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2016年3月22日 (火)

第132回 柳家小満んの会

神奈川県庁に設計業務の年次報告を出しに行って、
建築安全課が本庁舎から新庁舎の11階に移転して、
受付時間は16時30分までだが、その少し前に出して、
小満んの会までは、有隣堂本店で時間をつないでいた。
あっという間に時間も過ぎて、馬車道の関内ホールへ。

柳家小はぜ:たらちね
柳家小満ん:おすわどん
柳家小満ん:花見酒
柳家小満ん:愛宕山

「花見酒」と「愛宕山」で「無駄」というキーワードが出てきたが、
それは十銭をやったり取ったりして、三升の酒を飲んでしまった。
オチで「無駄がない」という。「愛宕山」では、無駄なことをして
わざわざ幇間を連れて、京都にまで来ている。その「無駄」が、
贅沢であり、楽しみであり…旦那の道楽であるとそんな台詞?
でも「おすわどん」には、「無駄」の台詞は出てこなかったような。
内容では、三席とも…思い込んで、失敗するという噺である。
二年前の日本橋の会で「おすわどん」を聞いているのだが、
好きな噺だな…と思った一方で、その後は聞いていないので
すっかり忘れてしまっていたけれど、やはりこの噺は面白い。
「おそばうど~ん」を思い込みがあるから「おすわどん」って、
聞いてしまうのだが、そこまでが気味の悪い怪談風の展開で、
からくりが分かってからは、そのバカバカしさが魅力なのである。
また…もうこの先、なかなか聞く機会がないと忘れてしまうので
後半の噺を記録しておくと…雇われた道場の先生は、今さら
聞き違いだったなどといえないから、そば屋の首を落とすと
それではたまらないので、そばがきを作るそば粉の袋を渡し、
そば屋の子で「そば粉」だと、手打ち(手討ち)にしてください…
というのがオチだ。最後は一気に加速して、バカバカしくなる。
そこが何ともよくって、落語であり、私はこの噺は好きである。
二席目はお馴染みの「花見酒」だが、寄席で12分の噺かと
軽く見ていたら、細やかに丁寧に演ると違うものだと驚いた。
この兄さんが悪知恵を働かせて、ズルのドジかと思っていたが、
小満ん師匠では、いい人だな…って、すると間抜けなのである。
開花に合わせ、春限定になるけれど、楽しくかわいらしい噺だ。
そして「愛宕山」。もっと文楽師匠の雰囲気が色濃く出るかと
予測していたが、私の感想では小満ん師匠の「愛宕山」だった。
もちろん忠実に文楽師匠の芸を継承しているのだろうけれど。
毎回、山登りの場面が印象的だが、朝飯前が、歌いながら…
だんだんしんどくなってきて、息も切れるし、汗だくになってくる。
その辺では、春から初夏へと向かって行くようで、季節感でも
なんとも気持ちよかったのだ。かわらけ投げの場面もあるし、
現在のイメージに置き換えれば、春の遠足のようでもある。
陽をたっぷり浴びて、そんな爽やかな後味になったところで、
次回は5月19日(木)の第133回 横浜 柳家小満んの会、
演目は「がまの油」「馬の田楽」「抜け雀」の三席である!

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