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2016年4月30日 (土)

ラサール四重奏団 14

リゲティの作品集からラサール四重奏団の演奏で
弦楽四重奏曲 第2番(1967-1968)を聞いている。
1969年12月にミュンヘンのプレナー・ザールで収録。
大学生の頃に現代音楽に夢中になったのだが、
リゲティやブーレーズ、ベリオやシュトックハウゼンなど
これらのCDで覚えていったのであり、素晴らしい。
ラサール四重奏団の演奏は、1969年で古いのだけど
驚くべき鮮やかさ、明瞭度の高い音色は鋭く響き渡り、
演奏の現代感覚もあるけれど、音楽はいま聞いても
圧倒的に新鮮である。現代音楽は心地よいのであり、
楽しめるのであり、その魅力を伝える偉大な演奏。

DG 423 244-2

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2016年4月29日 (金)

アルバン・ベルク四重奏団 5

アルバン・ベルク四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調。
1991年12月にセオンの福音教会で収録されている。
この作品の独特な緊張感を緻密な演奏が明瞭に伝えて、
ハ短調の引き締まった音楽は、厳格な仕上がりなのだが、
同時に音色の美しさが絶妙なバランスを生み出しており、
そこはまさにアルバン・ベルク四重奏団ならではの印象。
この曲をはじめて聞いたのもFMで放送された同時期の
アルバン・ベルク四重奏団の東京公演であったので、
やはり特別な想いがあるし、何より聞いていて落ち着く。

WARNER 082564 677 1479

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2016年4月28日 (木)

4月28日の感想

連休に入る前に父の納骨を済ませることができた。

20160428a

生憎の雨になってしまったけれど、
かなり奥地の公園墓地で景色はいい。

20160428b

うちのお墓から見える景色はこんな感じ。

20160428c1

20160428c2

墓地の権利書を見ると平成7年5月8日となっていて、
ちょうどこの時期で4月の日曜日に現地を見に来て、
申し込みをして、連休明けに契約が完了したのだった。
21年もの間、誰も入らずに無事に来られたのだから、
それは幸せだったのだと改めて思うのである。

20160428d

父がこの近くの山によくハイキングに来て、
それで場所を気に入って決めた墓地なので、
一人で墓に入っているのは寂しいと思うが、
やっと落ち着けて、安らかに眠ってほしい。

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2016年4月27日 (水)

イルジー・ビエロフラーヴェク 8

イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルによる
ドヴォルザークの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第7番 ニ短調 作品70で
2012年12月17-21日にプラハのルドルフィヌムで収録。
ゆったりと聞かせて、穏やかな印象のチェコフィルだけど、
必要以上に大袈裟にすることはなく、しかし深みある響き、
自然な表情でじっくりと歌い上げて、この上ない感動である。
チェコフィルはさすがとしかいいようがなく、聞けば聞くほど
究極的にも思えてきて、これこそ求めていたものだ!って。
最後に行きつくところは、こうした境地なのかもしれない。

DECCA 478 6757

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2016年4月26日 (火)

hr交響楽団 2012/2013

パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr交響楽団によるライブで
ニールセンの交響曲全曲を収録順に聞いてきた。
最後に第4番「不滅」で2013年4月18,19日の
フランクフルトのアルテオーパーでの録音である。
有名な「不滅」であるが、パーヴォ・ヤルヴィで聞くと
ずいぶん印象が違ってきて、それには驚かされる。
描き込みの密度が全く違っており、とにかく豊かだし、
音の情報量は圧倒的で、それが鮮やかで、力強く、
さらには勢いに満ちて、間違いなく超名演である。
楽しくて仕方ないのだ。この演奏を聞いていて、
ニールセンが好きにならない人はいないだろう。
いま最も勢いに乗るパーヴォ・ヤルヴィではあるが、
それにしても夢中にさせるものがある。もう最高!

RCA 88875178802

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2016年4月25日 (月)

ロンドン交響楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団で
マーラーの交響曲全集を収録順に聞いている。
交響曲第2番「復活」で2008年4月20,21日に
ロンドンのバービカン・センターで収録されている。
今回もしなやかで、繊細な響きが効果的なのは、
この交響曲の大袈裟で巨大なイメージを和らげ、
虚飾のない真実に触れているようで喜びである。
それにしても美しい演奏であり、久しぶりに聞くと
やはりマーラーの「復活」は、なんとも感動的だ。
ゲルギエフのマーラーには、室内楽的な透明感が
あふれているのであり、その新鮮さに驚かされる。

LSO Live LSO0730

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2016年4月24日 (日)

ユンディ・リ 4~ショパン

ユンディ・リの新譜でショパンのバラード(全曲)、
子守歌 変ニ長調 作品57、4つのマズルカ 作品17
2015年12月にベルリンのニコデムス教会で収録。
前回の24の前奏曲に続いて、すぐに気に入ってしまった。
ユンディ・リは、アクロバットなスピード感覚に走りがちで
あまりに度が過ぎると味気なく聞こえることがあったのだが、
このところの演奏では、少し余裕も出てきて、より自然体に
それによって音に深みも増して、感動的な仕上がりである。
なんともいい響きだ。後半のマズルカが、またさらに味わい。

DG 00289 481 2443

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2016年4月23日 (土)

アルバン・ベルク四重奏団 4

アルバン・ベルク四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いていきたい。弦楽四重奏曲 第2番 イ短調。
1991年11月3日にサンクトペテルブルクでライブ収録。
穏やかに聞かせている印象があって、まさに夜の音楽。
美しい音色で独特の明晰な音楽だけど、激しさは抑え…
しかし第3楽章以降、後半へ行くにしたがって、鋭くなり、
集中度が高まっていくところは、今回も鮮やかな仕上がり。
こちらは1990年代の再録音だが、1970年代の録音もあり、
古いメンバーでの演奏で、比較で聞いてみたくなってしまう。

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2016年4月22日 (金)

東海道の風景から 65~品川宿

酉の市のお仲間と品川宿を歩いてきた。
目標は吉田家さんのおそばだったのだけど…

20160422a

丸屋という履物屋さん。下駄と雪駄。

20160422b

遠州家で有名な閻魔いなりと豆大福を土産に
ピリ辛で胡麻入りのいなりがおいしい。

寄り道が楽しいのだけど、のんびりしていたら…
そばの吉田家に着いたのが14時10分。
「準備中」。14時から休憩に入ってしまった。

20160422c

立会川の商店街で大村庵に入ってみた。
昭和四年創業で、「砲台そば」という…
えび天を大砲に見立てた天ぷらそば。
初代が芝増上寺近くに店を開き、
立会川に移転してからも六十年とある。

20160422d1

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お馴染みの鈴ヶ森。刑場の跡である。
第一京浜に合流で、今回はここまで。

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2016年4月21日 (木)

イルジー・ビエロフラーヴェク 7

イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルによる
ドヴォルザークの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第3番 変ホ長調 作品10で
2012年12月17-21日にプラハのルドルフィヌムで収録。
交響曲第1番と第2番はあまり印象に残らないのだが、
この第3番以降は圧倒的に素晴らしい作品となり、
やはり聞く機会は少ないが、私の中では重要である。
「タンホイザー」からの引用やワーグナー風の作風だけど
たしかにその傾向があり、その辺が好きな理由かなと
しかし音色はまさしくドヴォルザークの清々しい響きだし、
明るく前向きに…どこを聞いても音楽は楽しいのである。

DECCA 478 6757

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2016年4月20日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(二六)

土手の甚蔵に脅かされ、新吉はお久の殺害を認め、
豊志賀とのこれまでの話を聞かせる場面である。

甚蔵「分らねえ畜生だナ、手前(てめえ)殺したと打明けて云えよ、
手前の悪事を、己は兄分だから云う気遣(きづけえ)はねえ、
お互(たげえ)に、悪事を云ってくれるなと隠し合うのが
兄弟分のよしみだから、是っぱかりも云わねえから云えよ、
云わなければ代官所へ引張(ひっぱ)って行くぞ、さア云え」
新吉「ヘエ、何うも、ち…些(ちっ)とばかり、こ…殺しました」

甚蔵の脅しである。この台詞も圓生師匠で聞くと好きだ。
いかにも悪党という感じ。新吉もたまらず観念してしまう。

新吉「詳しい事を申しますが、私(わたくし)は根津七軒町の
富本豊志賀と申す師匠の処へ食客(いそうろう)に居りますと、
豊志賀が年は三十を越した女でげすが、堅い師匠で、
評判もよかったが、私が食客になりまして、豊志賀が
私の様な者に一寸(ちょっと)岡惚(おかぼれ)をしたのでな」
甚蔵「いやな畜生だ惚気を聞くんじゃアねえ、女を殺した訳を云えよ」
新吉「それから私も心得違いをして、表向は師匠と食客ですが、
内所(ないしょ)は夫婦同様で只ぶらぶらと一緒に居りました、…」

これから先、今日までの豊志賀とのことが長々と語られる。

甚蔵「気味(きび)の悪い奴が飛込んで来たな、…、
鎌を手前(てめえ)が持って居るから悪(わり)いのだ」
新吉「鎌も其処(そこ)に落ちて有ったので、其処へお久が
転んだので、膝の処へ少し疵(きず)が付き、介抱して居るうち
然(そ)う見えたので、それで無茶苦茶にやったので、拾った鎌です」
甚蔵「そうか、此の鎌は村の者の鎌だ、そんならそれで宜いや、…

お久殺しに使われた鎌が、村の者のだとわかると…
別に強請る相手が見つかって、甚蔵はすぐに考えを切り替えて、
「そんならそれで宜いや」は面白い。この辺の台詞は最高だ。

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2016年4月19日 (火)

ミヒャエル・ギーレン 3

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第1集)から
今日はハイドンの交響曲を三曲聞いている。
ザールブリュッケン放送交響楽団との演奏で
交響曲 第95番 ハ短調(1969年2月6日)
そして南西ドイツ放送交響楽団との演奏だが、
交響曲 第99番 変ホ長調(1988年6月13,14日)
交響曲 第104番 ニ長調(1987年11月25,26日)
バーデン・バーデンのハンス・ロスバウト・スタジオで収録。
これら一連の録音を聞いていて思うのは、1960年代の
ザールブリュッケン放送交響楽団との演奏が素晴らしい。
ギーレンといえば現代音楽とマーラーやシェーンベルクの
イメージがあるのだが、古典的な作品を端正に聞かせて、
その立派な響きは真っ直ぐにとにかく迷いがないのである。
1980年代になると録音にも広がりが出て、豊かな印象だが、
厳しい造形は変わらず、辛口な仕上がりを基調としつつも
そこにユーモアと刺激が加えられて、ギーレンならではだ。

SWR>>music CD-No.SWR19007CD

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2016年4月18日 (月)

阿蘇大橋の地震被害

20160418c

20160418d

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朝日新聞デジタルの阿蘇大橋付近の写真だが、
4月16日の地震で、橋が姿を消してしまう被害。
跡形もなく地形が変わってしまったのは衝撃的。

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熊本城の地震被害 2

20160418a

朝日新聞デジタルの熊本城の写真だが、
4月16日のM7.3の地震で、ついに瓦は
すべて落ちてしまった。ここまでの被害は驚き。

20160418b

石垣も崩れてしまって、壊滅的被害であり、
この先、どう復興させるのだろう…って、
考えてしまうが、この地震そのものが歴史だ。
熊本城は西南戦争のときに焼失しているそうで
現在の天守閣は昭和35年に再建されたとある。

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2016年4月17日 (日)

今日の月は…月齢9.7

20160417

春の嵐でひどい雨、午後は強風だったのだが、
夕方は久しぶりにきれいな青空が広がった。
夜になっても強い風が続いている。気温は高め。
18時19分に東の空高くに見えた月齢9.7の月。
今日の日の入りが18時16分でその直後である。
この先は、22日の金曜日が満月(月齢14.7)だ。

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2016年4月16日 (土)

hr交響楽団 2011/2012

パーヴォ・ヤルヴィ指揮hr交響楽団によるライブで
ニールセンの交響曲全曲を収録順に聞いている。
第6番「素朴な交響曲」で2011年12月8,9日の
フランクフルトのアルテオーパーでの録音である。
第6番も聞いてはいるのだが、詳しくはないので、
パーヴォ・ヤルヴィの緻密な解釈、音作りに注目して
改めて聞いてみると楽しくて仕方がない。鮮やかで
「素朴」とはいうけれど、ニールセンの精密な音楽に
すっかり引き込まれてしまう。録音も優れており、
その音響効果に大興奮!色使いに感動した。

RCA 88875178802

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2016年4月15日 (金)

4月15日の夕刊から

朝日新聞の夕刊で気になる記事が二つ。

昔は清掃法という法律があったらしい。
1954年に制定された。年に一度以上の
大掃除が義務付けられていた。
地域ごとに実施日が決められて、
伝染病が流行る梅雨の前に行われたとか。

ジェームズ・レヴァインがメトロポリタン歌劇場の
音楽監督を今シーズン限りで辞めるらしい。
体調のことが理由で、今後は名誉音楽監督になる。
レヴァインは1971年に同歌劇場にデビューして、
1976年からの40年間、音楽監督を務めた。
40年という月日はあまりにも長い。どうしたら
そんなに長く続くものかと不思議なぐらい。
長くやっていれば、楽員ともめることもあるし、
ファンだって、いい加減、飽きが来るはずである。
そこを40年も続いたのだからレヴァインはすごい。

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熊本城の地震被害

20160415

朝日新聞デジタルにあった写真だが、
今回の地震で熊本城の被害は驚きだ。
つい先日もブラタモリの「熊本城」で
見たばかりだったので、ショックである。

今回の熊本の地震は、活断層が原因で
阪神・淡路大震災に近いようだが、
瓦が飛んでいる被害が多く見られて、
震源が浅く、それだけ振動における
水平方向の加速度が大きかったようである。

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2016年4月14日 (木)

ロリン・マゼール 24

ロリン・マゼール指揮フランス国立管弦楽団で
マーラーの交響曲 第1番「巨人」を聞いている。
1979年3月にパリで収録。マゼールは1981年に
ホルストの「惑星」、ラヴェル、プロコフィエフと三枚分、
フランス国立管弦楽団と続けて録音しているのだが、
その二年前にマーラーの録音があったとは知らなかった。
この直後にウィーンフィルとの交響曲全集がスタートして、
「巨人」も1985年に再録音されているので、その存在が
忘れられてしまったのかもしれない。これは興味深い。
明るい音色で、緻密なイメージよりも健康的な仕上がり、
マーラーの民謡性と世俗的な要素を強調しているように
感じられる。マゼールは1977年からこのオーケストラの
首席客演指揮者を務めており、定期的に出演していたと
思われるが、他には録音は残されていないのだろうか。
ビゼーの「カルメン」(1982)やヨー・ヨー・マとの協奏曲、
それにヴィヴァルディの「四季」(1983)があるらしい。

SONY 88697932382

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2016年4月13日 (水)

圓朝速記~真景累ヶ淵(二五)

土手の甚蔵と新吉が兄弟分の固めをする場面である。

甚蔵「兄弟分に成ったから兄に物を隠しちゃアいけねえぜ」
新吉「ヘエヘエ」
甚蔵「お互(たげえ)に悪い事も善(い)い事も
打明けて話し合うのが兄弟分だ、いゝか」
新吉「ヘエヘエ」
甚蔵「今夜土手で女を殺したのはお前(めえ)だのう」

兄弟分の盃を交わした途端に甚蔵が新吉を脅かすという
このやりとりも面白いのである。甚蔵の狙いは金なのだが。

甚蔵「居られなければ出て行け、さア居られなければ出て行きや、
無理に置こうとは云わねえ、兄弟分になれば善い悪いを
明(あか)しあうのが兄弟分だ、兄分の己の口から縛らせる
気遣(きづけえ)ねえ、殺したから殺したと云えと云うに」

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2016年4月12日 (火)

4月12日の感想

土地・建物の相続手続きに法務局に行ってきた。
最も難易度が高く、三回ぐらいは通うことになる…
と聞いていたのだが、事前にネットで必要書類を
よく調べて行ったので、揃っている…ということで
相談コーナーで教えてもらいながら書類を作って、
いわれたとおりにそのまま記入しただけなのだけど、
申請を出してくるところまでできた。問題なければ、
21日以降に証明書を受け取りに行くことになる。
ひとつ用事が済んだ。難しいと思っていたので、
ホッとした。しかし疲れる。慣れないと大変だ!

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2016年4月11日 (月)

ミヒャエル・ギーレン 2

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第1集)から
今日は続いて、モーツァルトの作品を聞いている。
ザールブリュッケン放送交響楽団との演奏で
歌劇「魔笛」序曲(1968年5月4日)
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲(1969年2月7日)
シュトゥットガルト放送交響楽団との演奏で
劇音楽「エジプト王タモス」K.345(1973年2月12日)
シュトゥットガルトのリーダーハレで収録されている。
そして南西ドイツ放送交響楽団との演奏だが、
交響曲 第36番 ニ長調 K.425「リンツ」
1989年6月21日にハンス・ロスバウト・スタジオで収録。
きびきびとした音作りで、その鋭さ、厳しさに痺れてしまう。
ギーレンの音が辛口だといわれる…まさにその感じで
隅々にまで徹底して、端正な響きを追及して、明瞭。
個性的というのではなくて、むしろこの厳格な響きは、
ベームやサヴァリッシュの音を思い出すのである。
なんて素晴らしいモーツァルトなのだろう。感動した。

SWR>>music CD-No.SWR19007CD

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2016年4月10日 (日)

4月10日の感想

日曜日、朝寝坊にはじまって、何にもしない一日を
過ごしてしまったような…午後、「日本の話芸」で
さん喬師匠を見て、それから髪を切りに行って、
それだけはきちんとこなしたのだが、それで夕方。
このところ、歩いていないし、どうも出不精になって、
昨日は神奈川新町から横浜駅西口まで歩いて、
京急の駅で、神奈川新町・仲木戸・神奈川・横浜で
三駅分では、やはり大したことないか。歩かないと!

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2016年4月 9日 (土)

黒門亭で菊丸・小燕枝・小ゑん

今日は通しで聞こうと朝早くから黒門亭に行ってきた。
第1部は菊丸師匠と小燕枝師匠が「笠碁」をネタ出しで
第2部は小ゑん師匠の「春宵値千金」である。春満開!

第1部
桃月庵ひしもち:道灌
三遊亭粋歌:保母さんの逆襲
古今亭菊丸:ちりとてちん
三遊亭窓里:親子酒
柳亭小燕枝:笠碁

粋歌さんの新作という先入観がいけなかったのだけど、
後で気付いたのは、彦いちさんの「保母さんの逆襲」だった。
かなり驚き!演者が変わると印象も違ってくるし、同時に
粋歌さんのものになっているということなのであろう。
でもいま思えば、彦いちワールド全開だった。面白い。
菊丸師匠が「ちりとてちん」で、お世辞の上手い金さんが
鯛の刺身や鰻の蒲焼きを食べるけど、こちらもちょうど
お腹の空いてくる時間で、おいしそうで…おいしそうで…
逆に口の悪い六さんは、腐った豆腐を食べさせられて、
苦しそうに真っ赤になって流し込むところはリアルすぎる。
この噺の見せる部分で、菊丸師匠はやはり見事だった!
川越の市会議員でもある窓里さんだが、ギリギリ発言に
ハラハラしてしまう。本音トークは痛快ではあるのだが。
落語家としてはいいのだけど、でも政治家にありがちな…
サービストークが揚げ足取られて、致命的な失言となる…
そんな危険を感じるのである。まあ、黒門町の一室で
シークレットな空間ということで、内容は忘れたことにして。
そして小燕枝師匠の「笠碁」である。つい数日前にも
小満ん師匠の「笠碁」を聞いてきたが、どちらについても
一言一句、丁寧に柳家の「笠碁」が受け継がれていて、
つまりどういうことかというと言葉は正確に同じなのである。
その芸の継承に感動してしまった。本当に素晴らしい。
しかし今回の小燕枝師匠のオチは少し追加されていて、
笠から雨水が滴り落ちて、盤の上の水を拭き取るのだが、
「お前さん、まだ被り笠取らない」の後、お互い機嫌が直って、
今度は二人そろって、「碁を打つのは長生きの励みですよ」と
相手を称え合うのだが、それを横で見ていた番頭さんが一言、
「碁敵とはいいながらお互いに一目置いている」というサゲ。
毎度、書いているが、「笠碁」って本当に好きな噺である。

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第2部
桃月庵ひしもち:子ほめ
柳亭市江:だくだく
桂文生:酔虎伝
春風亭柳朝:蜘蛛駕籠
柳家小ゑん:春宵値千金

市江さんが明るく元気な「だくだく」であり、続いて文生師匠が、
新作を作る、残す難しさ…のような話題から様々な昔話だが、
黒門町の文楽師匠や圓生師匠の話で興味深いこと満載である。
今だから話せるような暴露ネタという内容も入ってくるのだけど、
すべてが貴重であり、こういう話はいくら聞いても興味が尽きない。
文楽師匠がいかに偉大だったのか…の芸談は素晴らしかった。
大須演芸場から戻ってきたという柳朝さんが「蜘蛛駕籠」である。
相変わらず何ともいい空気を出していて、その抑揚が魅力なのだが、
噺における表情作りであり、ますます楽しいのである。しかしそこには
現代的な要素も入っていて、その辺は聞く人の気分次第かな…という。
今日のトリは小ゑん師匠の「春宵値千金」である。この噺については
ラジオデイズに音源があり、私は大好きで繰り返し聞いてきたのだが、
実演で聞くのははじめて。なので、すごく注目していた。いい噺である。
大正時代の東京の暮らしぶりが表現されていて、その点、古典では、
江戸と思っているのが明治であり、明治以降かな…と思っているのが
大正の頃でもあって、なかなか難しいのだが、ここでは様々に大正の
東京の風景がハッキリと描き出されていて、それは非常に勉強になる。
そこが面白さともいえるであろう。春宵で満開の桜の場面が出てくるが、
江戸と変わらぬ上野の桜もどこか近代化の空気が感じられるのであり、
同時に人の想いにも新しさがあって、落語の噺の中で、時代の変化を
明確に打ち出したことは、素晴らしいことだ。小ゑんファンの間では、
この「春宵値千金」が一番人気だと昔から聞いていたのだが、今回、
桜も散り際の春の名残りに、実に絵になる美しい一席であった。

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いつものように山手線で品川まで出て、そこからは京急だが、
快特を京急川崎で降りることにして、急行で神奈川新町へ。

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九州らぁめん「たまがった」の神奈川新町本店で食べてきた。
横浜西口店は行ったことあったのだけど、本店ははじめて。
久しぶりに九州らーめんを「バリカタ」で注文して、この麺の感じ、
口の中でモゴモゴする粉の具合がたまらない。スープは濃厚。

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2016年4月 8日 (金)

アルバン・ベルク四重奏団 3

アルバン・ベルク四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いていきたいと思うのだが、今日はその前に
エリーザベト・レオンスカヤと共演したピアノ五重奏曲。
1987年6月21日にウィーン・コンツェルトハウスで収録。
モーツァルト・ザールでのライブ録音である。どうしても
この曲はピアノに耳が行ってしまうのだが、80年代後半で
レオンスカヤが世界的に知られるようになった時期であろう。
ピアノはゆったりと穏やかな雰囲気が漂っているのだが、
アルバン・ベルク四重奏団がシャープな音楽性で鋭利に
後半に行くにつれて、ますます研ぎ澄まされてくるので、
全体に緊張度が増して、聞いているこちらも集中力が
上がってくるところは感動的だ。ブラームスの傑作である。

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2016年4月 7日 (木)

4月7日の感想

20160408

昨日はいい天気だったのに…朝から雨。
昼の前後に出掛けたら、一番ひどく降っていた。
そして夕方には風も強まって、春の嵐になり、
これでは桜も散ってしまったかも。残念。
その頃の空である。18時19分で日没の後。

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2016年4月 6日 (水)

新宿末廣亭 4月上席

朝日新聞で末廣亭の招待券が当たって、
今日は母を連れて、新宿へ行ってきた。
4月上席(昼)は小満ん師匠がトリなので、
平日の条件付きだけど、今週に決めていた。

昼席
柳家小かじ:出来心
柳家わさび:強情灸
ダーク広和:奇術
柳家三之助:のめる
隅田川馬石:鮑のし
笑組:漫才
柳家我太楼:権助芝居
桃月庵白酒:粗忽長屋
林家ペー:漫談
入船亭扇好:持参金
柳家さん福:五目講釈
三遊亭小円歌:三味線漫談
三遊亭金馬:孝行糖
-仲入り-
春風亭朝也:宮戸川
ホンキートンク:漫才
柳家三三:道具屋
柳家一九:桃太郎
翁家社中:太神楽曲芸
柳家小満ん:笠碁

わさびさんから三之助さん、馬石さん、我太楼さん、白酒さんと
若手による前半の流れが、なんともよかった。特に我太楼さんの
権助キャラには味があって、田舎芝居の七段目は面白すぎ。
小満ん師匠はお得意の「笠碁」であった。何度聞いてもいい。
旦那は碁の相手のいない苛立ちを小言で紛らわしているのだが、
店の外に友人が現れることで、ころっと機嫌が直ってしまったり、
小さなことにもいちいち一喜一憂して、その細やかな場面描写や
豊かな表情、満面の笑みは絶品である。「笠碁」は大好きだ。

父が昔、母親(私の祖母)を鈴本(建て替え前の鈴本である)へ
寄席見物に連れていったそうなのだけど、私も母と二人残って、
父と同じことをしているな…って、ちょっと親孝行の一日であった。
自由に出掛けられるようになったので、また小満んの会へ行こうと
誘っているのだが、やっぱり寄席はいいと楽しそうであった。

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2016年4月 5日 (火)

横浜の風景から 458~桜

近所の桜も満開で、車を駐車場に入れて、
ついつい寄り道、公園めぐりをしてしまった。

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今回も善部第二公園の桜から。

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こちらは善部第一公園の桜。

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同じく善部第一公園だが、隣の柳の木もきれい。

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2016年4月 4日 (月)

4月4日の感想

春で固定資産税と都市計画税の請求が来ているが、
父の口座が使えなくなっているので、引き落とせず、
私の方へ変更する手続きをしたのだが、それに絡んで
土地と建物の相続手続きもしなくてはいけない…って、
調べてみたところ、なかなか難しくて、厄介である。
戸籍謄本も住民票も印鑑証明も用意してあるので、
このまま進めた方がいいのだけど、費用もかかる。
慣れないことばかりで、勉強になるけど、本当に大変。
とりあえず法務局に相談に行ってみなくてはいけない。

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2016年4月 3日 (日)

ザハ・ハディド死去

3月31日、ザハ・ハディドが亡くなった。65歳。
「マイアミの病院で心臓発作のため死去」
このニュースには驚かされた。こうなってみると
いろいろな意味で、新国立競技場の設計が
白紙撤回されていて、よかったのかもしれない。

20160403

正直な話、コンペ案が最初に発表されたとき
このCGは衝撃的だった。その衝撃のままに
この通りに完成していれば、世界に誇れる…
最先端の建築が実現されたのかもしれない。
しかしその後、変更が重ねられ、跡形もない
みっともない案に塗り替えられてしまったので
それでは納得できないし、価値も失われた。
計画の変更を説明する場にザハ・ハディドが
姿を現したことがないし、修正案にどれだけ
関わっていたのか知らないが、全くの別案だ。

我々が学生だったときにポロ・アンド・ムサヴィの
横浜港の大桟橋客船ターミナルが同じように
建設不能と予算オーバーで頓挫していたのだが、
西洋建築史の吉田鋼市先生が授業の中で
(当時は横浜国立大学助教授)、「赤字になっても
ニュースになって、観光客がどっと来るのだから
巨大な経済効果を生み出して、建築というものは、
何が何でも作らなければいけない…」とおっしゃって、
それはおそらく…ヨーロッパの大聖堂の建設など
そのときは無謀な行いと思われても乗り越えることで
人類にとっては偉大な成果が得られることもある…
そんな話題からの脱線だったのではと思うのだが、
その後に大桟橋客船ターミナルは、ワールドカップの
開催に合わせて、無理やりに(建設費の追加予算が、
当時の横浜市議会で大問題になった)実現されて、
しかし現在も横浜の人気観光スポットになっているし、
ドラマやCMでもよく撮影に使われて有名なのである。
時間が経って、いまさら建設費の高騰に文句をいう人も
いないわけで、横浜を代表する名建築のひとつなのだ。

あとこれも学生だった頃の話だが、ザハ・ハディド、
それに有名なのがダニエル・リベスキンドだが、
ペーパー・アーキテクトとして、実現性のない建築、
建設不能な空想の建築ばかりを考えている…
というイメージがあったので、その後、いくつも
プロジェクトは実現しているのだけど、違和感もあり、
東京では潰れたというと…それだけの飛躍した
アイデアだったのかな?とは思ってしまった。
でも経済が許せば、技術的には実現したと思うし、
東日本大震災、原発事故以降の自粛ムードの中で
時代に即さない建築としては、不運でもあったと思う。

おまけ
ふと思い出したのが、事務所での雑談で
石井和紘さんが、大桟橋客船ターミナルのことを
「あれはゴルフ場だよ」といっておられた。上手い!

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2016年4月 2日 (土)

落語につぶやき 271~鼻むけ

今日は黒門亭に栄枝師匠の「鼻むけ」を
聞きに行きたかったのだが、今朝になって
出られなくなってしまい、知らない噺なので
すごく気になるので、落語事典で調べてみた。
兄はケチ、弟は入ったものはみんな使ってしまう。
三十日に家賃も払えないので、弟のかみさんは、
兄に用立ててもらえと…旅に出るからといって、
花むけにいくらか貰って、やりくりしようとする。
弟は兄に「明日発ちますので…」と挨拶するが、
相手にしてくれず、仕方なく帰ろうとしたときに
プイと一発やった。「鼻っ先で臭えじゃねえか」
弟は一句「旅立ちにおならひとつが置き土産」
兄は下の句で「あまり臭さに鼻向けもせず」
二代目金馬から三代目小圓朝に伝わっている。

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2016年4月 1日 (金)

横浜の風景から 457~桜

夕方、暗くなってからの写真だけど、
地元の善部第二公園の桜である。

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一気に満開になっていて、驚いた。
二日前はまだまだ…だったのに。

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吾輩ハ猫デアル

今日から「吾輩ハ猫デアル」の連載がはじまった。
朝日新聞朝刊で、月曜から金曜日に掲載される。
夏目漱石は正岡子規と親友で、共通の趣味は
寄席に通うこと…だったそうなのだけど、漱石は、
子供の頃から落語と講釈が好きだったのである。
「吾輩ハ猫デアル」を読むとなるほど落語のようだ。
すぐに思い出すのは「狸札」で、助けてくれた人に
子狸が恩返しをしようと訪ねてくるのだけど、
狸「実に立派な方で、人間にしておくのは惜しい」
男「狸の方が偉えと思ってらぁ」
ごく当たり前な物事の考え方や常識なんてものは、
人間の勝手な都合なのであり、動物にしてみれば、
価値観はすっかりひっくり返ってしまうのである。
落語の中での犬や猫、狐に狸はそういうとこがある。
「吾輩ハ猫デアル」もまさにそれだ。実に落語的!

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