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2017年2月 8日 (水)

グラインドボーン音楽祭2011

今週はグラインドボーン音楽祭2011から
ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドンフィルによる
ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕の前半で、2011年5,6月にグラインドボーンで収録。
ユロフスキの指揮は、主導動機を際立たせる感じではないが、
昨晩の乱闘騒ぎのことを悔いて、苦悩するザックスの心理と
そこに能天気にやってくるダーヴィットや清々しいヴァルター、
登場人物の想いを反映させる音楽であり、それが伝わって、
複雑に絡み合って、微妙に変化するところを鮮やかに聞かせ、
スッキリとした響きにも奥行きと深みが感じられるのは最高だ。
輝きに満ちた朝の光、未来への希望が音に込められている。
つまりはベックメッサーが登場すると逆の展開になるのであり、
その切れ味のよさは気持ちいいのだが、盛り上がったところで
CD4枚目への掛け替えになってしまうのはどうも好ましくなく、
この切れ場はよろしくない。第3幕は二時間の長丁場なので、
どこかで切らなければいけないのだけど、通常は第4場で
4枚目になってからは一気に歌合戦へと高揚するのがいい。

GFOCD 021-11

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