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2017年1月26日 (木)

マリインスキー劇場管弦楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
シチェドリンの歌劇「魅せられた旅人(2002)」から第2部、
バレエ音楽「イワンと仔馬(せむしの仔馬)」より4つの楽章、
管弦楽のための協奏曲 第1番「お茶目なチャストゥーシカ」
2008年7月15-25日にマリインスキー・コンサートホール。
マツーエフの弾くピアノ協奏曲でシチェドリンにはまったのだが、
凝縮された音楽、その密度の高さ、エネルギー発散の大興奮、
とにかく素晴らしい。何でもありの複雑に折衷主義的な作風は、
同世代のシュニトケの音楽と比較したくなるけれど、当局から
攻撃されていたシュニトケとソ連作曲家同盟の議長でもあった
シチェドリンとでは、立場が全くの逆であったのかもしれない。
「魅せられた旅人」第2部は、前半と違って静寂の音楽であり、
するとショスタコーヴィチ的な方向を思わせるし、一方では、
1955年作曲のバレエ「せむしの仔馬」など、明るく健康的で
どこかハチャトゥリアンのような…ソ連からロシアを生きる
現代の最も重要な作曲家の一人であることは間違いない。
突然、防災のサイレンのような響きが威圧的に鳴り出すが、
ヴァレーズからの影響?20世紀の音楽博物館のようである。
混沌とした中に面白さがぎっしりと詰まっており、たまらない。

MARIINSKY MAR0504

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