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2016年12月 6日 (火)

ミヒャエル・ギーレン 11

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第2集)で
ブルックナーの交響曲を収録順に聞いている。
今日は、南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第3番 ニ短調 (1876/1877 第2稿)
1999年5月3-5日にバーデン・バーデンの
フェストシュピールハウスで収録されている。
この演奏は以前から持っていて聞いていたが、
今回は新しい全集で改めて聞いてみている。
近年は1873年の第1稿での演奏が増えたが、
ギーレンが採用していたのは、第2稿であった。
最初の改訂により、ブルックナー自身の指揮で
初演されたが、そこでは失敗に終わったそうで
その形で出版されたのが、この第2稿である。
後に1889年にさらに改訂され、そちらが現在の
一般的な形だが、第3稿といわれるものであり、
つまりは作曲当初のスタイルを尊重するには、
第2稿で演奏するのがいい。ギーレンの音は、
明るく透明感があって、何もかもが明解であって、
すべてが明らかにされていくような面白さがある。
第3稿の方が完成度が高く、整理されているが、
それに比べて、混沌としたところのある第2稿で
ギーレンのような指揮者は、答えを出すのである。

SWR>>music CD-No.SWR19014CD

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