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2017年5月23日 (火)

第139回 柳家小満んの会

関内ホールへは、関内駅の後ろの改札が
便利なのだが、横浜駅の乗り換えは、
前の方が乗りやすく、市役所側の改札で
出たのだけど、ベイスターズの試合のようで
電車も改札も駅周辺もたいへんな混雑だ。
それが原因で、電車も少し遅れていた。
夕方は先頭車両に乗らない方がいい。
スタジアムで試合がなければ平和だけど。
それで帰りだが、なんと横浜寄りの改札が
新しくなっていて、驚いた。関内駅の話題。

柳家あお馬:やかん
柳家小満ん:しびん
柳家小満ん:三方一両損
柳家小満ん:御神酒徳利

今日の三席は、小満ん師匠ではお馴染みの噺である。
それぞれ過去に聞いているので、安心して聞くと楽しい。
はじめて聞く噺はうれしいが、一言も聞き逃せないという
変な緊張感はなくて、すっかり気楽に余裕をもって鑑賞。
小満ん師匠の「しびん」は好きである。何が好きかって、
マクラの道具に関する話がいい。道具屋さんの符丁や
その辺に詳しい小満ん師匠ならではの話題が満載で
それにここでは、武士の嗜みとして、華道や茶道の話も。
でも噺に入って、穏やかだった侍が、騙されたと知ると
急に怒り狂って、道具屋に駆け込み、その道具屋もまた
口から出まかせで必死に命乞いをするのであり、間に
本屋さんが礼儀正しく、丁寧な口調で登場するけれど、
登場人物がいきいきとして、各場面に変化があって、
本当に道具屋の店先にいるような、実によかったのだ。
二席目は「三方一両損」で、江戸っ子の雰囲気だが
大工と左官で最も気の荒いのであり、そして大家さんが、
きちんと務めを行って、正しく公平でありそうながら…
そういう長屋なのであり、やっぱり気が荒いのである。
左官の金太郎は疾うにサッパリして帰ってきたのに
話を聞いて、いまさらに煽っているのは大家さんだから
何とも面白い噺だ。江戸っ子のこの空気感、テンポは
なかなか出せるものではない。今日もまた絶品だった。
仲入り後は「御神酒徳利」である。今回は大坂まで?
それとも小田原止まり?箱根を越えるか?越えないか?
「八百屋の占い」といわれる柳家の「御神酒徳利」は、
日本橋の会で聞いたのと「棚卸し」でも聞いているが、
その後、落語研究会で大坂までの「御神酒徳利」を
演られていて、今日は大坂まで行くのではないかって
どこかで期待をしていたのだが、しかしそのためには、
50分以上はかかるのであり、時計を見るとスタートが
19時50分だったので、これはやっぱり無理かなって、
やはり今回も小田原止まりだった。三島への道中である。
「今度は先生が紛失をした」というオチ。もう小満ん師匠の
大坂の「御神酒徳利」は聞けないかも。何となく思った。
でも一方で、この八百屋の「御神酒徳利」は何しろ楽しく、
八百屋さんが罪のない嘘をついて、最後は逃げちゃって、
どこか…こちらの方がいいかもって、最近は思っている。
今日もそう感じた。録音などで静かに真剣に聞くのなら
鴻池の娘さんを助ける大坂版の御目出度い展開もいいが、
会場で聞くならば、軽くてバカバカしいぐらいの八百屋は、
かえっていいのである。でも終わってみるとやはり45分。
かなりじっくりと丁寧に描き込まれていたのだ。堪能した。
ということで、次回は7月18日(火)の第140回であり、
演目は「王子の幇間」「大名房五郎」「湯屋番」、楽しみ。

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