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2016年8月11日 (木)

ベルナルト・ハイティンク 15

ベルナルト・ハイティンクの指揮によるショスタコーヴィチで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との交響曲第12番、
そしてロシアとキルギスの民謡による序曲を聞いている。
1982年2月にアムステルダム・コンセルトヘボウで収録。
ショスタコーヴィチの演奏は、現在ではもっとしなやかに
堅さが抜けてきていると思うのだが、1980年代特有の
厳しさと攻撃性で突き進むような感覚に満ちている。
当時はソ連の作曲家であり、模範とすべき解釈というと
ムラヴィンスキーなど象徴的な存在が健在だったわけで
それに対し、ヨーロッパの演奏家たちは、どのような音楽を
目指していけばよいのか…方向性を模索していたのであり、
非常に強い意気込みが感じられる。このレコード全体に
異様な緊張感がみなぎっていて、聞いていて興奮する。
交響曲第12番は、1917年のロシア革命を題材にして、
四つの楽章が連続して演奏されるところは、より映像的で
交響詩のような作品だが、ハイティンクはそこを引き締めて、
荘厳な響きで威厳に満ちた指揮である。最高の感動だ。

CDR883

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