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2017年11月16日 (木)

小満ん語録~むこう地

先日の小満んの会にまつわる師匠の一句で
「むこう地」とは、どこなのか?上総房総であろう。
冬霞で見えるような、見えないような房総半島の情景。
江戸湾、明治の代なら東京湾か、寒くなるこの時期に
海上には霧が発生して、品川で迎える朝の景色である。
つまり「居残り佐平次」だ。明治の頃の東海道品川宿は
街道の東側、海っ縁に旅籠屋が並び、どの部屋からも
海のむこうに房総の山並みが眺められたことであろう。
「品川心中」にも出てくるけれど、桟橋付の旅籠があり、
部屋のすぐ下には、波が打ち寄せていたのである。
佐平次の無銭遊興が発覚して、行燈部屋に移るのは、
この後のこと。品川の居残りもこう読めば風情がある。

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