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2017年6月29日 (木)

横浜の風景から 516

朝一番で8563を点検に出しに行って、
雨は降らずに助かったが、中途半端な夏景色。

20170629a

泉区新橋町の中丸家長屋門。霞んだ夏空。

20170629b

泉区新橋町の水田にて、今年も稲は青々と。

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2017年6月28日 (水)

ベルナルト・ハイティンク 23

ベルナルト・ハイティンクの指揮によるシューマンで
交響曲 第2番 ハ長調 作品61を聞いている。
演奏は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団である。
1984年1月にアムステルダム・コンセルトヘボウで収録。
非常に集中力の高い演奏で、その力強さに感動する。
基本的には折り目正しく、きっちり端正に聞かせるという
ハイティンクらしいシンフォニックな仕上がりなのだが、
この時期の演奏には、激しさとか感情のほとばしる…
熱気や程よい荒々しさも感じられて、夢中になってしまう。
シューマンの交響曲は、どちらかというと構成は単純で、
しかしこれだけ引き込まれて聞けてしまうのだから、
自分でも好きだなと思うのである。特にこの第2番が、
昔から一番のお気に入りでハイティンクは格別な存在!

DECCA 478 6360

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2017年6月27日 (火)

ミヒャエル・ギーレン 20

ミヒャエル・ギーレン・エディション(第4集)から
シュトゥットガルト放送交響楽団の演奏で
シューマンのゲーテのファウストからの情景
1980年1,2月にシュトゥットガルトのリーダーハレ。
シューマンのこの作品を知ったのは、アバドのCDで
1994年のベルリンでの録音だが、その後もいくつか
出ていたけれど、アルノンクールやハーディングだが、
正直なところ、それほど興味を示さなかったのだが、
今回、ギーレンのライブで聞いてみると素晴らしい。
やはり音楽に鋭く切り込んでいく作品に対する姿勢と
迫りくるリアルな響きによって、訴えてくるものがある。
それほどには機会のない珍品ではあると思うのだが、
アバドよりもずっと昔にギーレンの演奏があったとは。
さらにいうとベンジャミン・ブリテンが1970年代前半に
録音を残しているようで、マニア受けする作品である。
ギーレンは本当に挑戦者で、キビキビした音は最高。

SWR>>music CD-No.SWR19028CD

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2017年6月26日 (月)

クラウディオ・アバド 34

クラウディオ・アバドの指揮によるベルリンフィルで
ムソルグスキーの死の歌と踊り(ショスタコーヴィチ編曲)
チャイコフスキーの交響曲 第5番 ホ短調 作品64
1994年2月18-20日にベルリン・フィルハーモニーで収録。
ムソルグスキーの独唱は、アナトーリ・コチェルガである。
1980年代のシカゴ交響楽団との交響曲全集を聞いたが、
それから少ししての1994年のベルリンでのライブ録音。
私のお気に入りである。シカゴとの演奏もよかったけど、
やはりベルリンフィルはすごい。ライブ特有の集中力で
この張り詰めた空気が魅力だが、とにかく最高の感動だ。
時間を置いて、ときどき聞いてきたが、聞けば聞くほどに
輝きのサウンドは、信じられないような深みの表現にも
感じられて、アバドならではの端正な造形感覚もあって、
私はまずこの演奏を選ぶ。ファンにとっては決定盤だ!

SONY SK 66276

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2017年6月25日 (日)

シャルル・デュトワ 3

シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団で
ラヴェルの管弦楽作品を収録順に聞いているが、
パスカル・ロジェの独奏で、ピアノ協奏曲 ト長調、
古風なメヌエット、左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調、
海原の小舟、バレエ「ジャンヌの扇」~ファンファーレ、
1982年6月17-25日にモントリオールで収録されている。
デュトワの音作りは鮮烈で、その色彩と輝きは圧倒的、
それに影響されてのパスカル・ロジェが、いつも以上に
躍動感や勢いも感じられて、本当に素晴らしいのである。
1951年生まれのパスカル・ロジェはこのとき31歳だが、
スペシャリストの印象通り、隅々まですでに完成されて、
ピアノ協奏曲はその後もよく演奏して、イメージがあるが、
左手のための協奏曲が特に深みのある音色で感動した。
昔から定盤とされているが、まさにこれこそが名盤だ。

DECCA 478 9466

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2017年6月24日 (土)

アンドレ・プレヴィン 20

アンドレ・プレヴィン指揮ロサンゼルス・フィルによる
ドヴォルザークで序曲「謝肉祭」作品92にはじまり、
交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
1990年4月30日にUCLAのロイス・ホールで収録。
落ち着いた響きでどっしりとした構えはドイツ的であり、
重厚なイメージもあったのだが、今回は少し違って、
細やかな表情付けやしなやかな動きが聞こえてくる。
こちらの気分やそのときのコンディションでも変わり、
やはり時間を空けて、聞き直してみることは重要だ。
プレヴィンが非常に丁寧に音を扱っているのである。
穏やかで自然体な運びは独特であり、それもあって、
緩急のメリハリはそれほど強調されていないことも
仕上がりの特徴に繋がっていると思う。録音の点で
さらにクリアだったなら、印象もまた違ってくるし。

TELARC CD-80238

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2017年6月23日 (金)

マティアス・ゲルネ 1

マティアス・ゲルネの歌うブラームスの歌曲集。
クリストフ・エッシェンバッハのピアノと共演で
プラーテンとダウマーによるリートと歌 作品32、
ハイネの詩による歌曲が5曲、歌われて、
夏の夕べ 作品85-1、月の光 作品85-2、
死は冷たい夜 作品96-1、花は見ている 作品96-3、
航海 作品96-4、4つの厳粛な歌 作品121
2013年4月、2015年12月にベルリンでの収録である。
渋い選曲であり、なんとも深みがあって、夜の世界だ。
暗く、モノトーンだけど、こんなにも心に響いてくることは、
そうはなくて、今回も本当に素晴らしい。ここでの作品で
よく聞いて親しみあるのは、最後の4つの厳粛な歌だが、
エッシェンバッハのピアノはかなり自由であり、合わせて、
マティアス・ゲルネも心のこもった歌で、これは感動した。

Harmonia Mundi HMC 902174

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2017年6月22日 (木)

マルティン・シュタットフェルト 1

マルティン・シュタットフェルトでショパンの練習曲集。
練習曲集 作品10と作品25の24曲の練習曲だが、
調性の異なるそれぞれの曲をつなぐ間奏曲のような
即興演奏ということだが、シュタットフェルトによる
曲が挿入されている。2016年7月25-29日に
ベルリンのイエス・キリスト教会で収録されている。
挿入のないところでも曲は連続して演奏されるし、
全体がひとつの流れに途切れることなく進むように
シュタットフェルトは意図して弾いているようである。
その点でも音楽的に響くように練習曲としての性格は
完全に失われて、技巧的な面をここまで打ち消して、
優しく、柔らかく聞かせた演奏は聞いたことがない。
しかしだからこその魅力であり、何と表現すべきか、
シューマンの子供の情景を弾くつもりで練習曲を
弾いたような、かわいらしい仕上がりは何ともいい。
角の取れたソフトなタッチで、すべては丸い音で、
全く新しい世界を描き出すことに成功している。
これまでの常識とあまりにもかけ離れているが、
もう天才としかいいようがなく、私は好きである。
そう、これは練習曲集というより、詩集なのだ。

SONY 88985369352

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2017年6月21日 (水)

クリスティアン・テツラフ 1

クリスティアン・テツラフとラルス・フォークトによる
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調、
第2番 イ長調、第3番 ニ短調とスケルツォ ハ短調。
2015年8月24-26日にブレーメンのゼンデザール。
期待はしていたのだけど、ここまで並外れて感動的に
これまでの中でも最高の名演に仕上がっているなんて、
正直、驚かされた。ブラームスの完成された音楽に
まだこんなにも豊かな表現が生み出される可能性が
残されていたなんて、これを驚かずにいられようか。
テツラフは弱音を駆使して、繊細な表情を基本として
かなり自由な印象に聞かせている。そうした音作りに
多大な影響を与えているのがラルス・フォークトである。
どう聞いても伴奏というべきところに豊かな響きを与え、
いきいきと語り出し、最弱音から豪快な和音にまで
表現の幅が信じられないぐらいに大きいのである。
本当に素晴らしい。こんな演奏は聞いたことがない。
このふたり、何かを掴んで、抜け出したようである。

ONDINE ODE1284

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2017年6月20日 (火)

ジャン・ジャック・カントロフ 7

ジャン・ジャック・カントロフでバッハを聞いている。
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 BWV1006
1979年11月に荒川区民会館で収録されている。
昨日に続いて、やはり非常に辛口なバッハなのである。
独特の張り詰めた空気に緊張感があり、厳しさがあり、
こういう仕上がりは嫌いではないが、一方で覚悟がいる。
心地よい疲れどころではない…叩きのめされる感じで
しかしそれだけの魂のこもった強さに心の底から感動。
私は、バッハはほとんど聞かないので、たまに聞くには、
これだけの凝縮された演奏の方が、ありがたいのだが、
優雅な安息の時間はここには存在しない。それこそが
カントロフのバッハなのであり、当時は最先端であったと
そして40年近くが経過した現在も全く色褪せていない。
話は変わるけれど、荒川区民会館で収録されており、
この時代、音響のいい会場で知られていたのだろうか。
高橋悠治もいくつか荒川区民会館で録音を残している。

DENON COCO-73158,9

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2017年6月19日 (月)

ジャン・ジャック・カントロフ 6

ジャン・ジャック・カントロフでバッハを聞きたい。
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 BWV1001
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 BWV1002
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 BWV1003
1979年11月に荒川区民会館で収録されている。
激しさもあるし、作品への強い想いが伝わってきて、
集中力ある演奏に引き込まれる。実に辛口なバッハで
ト短調、ロ短調、イ短調という、厳格で格調高い世界に
こちらも気持ちが引き締まってくる。表面的な美観は
すっかり排除して、ひたすら核心に迫っていくような
崇高な領域に足を踏み入れて、やはり名盤である。
明日は後半のBWV1004-1006を聞きたいと思う。

DENON COCO-73158,9

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2017年6月18日 (日)

横浜の風景から 515

夜から雨の予報だったので、
湘南台まで行って、境川の風景。

20170618a

藤沢市今田の調整池。

20170618b

白鷺橋で境川を渡り、横浜市泉区へ。

20170618c1

20170618c2

泉区下飯田町の水田も田植えが終わっている。

20170618d

泉区下飯田町の左馬神社。
ここで雨が降ってきてしまって、
どうやらこの先やみそうもなくて、
ゆめが丘の駅に出て、そのまま帰宅。
昼過ぎに雨が降り出してしまった。

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2017年6月17日 (土)

マリア・ジョアン・ピレシュ 3

マリア・ジョアン・ピレシュのピアノでモーツァルトを聞く。
ピアノ協奏曲 変ホ長調 K.449とニ長調 K.537「戴冠式」
クラウディオ・アバド指揮ウィーンフィルとの協演である。
K.537は1990年4月にザルツブルク祝祭大劇場でライブ、
K.449は1992年3月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
久しぶりに出してみたが、25年以上も昔の演奏なのであり、
時間を空けて聞いてみると改めてわかることもあるのだが、
この頃のピレシュはしっかりとしたタッチで、力強い表情で
モーツァルトをくっきりと描き切っていると実に明快である。
「戴冠式」のライブは、ルドルフ・ゼルキンの代演だったと
たしかそう記憶しているが、よりしなやかに自在な動きで
このライブの方が断然素晴らしい。ウィーンフィルも絶品。

DG 437 529-2

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2017年6月16日 (金)

ウィグモア・ホール 2010

ウィグモア・ホールのライブ・シリーズから
マシュー・ポレンザーニの歌曲リサイタル。
シューベルトの春に D.882、漁師の歌 D.881
孤独な男 D.800、夜曲 D.672、シルヴィアに D.891、
ベートーヴェンの歌曲集「遥かなる恋人に」作品98、
ブリテンのミケランジェロの7つのソネット 作品22、
アーンのヴェネツィア方言による6つの歌「ヴェネツィア」、
アンコールは、伝承「ダニー・ボーイ」
ピアノは、ジュリアス・ドレイクである。
2010年5月1日にウィグモア・ホールでライブ収録。
冒頭のシューベルトで一瞬に引き込まれてしまった。
リリック・テノールだが、なんて心地のよい歌声だろう。
前半はシューベルトとベートーヴェンできっちり選曲だが、
後半はガラッと変わって、ブリテンとアーンが歌われる…
その構成も魅力的でなんて素晴らしいコンサートだ。
ブリテンが実によくて、ジュリアス・ドレイクのピアノが
私は大好きなのだが、ブリテン自らがピアノを弾いて、
ピーター・ピアーズと演奏することを考えていたことが
よく伝わってくる。その雰囲気があって、聞き惚れる。

Wigmore Hall Live WHLive0048

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2017年6月15日 (木)

アルバン・ベルク四重奏団 29

アルバン・ベルク四重奏団のメンデルスゾーンで
弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調と第2番 イ短調
第1番は1999年3月にウィーン・コンツェルトハウス、
第2番は2000年6月にハノーヴァーのフンクハウス、
どちらもライブ録音である。独特の音色で美しい演奏だ。
作品に関しては、短音階で書かれている第2番の方が、
メンデルスゾーンの魅力が率直に出ている気がして、
私は好きだけど、あまり聞いてこなかったので勉強中。
まだ10代でメンデルスゾーンの若いときの作曲だが、
この頃、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲に
夢中だったそうで、様々な形で影響されているという、
そう思って聞くと親しみが増してくる。ところどころに
ここだなという発見があって、そうしたツボはうれしい。

Warner 0825646090280

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2017年6月14日 (水)

エマーソン弦楽四重奏団 13

エマーソン弦楽四重奏団でベルクの抒情組曲、
抒情組曲より悲嘆のラルゴ(ソプラノ独唱付き)
エゴン・ヴェレスのE.B.ブラウニングによるソネット、
エーリヒ・ツァイスルの来たれ、汝甘き死のときよ
2014年6,8,12月、2015年2月にニューヨークで収録。
ソプラノの独唱でルネ・フレミングが参加している。
私は昔からベルクの抒情組曲が大好きなのだが、
ラサール四重奏団やアルバン・ベルク四重奏団が
定盤なのであり、今回、エマーソン弦楽四重奏団の
新しい録音で聞いているが、これがまた最高だ!
とにかく明瞭な響きでこの上なくシャープなのであり、
音色は明るく、結果的に音楽がわかりやすいのである。
好きだとはいっても新ウィーン楽派のモダンな作風であり、
容易い作品ではないが、驚くほど親しみやすく、感動した。
そして選曲にエマーソンならではのセンスを感じるのだが、
エゴン・ヴェレスの作品に以前から興味があったのだけど、
なかなか聞く機会がなくて、こうして紹介してくれるのは、
実にありがたい。9曲の交響曲があるのだが、他にも
どうやら弦楽四重奏曲もあるようで、ぜひ聞いてみたい。
ウィーンの出身でシェーンベルクに学んだが、ユダヤ人で
ナチスから逃れ、イギリスに渡っている。1974年に死去。

DECCA 478 8399

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2017年6月13日 (火)

マルク・アンドレ・アムラン 7

マルク・アンドレ・アムランでリストの作品を聞いている。
BACHの主題による幻想曲とフーガ、
詩的で宗教的な調べ~孤独の中の神の祝福、
巡礼の年 第2年(補遺)ヴェネツィアとナポリ
ピアノ・ソナタ ロ短調 という選曲である。
2010年8月25-27日にロンドンのヘンリー・ウッド・ホール。
速く弾くところで極限まで高速にそれが恐るべき鮮やかさ、
どの瞬間にも完璧に明瞭なタッチを保つという、そこに
真のヴィルトゥオーゾを感じるのだが、しかしアムランは
リストの作品に派手さを求めることはなく、真摯な姿勢で、
そこに存在する深い宗教性が浮かび上がってくるのであり、
実に通な世界である。アムランの超絶技巧が有名だが、
選曲に関しても作品への理解は本当に研究家だと思う。
ピアノの音色は美しく、その透明感が際立っているが、
抑制された範囲内に追い込んで密度を高めていくという
極めてストイックな一面が感じられるのであり、こちらも
それを受け止める覚悟がいるような、崇高な空気感で、
リストのそうした側面に光を当てているのだと思う。

hyperion CDA67760

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2017年6月12日 (月)

マウリツィオ・ポリーニ 7

ポリーニの新しい録音でショパンの後期作品集。
舟歌 作品60、3つのマズルカ 作品59、
幻想ポロネーズ 作品61、2つのノクターン 作品62、
3つのマズルカ 作品63、3つのワルツ 作品64、
マズルカ 作品68-4、2015年5,9月、2016年5月に
ミュンヘンのヘルクレスザールで収録されている。
近年のポリーニらしい肩の力の抜けた柔軟な表現だが、
彫刻のように音楽が立体的に響き出す独特なスタイル、
かつてよく聞かれた骨格のハッキリとした力強い造形が
今回は復活していて、うれしくなってしまう。角が取れて、
柔らかい音色が優しく鳴り出すところと一方の筋骨隆々、
逞しい音楽が豪快に響き渡るところでその弾き分けは、
ポリーニの長年の経験に基づく行きついた境地である。
ショパンの作品で全集の形に完成させていなかったのが、
マズルカとワルツだが今回も何曲か取り上げられており、
ぜひ聞きたかった選曲である。晩年の緻密な作風による
マズルカがとりわけ素晴らしく、そして自然体なワルツが
またさらに魅力的だ。ショパンも晩年の作品ばかり集め、
ポリーニが流れるように弾き進めていくと辛口な印象。

DG 00289 479 6127

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2017年6月11日 (日)

ベルナルト・ハイティンク 22

ベルナルト・ハイティンクの指揮によるシューマンで
交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」を聞いている。
演奏は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団である。
1983年2月にアムステルダム・コンセルトヘボウで収録。
いま聞くとハイティンクの指揮が若々しくて、驚かされる。
というのも34年前の演奏だ。ハイティンクは53歳である。
動きがあって、躍動感にあふれ、それは余裕の表れかも。
ハイティンクの指揮はきちっとしているイメージがあるが、
ここではその遊びの部分に音楽が生き生きと語り出す
エネルギーの源が詰まっており、力強い表現に感動した。
気合いの入った演奏で聞くとますます楽しく思えてくる。

DECCA 478 6360

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2017年6月10日 (土)

シャルル・デュトワ 2

シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団で
ラヴェルの管弦楽作品を収録順に聞いているが、
ボレロ、道化師の朝の歌、スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス、
1981年7月9-17日にモントリオールで収録されている。
優秀な録音も要因だとは思うのだが、あまりの鮮やかさに
これを聞いて、モントリオール交響楽団ってすごい!って、
そう思わない人はいないだろう。この明瞭さと透明感は、
新しい時代のスタイルを作り上げた。デジタル的であり、
この精妙なコントロールは、デュトワならではなのだけど、
彩りも豊かだし、躍動するリズムやノリのよさも最高だ。
スペイン狂詩曲での夜の雰囲気などもたまらないし、
シャープな中にも情景があって、絶妙なバランス感覚。

DECCA 478 9466

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2017年6月 9日 (金)

クラウディオ・アバド 33

クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団による
チャイコフスキーの交響曲全集を聞いてきた。
交響曲 第1番 ト短調と「くるみ割り人形」組曲
1991年3月13,15,16日にシカゴ・オーケストラホール。
シカゴ交響楽団との全集はこれで完成だが感動の名演。
冒頭から実に冴えた響きで一瞬に引き込まれてしまった。
繊細な表現での研き抜かれた感覚は、とにかく印象的だ。
スタイリッシュにシンフォニックに聞かせるが、一方での
民謡の要素を盛り込んだ親しみの音楽はいきいきとして、
メリハリの効いた鮮やかさが最大の魅力といえるだろう。
アバドの「くるみ割り人形」は、他には聞いたことがなくて、
意外な気もするのだけど、こちらもスッキリと緻密な音で
流麗さとその中でギリギリまでの躍動感と何とも楽しい。
お終いの「花のワルツ」の淡麗辛口な仕上がりも最高だ!

SONY 88697836722

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2017年6月 8日 (木)

リッカルド・ムーティ 17

リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団で
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
1987年9月28日にフィラデルフィアで収録されている。
透明感のある美しい音色でフィラデルフィア管弦楽団は
魅力的な音楽を聞かせているのだが、ムーティならば、
もっと強烈な個性を聞かせてほしかった印象もあって、
思った以上に普通の仕上がりである。どうも先入観で
ムーティ向きではない作品のような気もしていたが、
本当にその通りになってしまうとますます残念である。
繊細な表情にまで丁寧に聞かせているオーケストラは、
実に素晴らしい。でもやはり最後まで普通の演奏だ。

EMI 0 97946 2

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2017年6月 7日 (水)

6月7日の感想

昨日は帰ってくるのが遅くなってしまって、
帰宅は日付が変わって、1時過ぎであり、
すっかり目が冴えてしまったものだから
床に付いたのは、夜明け前の3時であった。
今日は眠い。たまには何もしないで早寝しよう。

関東地方も今日、梅雨入りしたらしい。
昨日はいい天気だったが、梅雨入り前に
無事に出掛けられてよかった。明日は雨。

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2017年6月 6日 (火)

6月6日の感想

20170606

埼玉の叔父の家に行ってきたのだが、
高崎市新町にあるガトーフェスタ・ハラダの
本社工場ショップに連れて行ってもらった。
車で少し行ったところで、グーテ・デ・ロワは
有名になる前からよく土産でもらっていた。
本社工場のショップには、観光客がバスで
何台も買いに来ていると噂に聞いていたので、
どんなところか興味あった。神殿風の造りは
写真で見ていたけれど、ついに現地を訪問。

そこからすぐの上里カンターレもお勧め。
バウムクーヘンの工場直売でつい大量購入。
埼玉県上里町の上里SAのすぐ近くである。

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2017年6月 5日 (月)

ズービン・メータ 15

ズービン・メータ指揮イスラエルフィルによる
ブラームスの交響曲全集を聞いてきた。
交響曲 第4番 ホ短調 作品98で、これで完結。
1992年10月4-27日にマン・オーディトリウムで収録。
メータのこのシリーズはこれまですべて絶賛してきたが、
最後まで本当に素晴らしい。色彩豊かで濃厚な音色、
実に艶のある響きは独特で、イスラエルフィルの魅力。
メータのブラームスは骨太な作りで、力強い重厚感。
このところずっとワーグナーを聞いて、すると永遠に
このまま聞き続けていたい気持ちになってくるのだが、
そこはしっかりと切り替えて、ブラームスの音楽が
何とも心に染みてくる。メータはウィーンフィルでも
ベルリンフィルでも昔から常連で活躍していたが、
この1990年代前半って、どうも聞かなかったけど、
いまとなっては、不思議なぐらいに感動的である。

SONY 88875166762

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2017年6月 4日 (日)

ウィーン国立歌劇場 2011/2012

ウィーン国立歌劇場2011/2012シーズンにおける
ワーグナーの「ニーベルングの指環」の上演より
クリスティアン・ティーレマンの指揮による
楽劇「神々の黄昏」から第3幕を聞いている。
2011年11月にウィーン国立歌劇場で収録されている。
「ニーベルングの指環」もこれにて最後の一幕である。
長いようであっという間だ。この第3幕がまた素晴らしい。
これまでの総括と物語がついに決着という内容だが、
第1場がライン河のほとりでラインの乙女たちと戯れて、
「ラインの黄金」冒頭を思い出させ、戻ってきた印象だ。
ジークフリートの記憶がよみがえり、これまでの筋を
語っていく第2場は、ティーレマンの指揮が研かれて、
バイロイトのときもそうだったと思うのだが透明な響き。
それで反旗を翻し、ジークフリートの背にハーゲンが
槍を突き立てるところ、そのすごい迫力は聞きもので、
その先の葬送行進曲などもたっぷり聞かせているが、
本当に隙のない完成された演奏で聞き惚れてしまう。
後半のブリュンヒルデの自己犠牲ももちろん最高だが、
ライン河が氾濫して、何もかもが飲み込まれる場面、
何かこれまで聞いてきたのと少し違う異様な空気に
ティーレマンはまた進化して、壮大な結末が聞ける。
少し時間は空けるが、この夏はバイロイト音楽祭で
ティーレマンが指揮したリングのCDを聞いてみたい。

DG 00289 479 1560

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2017年6月 3日 (土)

大山道の風景 13~四谷

20170603e

藤沢市城南1丁目にある地蔵堂。

20170603f

藤沢市城南1丁目にある
大山阿夫利神社一の鳥居。
大山田村道のスタート地点。

20170603g1

20170603g2

20170603g3

四谷不動尊にある大山道道標。
東海道と大山道の分岐点。
この先は東海道を歩き藤沢宿へ。

20170603h

引地橋で引地川を渡る。

20170603i

小田急線に架かる伊勢山橋、
今回は藤沢本町駅で終了。

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大山道の風景 12~茅ヶ崎

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茅ヶ崎市高田1丁目にある高田熊野神社。
裏手に庚申塔、道祖神、双体道祖神が見えるが、
その場所へは入っていくことができないようだ。
道路の脇には、石燈籠寄進の石塔が三基あり、
右と中は「元禄十四年辛巳七月吉日」とあり、
1701年の造立である。これはかなり古い。
左は「安永八年十一月」とあり、1779年造立。

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茅ヶ崎市赤羽根にて、大山道に面してある
神明大神社の鳥居。ここから参道が続く。

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長い参道を歩き、新湘南バイパスの先に
茅ヶ崎市赤羽根の村社神明大神社。

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大山道の風景 11~大曲

先月の続きで大山道の中から田村道を歩く。
相模線の寒川から小田急線の藤沢本町まで。

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寒川町大曲1丁目にある大曲神社。
境内に入ると「十二神社」ともある。

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十二神社の裏手にある道祖神と庚申塔。

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大曲橋(旧間門橋)にて小出川を渡る。
橋を渡って、この先は茅ヶ崎市である。

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2017年6月 2日 (金)

ウィーン国立歌劇場 2011/2012

ウィーン国立歌劇場2011/2012シーズンにおける
ワーグナーの「ニーベルングの指環」の上演より
クリスティアン・ティーレマンの指揮による
楽劇「神々の黄昏」から第2幕を聞いている。
2011年11月にウィーン国立歌劇場で収録されている。
第2幕から合唱団が加わるが、舞台も音楽も雰囲気が
変わってくるのは明らかであり、しかし婚礼の場面で
最高の盛り上がりなのは聞いていて、気持ちがいい。
ティーレマンも骨太な響きを駆使しながらよい流れ。
それで鳴らすだけ鳴らした後の復讐を誓う第5場、
その素晴らしさは感動的だ。ティーレマンの独特な
音作りがあるわけだが、オーケストラも合唱もそれに
深く共感しており、当時はメストの時代だったわけで
「指環」もこの収録の以前は、メストが指揮していたが、
ここまでスタイルを変えて、舞台を完成させたことは
さすがにティーレマンの存在感であり、偉大なことだ。
演奏後の聴衆の反応が凄くて、それはこの音源でも
その高揚は絶大なのであり、臨場感が伝わってくる。

DG 00289 479 1560

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2017年6月 1日 (木)

ウィーン国立歌劇場 2011/2012

ウィーン国立歌劇場2011/2012シーズンにおける
ワーグナーの「ニーベルングの指環」の上演より
クリスティアン・ティーレマンの指揮による
楽劇「神々の黄昏」から序幕と第1幕を聞いている。
2011年11月にウィーン国立歌劇場で収録されている。
序幕と第1幕で120分という長丁場だが一気に聞いた。
「夜明け」から「ジークフリートのラインへの旅」で有名な
序幕の盛り上がりは、それは最高だが、第1幕に進み、
ギービヒ家の場面になると…神々の世界の物語としての
特徴はますます薄れて、その通りだが人間ドラマである。
悲劇の結末へと向かって、方向性は変わりはじめる。
第3場で帰還するジークフリートにブリュンヒルデは
歓喜するのだが、その姿は変わり果てて、驚愕の場面、
ここがまた、その瞬間から音楽が一転するのだが、
その劇的な表現は、さすがにティーレマンである。
あまりにも素晴らしい。第1幕も時間を感じさせない。

DG 00289 479 1560

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