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2016年6月30日 (木)

エマーソン弦楽四重奏団 4

エマーソン弦楽四重奏団でシューベルトの弦楽四重奏曲を
収録順に…今日は、第13番 イ短調 D.804「ロザムンデ」、
第12番「四重奏断章」 ハ短調 D.703を聞いている。
「ロザムンデ」が1996年11月、「断章」が1996年12月に
ニューヨークのアメリカ文芸アカデミーで収録されている。
「ロザムンデ」は作品の方向性もあって、比較的穏やかで
エマーソン弦楽四重奏団ならば、さらに強い孤独感が、
欲しかったのだが、その点では、「四重奏断章」の方が、
似あっている感じはあって、緊密な演奏は素晴らしい。
しかしやはりシンフォニックな仕上がりは、好きである。

DG 477 045-2

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2016年6月29日 (水)

デニス・ラッセル・デイヴィス 9

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団で
ブルックナーの交響曲全曲を収録順に聞いているのだが、
今日は交響曲 第7番 ホ長調(1883年 ノヴァーク版)
2007年5月24日にリンツ・ブルックナーハウスでライブ収録。
主題や音楽の輪郭をくっきりと浮かび上がらせるところがあって、
細部へのこだわりは、デフォルメに聞こえることもあるのだが、
それは非常に誠実で丁寧な作業であり、明解な主張である。
全体の流れは快適で、美しい音色が自然な調和を生み出し、
解釈としては唸らせるところもあるが、何よりも心に響いてきた。
スコアは1883年という初演の前の年でノヴァーク版とのことだが、
第2楽章の盛り上がりでの打楽器は、ティンパニのみであり、
シンバルとトライアングルは削除されている。指揮者の判断だ。

ARTE NOVA 88697 31990 2

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2016年6月28日 (火)

圓生百席 「おさん茂兵衛」

圓生百席の録音で「おさん茂兵衛」を聞いている。
この噺は出会ったことがなく、聞いてみたのだが、
長編ものの序なのか、ごく一部なのだろうけど、
ここだけ聞くと…変な噺である。スッキリしない。
女嫌いの茂兵衛が、商いで上尾宿に来たところ
一膳飯屋の女で、おさんに一目惚れをする。
茶で話すだけでいいと…おさんの亭主で金五郎に
三十両の金を用立て、三婦(さぶ)親分の仲立ちで
茂兵衛と引き合わせるが、金のためには女房も
売り飛ばそうとする金五郎に愛想を尽かして、
おさんは茂兵衛と逃げてしまう。その場面はなく、
後の展開のようで、三婦はそれが元で腹を斬る。
義理の立たない…実にハッキリしない噺だ。
茂兵衛は、女のために店の金も使い込んで、
主人も裏切ったことになり、道を踏み外した。

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2016年6月27日 (月)

ミヒャエル・ギーレン 6

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第1集)から
シューベルトの声楽作品を聞いている。
オッフェルトリウム D.963(1988年6月28日)
ミサ曲 第5番 変イ長調 D.678(2010年12月4,6日)
南西ドイツ放送交響楽団の演奏でライブ収録。
若い頃の強烈にドライな演奏のイメージがあり、
近年の豊かで雄大な音作りに抵抗のあるファンも
多いようだが、2010年のミサ曲第5番は感動的だ。
穏やかで清らかさも漂う…この透明感には何か、
超越した世界感も存在しており、まさにギーレンの
最後に到達した境地が示されている。素晴らしい。

SWR>>music CD-No.SWR19007CD

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吾輩ハ猫デアル 54

朝日新聞に連載中の「吾輩ハ猫デアル」、
今朝は、吾輩が金田家の西洋館に行く場面。

蟇の額には夜光の明珠があるというが、
吾輩の尻尾には神祇釈教恋無常は無論の事、
満天下の人間を馬鹿にする一家相伝の妙薬が
詰め込んである。金田家の廊下を人の知らぬ間に
横行する位は、仁王様が心太を踏み潰すよりも
容易である。この時吾輩は我ながら、わが力量に
感服して、これも普段大事にする尻尾の御蔭だなと
気が付いて見るとただ置かれない。

この「心太」だが、「ところてん」である。
知っていないととても読めない。
昔、東大の試験で出題されたそうだが、
かの夏目漱石も使っているということで
「吾輩ハ猫デアル」のここだったのだ。

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2016年6月26日 (日)

カラヤンの1980年代 33

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルで
「シュトラウス・コンサート」の第2集の選曲によって
J.シュトラウスの皇帝円舞曲、トリッチ・トラッチ・ポルカ、
ワルツ「南国のばら」、喜歌劇「ジプシー男爵」序曲、
アンネン・ポルカ、ワルツ「酒・女・歌」、ポルカ「狩」
1980年6,12月にベルリンのフィルハーモニーで収録。
ウィーンフィルのしなやかさに比べるとベルリンフィルは、
やはりシンフォニックな響きで、濃密な味わいである。
重さを感じるけれど、色彩豊かなところは絶妙な感覚。
この第2集は、カラヤンがまだ生きていた頃から
CDで聞いていたので、久しぶりに聞くとうれしくなる。

DG 00289 479 0002

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横浜の風景から 467

20160626

泉区新橋町にある瀬谷柏尾道路沿いの水田。
梅雨の晴れ間で蒸し暑い。夏らしくなってきた。

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2016年6月25日 (土)

横浜の風景から 466

20160625a

横浜市建築局都市計画課の昭和36年の地図を見ると
現在の瀬谷区阿久和南2丁目は、戸塚区阿久和町であり、
この当時、すでにあった原小学校のところから赤松戸へ
抜けている道だけど、地図にはハッキリと描かれており、
この道が現在は、南側の入口がわかりにくいのだが、
探してみると今もあった。車は通れない細い道である。

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最後の写真は、畑の向こうに新幹線が通っているのだが、
昭和36年の地図には、まだ新幹線の線路がない。

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2016年6月24日 (金)

アルバン・ベルク四重奏団 9

アルバン・ベルク四重奏団による1984年の録音で
ドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲を聞いている。
1984年4,9月にセオンの福音教会で収録されている。
名盤である。1980年代の当時に聞いていたときは、
切れ味鋭く、鮮やかという…圧倒的に明瞭な響きが
強烈だったのだが、早いもので30年以上が経過し、
いま聞くとそれにも増して、何かもっと人間味があって、
音楽を伝えたいという想いに感動する。なかなか熱い。
冷静で緻密、客観的なイメージよりも興奮度は高い。
フランス的な洗練とは少し違うのかもしれないが、
強い集中力で豊かな色彩が凝縮されているのは、
とにかく素晴らしくて、頂点の座は決して譲らない。

Warner 50999 0 85202 2 7

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2016年6月23日 (木)

落語につぶやき 275~四百四病

昔は、病の数は四百四病といったそうで、
五臓(肺臓・心臓・脾臓・肝臓・腎臓)に
それぞれ八十一ずつの病気があり、
81×5=405となるのだが、そのうちの一つが
「死病」で、死ぬことなので、それを除くと
四百四病となるのである。なるほど。

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初花さん発見!驚き

20160623

2013年の暮れに落語家を廃業した
柳家初花(しょっぱな)さんをCMで発見!驚いた。
テレビに向かって、「しょっぱな!」って叫んでしまった。
郷ひろみの出ている「アラプラス 糖ダウン」のCM。
調べてみたら(本名)田村和也で俳優をしているらしい。
全く知らなかった。役者になりたくて、落語をやめたんだ。
それにしてもよく見つけたと思う。一瞬を見逃すな!!

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2016年6月22日 (水)

リーズ・ドゥ・ラ・サール 3

リーズ・ドゥ・ラ・サールによるラフマニノフのピアノ協奏曲で
パガニーニの主題による狂詩曲とピアノ協奏曲 第4番、
ファビオ・ルイージ指揮チューリッヒ・フィルハーモニアと協演。
2013-2015年の録音で、チューリッヒ歌劇場でライブ収録。
基本的には魅力的な演奏なのだけど、シリーズを通して、
微妙に違和感を覚えるのは、感情の起伏が大きく、激しく、
荒々しいまでに力強く突き進む感じ、というと好きな人には、
たまらないのだろうけど、私には少々手荒な印象が残った。
ロマンティックな音楽をクールに聞かせるのがセンスであり、
特にラフマニノフの場合には、そうした演奏が好ましくて、
しかしこれがプロコフィエフだったら全く違ってくると思うし、
すべては好みの問題だ。とはいえラフマニノフの協奏曲は
リーズ・ドゥ・ラ・サールにとって、一生の売り物となろう。

PHR 0104

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2016年6月21日 (火)

ズービン・メータ 4

ズービン・メータ指揮ニューヨークフィルによる
ブラームスの交響曲全集を収録順に聞いていくが、
そのスタートは、アイザック・スターンの独奏による
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77の録音であった。
1978年10月16日にマンハッタン・センターで収録。
メータとニューヨークフィルはひと時代を築いたので
録音もたくさん残されており、聞いてはいるのだけど、
改めてブラームスの演奏を聞くと深みのある音色で
アメリカ的なスカッとした印象ではなく、味わいだ。
アイザック・スターンがまた、ひと時代昔のような
巨匠的な仕上がりだけど、スケール雄大で濃密、
さすがに名ヴァイオリニストによる名演である。

SONY 88875123012

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2016年6月20日 (月)

横浜の風景から 465

一級建築士定期講習の申し込みに
神奈川県建築士会に行ってきた。

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建築士会のすぐ近所なのだが、
石井和紘設計の同世代の橋。
無事だった。近くへ行くと寄っている。

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大岡川の宮川橋にて。
野毛の近くだが、この辺りは独特な空気。

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2016年6月19日 (日)

カラヤンの1980年代 32

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルによる
J.シュトラウスII世のワルツ「美しく青きドナウ」、
ポルカ「ハンガリー万歳」、加速度円舞曲、
ペルシャ行進曲、「こうもり」序曲、ポルカ「浮気心」、
ワルツ「芸術家の生活」、ポルカ「雷鳴と電光」
1980年6,12月にベルリンのフィルハーモニーで収録。
カラヤンの「シュトラウス・コンサート」を聞いていくが、
現在は二枚組に再構成されており、せっかくなので
発売時の三枚に分かれた選曲に従って聞いてみたい。
実は第2集は、その最初のディスクを持っていたのだが、
今回の第1集ははじめて聞いている。J.シュトラウスは、
元日のウィーンフィルのイメージが決定的で、比べると
ベルリンフィルはやはり重い感じがするが、それに
カラヤンのゆったりとしたテンポ設定も要因なのかと。
しかしそれにしてもここにある空気感は優雅の極み!

DG 00289 479 0002

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6月19日の感想

Twitterって、知らない人の知りたくもない情報が
引っ切りなしに入ってくるので、それが嫌で見ないのだが、
小ゑん師匠のつぶやきをたまたま見て、はじめて知ったが、
2chにて、黒門亭のスレッドが立っているそうなのである。
師匠のコメントが気になったので、2chは全く見ないけど、
探してみた。本当にひどい。見なきゃよかった。不愉快。
匿名というのがいけないと思う。自分の名前を出すのなら
あんなこと書けるだろうか。人と顔を付きあわせていたら
とても出せないような醜いものが表れている。社会の中で
必死に抑えていた…人の心に潜む悪魔が、ネットの力で
野に解き放たれた感じ?発言するのなら、きちんと名前を
名乗って、自分のいったことには最後まで責任を負うべき。
ネットで匿名なら何でもありということでは決してないのだ。
2chって、そういう場所でそれが当たり前かもしれないけど、
悪意が悪意を呼び、知らぬ間に巨大な悪魔が棲みついて、
それは成長し続ける。立ち向かう小さな正義が現れたなら、
たちどころに潰され、黒い醜さは増幅し続ける。恐ろしい。
人間が一番恐ろしい。見えないところにいる人に恐怖する。

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2016年6月18日 (土)

アンドレ・プレヴィン 16

アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤルフィルによる
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番と揚げひばり。
1986年9月15,16日にフェアフィールド・ホールで収録。
イギリスの作曲家というとエルガーが圧倒的に有名だが、
ウォルトンやヴォーン・ウィリアムズがまた素晴らしい。
そうした音楽を広く紹介してきたのが、プレヴィンだ。
交響曲第2番は「ロンドン交響曲」と呼ばれているが、
標題音楽ではなく、作曲に込められた想いなのであろう。
とはいいながらもどこか映画のようなイメージも感じられ、
プレヴィンはイギリス的な要素、その響きを丁寧に扱って、
ゆったりと角の取れた音だが、今回も独特な世界がある。

TELARC CD-80138

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2016年6月17日 (金)

ロリン・マゼール 25

ロリン・マゼール指揮フランス国立管弦楽団で
ホルストの組曲「惑星」とラヴェルのボレロを聞いている。
惑星は1981年7月4,5日、ボレロは1981年9月12,14日に
フランス国立放送104スタジオで収録。今年も暑い夏は惑星で
そしてマゼールのフランス国立管弦楽団との演奏をいろいろと
聞いてきたが、この辺で再び1970年代の演奏に戻ってみたいと
そちらはクリーブランド管弦楽団との録音になるので一区切り。
惑星に関しては、響きがたいへんに美しくて、圧倒的名盤だけど、
どうもイギリスのオーケストラと音色が違うな…というのを感じる。
マゼールの音作りは素晴らしいのだが、何か物足りないな…って。
そういう贅沢なことをいってはいけないけれど、ボレロは決定的!

SONY 88697932382

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2016年6月16日 (木)

エマーソン弦楽四重奏団 3

エマーソン弦楽四重奏団でシューベルトの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956で
チェロにはムスティスラフ・ロストロポーヴィチが参加している。
1990年12月にシュパイヤーの三位一体教会でライブ収録。
シューベルトの弦楽五重奏曲を学生の頃にはじめて聞いて、
その演奏はラサール四重奏団のCDだったのだが、それ以来、
ずっと好きで、特別な作品だが、この演奏もまた最高である。
張り詰めた緊迫感のある響きが、あまりにも素晴らしすぎる。
若いカルテットと巨匠ロストロポーヴィチの組み合わせって、
どうなのだろう…って思ってしまうのだが、圧倒的な集中力で
ライブ録音という点では、記念碑的なコンサートといえるのでは。
勢いと鋭さが凄まじく、立体的な音楽にはとにかく感動する。

DG 477 045-2

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2016年6月15日 (水)

ラサール四重奏団 18

ラサール四重奏団でシェーンベルクの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第4番 作品37(1936)
1969年7月にミュンヘンのプレナー・ザールで収録。
シェーンベルクらしい作品だが、ラサール四重奏団が
まさにこれぞ!という演奏をしているので、感動的だ。
一般的に考える現代音楽の響きに支配されるのだが、
その説得力あふれる音色で、音楽に深く引き込まれるし、
とにかく明解。力強く、骨太に感じられるところもあって、
ここに存在する落ち着き、漂う風格のような空気感は、
まるで古典作品を思わせる。だからこその名盤なのだ。

DG 479 1976

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2016年6月14日 (火)

6月14日の感想

20160614

墓誌に名前が入ったということで
仕上がりの確認にお墓参りに行ってきた。

舛添都知事と都議会に関連のニュースをつい見てしまう。
しかし都民ではないので、直接的には関係ないわけで。
とにかく頭のいい人だって、昔から話に聞いていたが、
頭の切り替えがよくて、決断の早い人ならば、もうとっくに
辞任を決意していると思う。頭のいい人って、切り替えが
早いのではないだろうか。あまりにすぐに辞めてしまっても
投げ出した!辛抱できない…って、批判を浴びそうだけど、
ここまで来ると時機を逸したのではないかと思ってしまう。

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2016年6月13日 (月)

南西ドイツ放送交響楽団

フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団で
R.シュトラウスのシリーズを収録順に聞いている。今日は
交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」(2013年9月4,5日)
交響的幻想曲「イタリアから」(2014年2月17,18日)で
フライブルクのコンツェルトハウスでライブ収録されている。
グザヴィエ・ロトのR.シュトラウスは、とにかく素晴らしい。
何という冴えた音作りであろう。切れ味のよさ、大胆な発想、
あまりの気持ちよさに爽快感すら漂う。聞かせるところは、
じっくりと歌い上げ、つまりは立体的な効果を生み出して、
聞く人を陶酔させる方法を実に心得ている。解釈としては
既成の概念にとらわれない新鮮さも備えているし、明解だ。
それにしても存在感のある演奏。まさに21世紀の名演。

Hanssler CD 93.320

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2016年6月12日 (日)

横浜の風景から 464

このところ夏日が続いていたが、
今日は雲が多めで、しかしまた暑い。
西から雨雲が近づいているようだけど、
湿度が上がって、蒸し暑いのか?

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瀬谷区宮沢4丁目のめがね橋にて、
和泉川の宮沢遊水地公園。

20160613b

瀬谷区宮沢3丁目の宮沢神明社にお参り。

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2016年6月11日 (土)

落語につぶやき 274~宿屋の富

江戸の三富というと谷中の感応寺、目黒の不動、
それに湯島の天神だが、これは享保年間だそうで、
文政以降は拡大し、浅草八幡、浅草観音、浅草三社、
浅草念仏堂、浅草大神宮、浅草焔魔堂、本所回向院、
深川霊岸寺、芝明神、愛宕山、西久保八幡、白山権現、
根津権現、平川天神などでも行われたと書いてある。
時期は不明だが、人形町の椙森神社も有名だったと
「宿屋の富」の中で描かれている富興行が椙森神社だ。
富くじの噺はいろいろあるし、湯島や深川や様々なので、
どこの富か、場所が混乱しているケースもあるのだが、
「宿屋の富」は、椙森神社にしてほしい。というのも
一文無しの客が宿泊しているのが、馬喰町の宿屋で
江戸時代に宿屋があったというと馬喰町が有名である。
この椙森神社は、馬喰町からすぐの場所で、この客が、
宿屋の主人に富の札を買わされて、ふらっと付き富の
椙森神社へ出掛ける…この位置関係が重要である。
湯島だとちょっと遠いし、深川は川の向こうなのだ。

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2016年6月10日 (金)

ヘルベルト・ブロムシュテット 11

ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団で
シベリウスの交響曲を収録順に聞いていきたい。
第4番 イ短調 作品63と第5番 変ホ長調 作品82
1989年5,6月にデーヴィス・シンフォニーホールで収録。
今年も暑い夏になって、シベリウスの交響曲で乗り切る!
引き締まって、情緒に流されない…辛口な仕上がりだが、
ブロムシュテットの厳しい姿勢の表れであり、独特である。
音楽に誠実で、緻密にすべての音を克明に表現しようと
するとこうなるのか…って、完成度の高さは凄まじい。
80年代後半から90年代半ばにかけての名盤である。

DECCA 475 7677

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2016年6月 9日 (木)

アルバン・ベルク四重奏団 8

アルバン・ベルク四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いたが、その続編となる弦楽五重奏曲第2番
1998年6月にウィーン・コンツェルトハウスでのライブ録音。
ヴィオラには、ハリオルフ・シュリヒティッヒが加わっている。
ブラームスの室内楽は傑作ぞろいで昔から大好きなのだが、
二曲ある弦楽五重奏曲は、実はあまり聞いてこなかったので、
アルバン・ベルク四重奏団で聞けるというのは貴重な機会だ。
明るく躍動する第2番だけど、いきいきと歌われて、この輝き、
光に満ちた印象は、アルバン・ベルク四重奏団ならではのもの。
両端の楽章がト長調で書かれているが、間の二つの楽章は、
短調であり、そこがまた何ともよくって、ブラームスは偉大だ。

EMI 72435 56759 2 7

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2016年6月 8日 (水)

アルフレッド・ブレンデル 17

ブレンデルのシューベルトを1980年代の録音で聞いている。
ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 D.845と3つの小品 D.946
1987年9月にノイマルクトのオーベル・プファルツで収録。
何度聞いても素晴らしい。聞けば聞くほど、魅力は深まる。
ブレンデルのシューベルトは、重厚な響きを基調としながらも
柔らかな表情やしなやかな流れが独特な世界を生み出して、
その音楽は香り立つように美しいのである。濃厚なようで
聞き方によっては爽やかにも思えるし、確固たる造形ながら
自由で遊びのある懐深いところもあるし、とにかく感動的だ。

CDR878

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2016年6月 7日 (火)

ラサール四重奏団 17

ラサール四重奏団でシェーンベルクの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。今日は第2番 嬰ヘ短調 作品10
1969年7月にミュンヘンのプレナー・ザールで収録されている。
後半の二つの楽章に独唱のある弦楽四重奏では珍しい作品で
ソプラノのマーガレット・プライスが参加している。素晴らしい!
1960年代後半の時期を考えると録音もクリアだし、何よりも
シャープな演奏は、極めて今日的な新鮮な感覚に満ちており、
シェーンベルクの作風は後期ロマン派的色合いを残しつつも
現代音楽への方向性をハッキリ示して、それでもその説得力、
解釈の安定感から聞いている人に不明瞭なものを抱かせない…
ここに存在する確かなものというのは、何よりも感動的である。
世紀末ウィーンの微妙な揺れ動きは、最大の特長なのだが、
そこを明確に形にするという…ここでの絶妙さ、それは究極だ。

DG 479 1976

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2016年6月 6日 (月)

ミヒャエル・ギーレン 5

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第1集)から
今日はシューベルトの作品を聞いている。
ザールブリュッケン放送交響楽団との演奏で
「魔法の竪琴」序曲 D.644(1967年10月30日)
「ロザムンデ」D.797~第9曲 バレエ(1968年2月6日)
そして後半は、南西ドイツ放送交響楽団の演奏だが、
「ロザムンデ」D.797~第5曲 間奏曲(1996年4月27日)
ブライアン・ニューボールドの編曲による交響曲 第10番
~第2楽章 アンダンテ D.936a(1998年9月5日)
マーラー編曲、ギーレンの補筆による弦楽合奏版で
弦楽四重奏曲 D.810「死と乙女」(1994年12月16日)
いつも書いているが、大のシューベルト好きなもので、
3曲のみだけど、「ロザムンデ」の音楽は魅力的である。
「死と乙女」の弦楽合奏版で、低音の巨大なうねりなど
重厚な世界が展開されるが、きびきびと動き回るような
軽やかさも存在するなど、力強くメリハリが効いている。
ギーレン編だが、改めてマーラー版を聞きたくなった。

SWR>>music CD-No.SWR19007CD

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2016年6月 5日 (日)

イルジー・ビエロフラーヴェク 11

イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコフィルによる
ドヴォルザークの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第4番 ニ短調 作品13で
2013年11月11-15日にプラハのルドルフィヌムで収録。
この第4番は、同じくチェコフィルによる少し前のCDだが、
ズデニェク・マーツァル指揮の演奏を聞いて好きになり、
それ以来、初期の名曲って、ずっと思っているのだけど、
心躍るような作品である。チェコフィルの自然体な音色と
ビエロフラーヴェクも大きく豊かな響きを引き出していて、
ブラームス的な深みが共存しているところが素晴らしい。

DECCA 478 6757

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2016年6月 4日 (土)

エマーソン弦楽四重奏団 2

エマーソン弦楽四重奏団でシューベルトの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いている。弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D.887
1988年12月にニューヨークのアメリカ文芸アカデミーで収録。
独特の硬質な響きで、鋭く厳しい造形という印象がありながら、
音楽はスケールの大きい奥行きある内容で、そこは不思議だ。
しかしやはり何といっても終楽章の緊密な表現など圧倒的!
シューベルト好きなので、この第15番もよく聞いているけれど、
「死と乙女」や「ロザムンデ」に比べれば、マイナーな存在で
しかしエマーソンのように鮮やかな演奏で聞くとそれは面白い。

DG 477 045-2

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2016年6月 3日 (金)

ラン・ラン 1~ショパン

今日はラン・ランのショパン・アルバムを聞いている。
12の練習曲 作品25、夜想曲 変ホ長調 作品55-2、
夜想曲 ヘ長調 作品15-1、華麗なる大円舞曲 作品18
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
夜想曲 嬰ハ短調 遺作、ワルツ 変ニ長調 作品64-2
2012年6月7-11日にベルリンで収録されている。
ラン・ランならではの細やかな表情付けが独特であり、
かなり自由な印象もあるのだが、音が美しくて魅力的。
これまでの既成概念にとらわれない自分のスタイルであり、
過去の演奏の模倣をする必要もないわけで、その点では、
ここにあるすべて何もが新鮮な響きで満たされている。
非常に面白いし、楽しませてくれるし、それは素晴らしく、
しかし堅いことをいえば、やり過ぎという人もいるはずで、
ここまで挑戦すれば、好みが分かれてくるのは仕方ない。
それにしてもこんなにも想いの詰まったショパンはない。

SONY 88725449132

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2016年6月 2日 (木)

リッカルド・ムーティ 7

リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
チャイコフスキーの交響曲を収録順に聞いている。
今日は交響曲 第3番 ニ長調 作品29 「ポーランド」で
1977年6月24,25日にアビー・ロード・スタジオで収録。
このシリーズでは、若き日のムーティの天才ぶりが、
いかんなく発揮されており、スッキリとスタイリッシュに
その鮮やかな音楽は圧倒的存在感である。感動的だ。
しかしその一方で、ゆっくりと歌うところでのいま一つ…
表面的な印象、深みのない響きは残念で、その点は、
録音の仕上がりによるものともいえるかもしれないし、
仕方ないか。とにかくそのスピード感覚は最大の魅力。

CDR877

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2016年6月 1日 (水)

アルバン・ベルク四重奏団 7

アルバン・ベルク四重奏団でブラームスの弦楽四重奏曲を
収録順に聞いたが、その続編となるクラリネット五重奏曲で
1998年3月にウィーン・コンツェルトハウスでのライブ録音。
アルバン・ベルク四重奏団の美しい音色が冴えわたって、
基本的には緊密な演奏なのだけど、ザビーネ・マイアーが、
ゆったりとのびやかに歌って、全体に雄大な印象がある。
しかしこの作品は、やはり秋のムードで季節外れであった。
知られた傑作であり、いつ聞いても素晴らしいのだが…

EMI 72435 56759 2 7

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