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2017年1月14日 (土)

座間落語会で扇遊・小菊・鯉昇

知り合いがチケットを譲ってくださり、
「ざま新春落語会」に行ってきた。
海老名から小田急相武台前に行って、
ハーモニーホール座間が会場である。

柳亭市朗:転失気
瀧川鯉昇:蒟蒻問答(餃子版)
入船亭扇遊:妾馬
入船亭扇遊:引越しの夢
柳家小菊:俗曲
瀧川鯉昇:へっつい幽霊

鯉昇師匠は録音や落語研究会の映像などで
いろいろ聞いてはいるけれど、実は生ではじめて聞く。
すごくよかった。こんなにいいとは思わなかった。
目からウロコで、そこまで書くと失礼になるけれど、
実演で聞かないとわからない。それくらいに納得!
今年の大河「直虎」で、出身の浜松が舞台であり、
浜松というと餃子で、倒れた旅人に餃子を振る舞う…
そんな親切な餃子屋さんがいくつもあったというのから
噺は「蒟蒻問答」で、最後の問答で、雲水の修行僧が
「うちの餃子にケチ付けやがった!」となるのである。
手を大きく回して、「こんなに具が入っている」って。
扇遊師匠がおめでたいところで「妾馬」だ。八五郎が
普段呑み慣れないいい酒を飲んで、すっかり酔って、
ということだけど、江戸っ子の荒々しさを出しつつも
明るく陽気に決して乱れず、いい人がにじみ出て、
そういうところに扇遊師匠の魅力が表れている。
たっぷり「妾馬」が聞けてしまうなんて、贅沢な会。
仲入り後は、「引越しの夢」だけど、コンパクトか。
簡潔にまとまっていた気がする。寄席サイズかも。
新しい女中さんにいいところを見せようと番頭さんが
近眼なのに眼鏡を掛けないで…眼鏡を取り出して
掛けてみると目の前にいる相手は新どんだった…
というところは笑えた。そこは所作で情景描写だ。
お馴染みの小菊さんの俗曲で華やいだ後は、
鯉昇師匠の「へっつい幽霊」である。道具屋さんも
夜中の二時になるとへっついを返しにくる客も
それに熊さん、勘当の若旦那で銀ちゃん、そして
ちょっとドジで、しかし何とも愛嬌のある幽霊だが、
ここに登場する人々は、みんな魅力的に描かれて、
「へっつい幽霊」でこんなに楽しんだのは久しぶり!
鯉昇師匠は、いま絶好調なのではないだろうか。
落語研究会など録画してあるので、見直してみよう。

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