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2017年8月 1日 (火)

バイロイト音楽祭2008

バイロイト音楽祭2008の「ニーベルングの指環」より
楽劇「神々の黄昏」から序幕と第1幕を聞いている。
指揮は、クリスティアン・ティーレマンである。
2008年7,8月にバイロイト祝祭劇場で収録されている。
今日からいよいよ「神々の黄昏」だ。指環も後半である。
音楽があまりにも素晴らしい序幕ももちろんいいのだが、
場面は変わって、少々地味な印象の第1幕へと進んで、
しかしここが、やはり聞けば聞くほどに面白いのである。
ターザンではないが、社会と隔絶されたであろう森の中で
ミーメとしか接点のない暮らしをしてきたジークフリートが
ギービヒ家を訪ね、グンターやハーゲンと立派に接して、
その成長は驚くべきもので、「ジークフリート」において
粗暴な少年だったのが、ここでは真の英雄なのである。
第3場では冷静な判断のできないブリュンヒルデがおり、
第2幕では、裏切りへの怒りと復讐心で錯乱していくが、
ワルキューレとしての地位を失って、その迷いや過ちが
いかにも人間であることの証を表しているのである。
ブリュンヒルデの心の動きが反映される濃密な音楽は、
感動的なのであり、序幕と第1幕で実に長いのだけど、
そこは一気に聞かされてしまう。グンターの姿になった
ジークフリートの登場とブリュンヒルデの落胆であり、
その心理的な効果で、この第1幕の後半は最高だ。

OPUS ARTE OA CD9000B D

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