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2017年4月 8日 (土)

マリインスキー劇場管弦楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
ショスタコーヴィチとシチェドリンのピアノ協奏曲を聞いている。
独奏はデニス・マツーエフでショスタコーヴィチの第1番と第2番、
後半には、シチェドリンのピアノ協奏曲第5番が収録されている。
2009年12月25-30日、2010年12月30日にマリインスキー劇場。
私の中でのこのところのシチェドリン・ブームで聞きたくなったのだ。
ショスタコーヴィチの諧謔的な作風は、あまり好まないのだけど、
マツーエフのピアノは本当に素晴らしい。迫力のエネルギー発散で
しなやかに自在に動き回り、高速なところでの鮮やかさは最高!
そして一方の繊細な表情での美しさは格別なのであり、聞かせる。
シチェドリンのピアノ協奏曲は今のところ第6番まであるようだが、
第5番は1999年の作品だそうで、その独特な色調による輝きは
やはり夢中にさせる。破壊的な響き、暴力性は影を潜めているが、
多様な要素が凝縮されているのは、シチェドリンならではの世界。
全体には混沌としたものを思わせるが、各場面で見せる表情は
洗練されて、研ぎ澄まされている引き締まったものを感じさせるし、
何とも興味の尽きない作曲家だ。シチェドリンを弾くピアニストは、
なかなか他にいないので、マツーエフにはさらに聞かせてほしい。

MARIINSKY MAR0509

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