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2017年3月31日 (金)

ツィモン・バルト 5

昨日に続いて、ツィモン・バルトのパガニーニ作品集。
ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲
協演の多いクリストフ・エッシェンバッハの指揮により
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭管弦楽団が演奏。
2010年7月16日にリューベックのコングレスザール。
これまで聞いてきたラフマニノフでも最高の感動である。
24の変奏を一気に弾き進んで、全体がひとつのように
引き締まって演奏するのがよいと思っていたのだが、
そこはツィモン・バルトならではだけど、山あり谷あり、
極端に大きく変化を付けて、各変奏の表情を豊かに
可能性を限界まで引き出している。今回もとにかく
天才的な創造性だ。こんな演奏は聞いたことがない。
各変奏すべてが、個性的というか…独自性によって、
既成の概念は通用しないのだけど、カデンツァ風の
第15変奏などは、再弱音で極端にデリケートであり、
有名な第18変奏なども静寂の中で不思議なぐらいに
風景がある。このタッチと色合いで他のピアノ協奏曲を
新たに録音してもらえないだろうか。絶対にいいと思う。

ONDINE ODE1230-2D

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