣は
ないわね、見捨てれば此方(こっち)が困るからね」
お久「旨く云って、見捨てるよ」
新吉「何故そう思うんだね」
お久「何故だって、新吉さん私は斯(こ)んな顔になったよ」

ここで「私はこんな顔…」の台詞が出た。
いうまでもなく、これは豊志賀の台詞である。
お久の顔が見る見るうちに腫れ上がって、
死んだ豊志賀の顔に見えてくるという。
新吉は夢中になって、鎌でお久を殺害するが…
そこでボサッカの茂みから土手の甚蔵が姿を現し、
取っ組み合いになるけれど、落雷の隙に逃げ出して、
甚蔵は泥棒を取り押さえる…などといっているが、
懐にある金を撒きあげるのが、狙いであった。
一文無しの新吉で当てが外れるのだが。

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