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2017年2月10日 (金)

ミヒャエル・ギーレン 15

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第2集)で
ブルックナーの交響曲を収録順に聞いてきた。
今日は、南西ドイツ放送交響楽団の演奏で
交響曲 第9番 ニ短調 (1894 原典版)
2013年12月20日にフライブルク・コンツェルトハウス。
ギーレンのブルックナーは、この第9番で完成である。
最も新しい録音で2013年の演奏だ。これは感動的!
全体にかなり遅めのテンポで、ゆったりと聞かせるが、
細部にまで丁寧に響きを吟味して、作り込まれた表現、
後ろで聞こえてこない音までもが浮かび上がってきて、
巨大な仕上がりではあるが、ギーレンならではである。
このとき86歳かと思うのだが、とにかくすごい存在感。
かつての攻撃的な鋭さは姿を消したが、この深い響き、
ひたすら感動に満ちた音楽は最高だ。ここでの全集は
1968年から2013年という長い月日の演奏が集められ、
ギーレンが一貫して挑み続けてきたものとその一方で
近年の雄大な演奏も聞かれるスタイルの変化も見られ、
しかし結果として、この第9番が最も心を動かされた。

SWR>>music CD-No.SWR19014CD

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