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2016年6月 7日 (火)

ラサール四重奏団 17

ラサール四重奏団でシェーンベルクの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第2番 嬰ヘ短調 作品10
1969年7月にミュンヘンのプレナー・ザールで収録されている。
後半の二つの楽章に独唱のある弦楽四重奏では珍しい作品で
ソプラノのマーガレット・プライスが参加している。素晴らしい!
1960年代後半の時期を考えると録音もクリアだし、何よりも
シャープな演奏は、極めて今日的な新鮮な感覚に満ちており、
シェーンベルクの作風は後期ロマン派的色合いを残しつつも
現代音楽への方向性をハッキリ示して、それでもその説得力、
解釈の安定感から聞いている人に不明瞭なものを抱かせない…
ここに存在する確かなものというのは、何よりも感動的である。
世紀末ウィーンの微妙な揺れ動きは、最大の特長なのだが、
そこを明確に形にするという…ここでの絶妙さ、それは究極だ。

DG 479 1976

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