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2017年8月12日 (土)

セシル・リカド 1

セシル・リカドがアバドと協演したラフマニノフのピアノ協奏曲、
パガニーニの主題による狂詩曲とピアノ協奏曲 第2番で
クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団との協演である。
1983年2月12,14日にシカゴのオーケストラ・ホールで収録。
先日はリーリャ・ジルベルシュタインのラフマニノフを聞いたが、
アバドの8年前の録音というのが、セシル・リカドとのCDで
急に興味が湧いて聞いてみたのだが、こちらもかなりいい。
アバドは後年、精妙な音作りを追及し、引き締まった演奏で
理想の響きを完成させていったが、この1983年の演奏では
驚くほど豊かな音色が鳴り出して、細部の動きも冴えわたり、
音楽がいきいきと躍動している。ショルティ時代のシカゴだが、
徹底して機能美のオーケストラから深みある音を引き出して、
音楽に厚みが感じられ、これは想像以上の素晴らしさだ。
セシル・リカドは、1980年代には活躍して、よく名前を見たし、
この辺のCDが評価を高めたのだろう。鮮やかなテクニックで
細部にまで明瞭なこの平衡感は実に魅力的。説得力がある。
カーティス音楽院で学び、ルドルフ・ゼルキンの弟子とある。
この時期のアバドとゼルキンは、モーツァルトで協演していた。

CDR914

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