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2016年10月 2日 (日)

黒門亭で鉄平・若圓歌・志ん橋

今日は志ん橋師匠を聞きに黒門亭に行ってきた。
実はすごく久しぶり。鉄平師匠と若圓歌師匠は、
今回がはじめてで、こういうチャンスもうれしい。

第1部
柳家寿伴:子ほめ
古今亭ちよりん:ギンギラボーイ
林家鉄平:竹の水仙
三遊亭若圓歌:三億円物語
古今亭志ん橋:だくだく

開口一番は、寿伴さんがお馴染みの「子ほめ」だけど、
寄席で前座さんが「子ほめ」というのは、なんとも落ち着く。
毎回、「子ほめ」を聞いていると…またか!って思うのだが、
でも基本的には面白い噺なので、久しぶりだとこれが楽しい。
ちよりんさんが新作だった。「ギンギラボーイとラブラブガール」
という薬の名前だけど、これは白鳥さんの「ギンギラエックス」?
元々は新作落語の台本コンクールの入賞作で、白鳥さんが
改作した…というような、そんな噺だった気がするのだが。
でも不思議なもので、完全にちよりんさんの噺になっていて、
新作って、演者によって印象も変わるし、もはや別の世界。
最初にストーリーがあって、言葉遊び的な瓜二つの展開に
遭遇していく驚き!というのは、よくある手法だと思うのだけど。
鉄平師匠は左甚五郎の「竹の水仙」だが、小田原宿の設定は、
はじめて聞いた。柳家の型で藤沢宿と他に近江の宿というのも
何度か聞いたことがあるが、でもオチは「さっきの御出家さんは
弘法大師様かも…」というので、これは近江の方のオチである。
柳家はオチを付けずに「甚五郎の東下りで…」とサゲるのだが。
仲入り後は若圓歌師匠が、これは漫談かな…という、ダービー、
高校野球、オリンピック、横綱、立行司、…、第一回から名前や
場所を早口で羅列していく。そして最後に三億円事件の実況を
これまた早口で報告して、それで「三億円物語」ということだが、
若圓歌師匠の啖呵って、気持ちいいし、圓歌師匠に似ている。
そしてトリの志ん橋師匠は「だくだく」。三坊のマクラからだけど
泥棒の噺で「出来心」はよく聞いているが、「だくだく」ははじめて。
先生に頼んで、順番に家財の絵を描いてもらうのだけど、ここは
みんな、同じかな…とは思うのだが、やはり師匠は丁寧な語りで
息遣いとか間の取り方も完全に昔の感じを取り戻しているし、
充実感が違う。お元気そうでよかった。とにかく楽しかった。
本当は第2部の小燕枝師匠も聞きたかったのだが、ここまで。

20161002

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