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2017年12月31日 (日)

ロイヤル・コンセルトヘボウ

マリス・ヤンソンスの指揮によるブルックナーで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ盤。
今年最後に聞くのは、交響曲 第9番 ニ短調
2014年3月19,21,23日にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
いかにもブルックナーらしいイメージとは少し違うと思うのだが、
コンセルトヘボウとのこのシリーズで確立されてきたスタイル、
ヤンソンスの独自の解釈が冴えわたって、今回も感動的だ。
引き締まった響きで基本的にはスッキリと速めのテンポ設定。
しかし鳴るところはよく鳴って、歌うところは豊かに歌い上げ、
メリハリが効いて、隅々にまで明瞭な透明感を行き渡らせる
徹底したこだわりが素晴らしい。このオーケストラだからこそ
こうした演奏法が確立されて、まさにその集大成なのかも。
ヤンソンスのブルックナーは、いまのところこれまでである。
第5番と第8番の録音がなくて、欠かせないところなので、
やはり聞いてみたくなるが、すると全曲を揃えてほしくなる。

RCO 16001

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横浜の風景から 522~大晦日

一年の最後に善部神明社にお参り。

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隣りの妙蓮寺で除夜の鐘が撞かれるので、
夜は人が集まるが、その準備で明るく、
夕方はひっそりで、まだ誰もいない神明社。

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2017年12月30日 (土)

横浜の風景から 521~七サバ参り

年末恒例の七サバ参りに行ってきた。
一年の締めくくりに厄払いの意味を込めて。
瀬谷駅から湘南台まで境川沿いのサバ神社。

20171230a1

七サバ参り 1/7 左馬神社
横浜市瀬谷区橋戸3丁目

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瀬谷の左馬社は年越しの準備中。

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七サバ参り 2/7 左馬神社
大和市上和田

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七サバ参り 3/7 左馬神社
大和市下和田

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七サバ参り 4/7 飯田神社
横浜市泉区上飯田町

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七サバ参り 5/7 七ツ木神社
藤沢市高倉

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七サバ参り 6/7 左馬神社
横浜市泉区下飯田町

20171230g

七サバ参り 7/7 今田鯖神社
藤沢市湘南台7丁目

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2017年12月29日 (金)

南西ドイツ放送交響楽団

フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮南西ドイツ放送交響楽団で
R.シュトラウスの家庭交響曲とメタモルフォーゼン
2014年9月9-11日(交響曲)と2015年3月6日(変容)に
フライブルクのコンツェルトハウスで収録されている。
R.シュトラウスのこのシリーズも第5集、これで完結である。
そして合併前の南西ドイツ放送交響楽団の最後のCDだ。
いまでは、家庭交響曲もすっかり好きになったのだけど、
メタモルフォーゼンとの組み合わせというと少々地味。
なんて思うと自分でも驚くほどに夢中になってしまうのだが、
深く引き込まれて、これが素晴らしい。この集中力というか、
音の密度、凝縮された音楽とグザヴィエ・ロトは最高だ。
特にメタモルフォーゼンの緊迫した中にある美しさと輝き、
こんなにも素直に感動できたことってない。難解な作品だ。
複雑で緻密で極めて知的な作品。そこを壊さず突き詰めて、
劇的な展開もあり、心を揺さぶる盛り上がりも存在して、
このシリーズでも最高傑作の一枚であるように思われる。

SWR>>music CD-No.SWR19021CD

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2017年12月28日 (木)

ヤープ・ファン・ズヴェーデン 3

ヤープ・ファン・ズヴェーデンの指揮による
ブラームスの交響曲を収録順に聞いてきた。
交響曲 第3番 ヘ長調と第4番 ホ短調で
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、
2002年6-8月にブールス・ファン・ベルラーヘで収録。
独特な荒っぽい感じにはじまり、もちろんそれは狙いで
力強く、熱い想いの伝わるブラームスに感動するのだが、
推進力あふれるテンポとこの押しの強さは若々しさか。
オーケストラの気合いと集中力もすごい。思いきりのよさ、
壮大に歌い上げるところと逆の歯切れよさも絶妙な対比。
かなりやりたい放題の印象もあるけれど、それが面白さ、
ひとつひとつがピッタリとはまって、一気に聞いてしまう。

Brilliant Classics 94074

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2017年12月27日 (水)

12月27日の感想

20171227

午前中、父の墓参りに行ってきた。
夏ほど、汚れていないけど、掃除をして、
供えた花も正月の間はもつだろう。
今年も残りあと四日。年越しの準備。

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2017年12月26日 (火)

マリア・ジョアン・ピレシュ 5

マリア・ジョアン・ピレシュでバッハの作品。
パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808
フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813
1994年1月と1995年1月にミュンヘン音楽大学で収録。
ピレシュのバッハもピアノの表現を最大限に活かしているが、
古典的な様式の中で格調高く振る舞って、実に感動的だ。
バッハのピアノ作品は、長音階の明るい響きが好きだけど、
イギリス組曲とフランス組曲からは短調の作品が選ばれて、
そこで深い色合いの音色が聞かれ、なんて素晴らしい!
いつも書いている通り、私は、バッハは苦手意識があって、
しかし先日のワイセンベルクも今日のピレシュの演奏も
やはり魅力的な音楽には引き込まれ、楽しめている。

DG 447 894-2

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2017年12月25日 (月)

ロイヤル・コンセルトヘボウ

マリス・ヤンソンスの指揮によるブルックナーで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ盤。
交響曲 第7番 ホ長調(1881/1883,1885年 ノヴァーク版)
2012年12月23,25日にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
第7番はバイエルン放送交響楽団とのライブもあるけれど
そちらは2007年11月4日の演奏で、ちょうど5年が過ぎて、
かなり印象も違ってきているように思われる。引き締まって、
豊麗な音響をあえて封印することで、細部にまで明瞭な響き、
背景に隠されている音型に至るまでしっかりと鳴っている。
スッキリとしている。しかしコンセルトヘボウの輝きの音色で
足りない感覚はどこにもないし、豊かな音楽は従来通りだ。
同じ年の録音で第6番のときも書いたが、ヤンソンス流の
ブルックナーの描き方が完成されて、それが素晴らしい。
正直なところ、ブルックナーを聞くのにヤンソンスというと
それほど興味惹かれるほどでもなかったのだが、今は違う。
ブルックナーのこれまでの伝統的なイメージにとらわれず、
ヤンソンスが、自身のメッセージをストレートに乗せてきて、
それに気付けた途端、音楽は心に響いて、引き込まれる。

RCO 14005

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2017年12月24日 (日)

12月24日の感想

クリスマス・イヴだが、それとは全く関係のない…
今日は「陸王」の最終回である。「半沢直樹」以降、
「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」というふうに
TBSによる池井戸潤の作品のドラマ化は、面白い。
最後は正義が勝つ!という展開はわかっているけれど
大きな敵が道に立ち塞がり、その都度、追い込まれて、
しかし今日は、その大逆転で、敵がひれ伏す最終回で
清々しいまでにスッキリしたのであった。今回の陸王も
注目度が高かったようだけど、決して諦めない努力、
方法は残されているのであり、粘り強い踏ん張りが
報われていくところは、感動的だし、考えさせられた。
クリスマスを迎えると今年も残すところ一週間である。

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2017年12月23日 (土)

アレクシス・ワイセンベルク 4

アレクシス・ワイセンベルクでバッハの作品。
パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
1987年8月にハノーヴァーのベートーヴェンザールで収録。
ワイセンベルクが亡くなって、まもなく六年になるのだが、
最近、話題にしていることが多くて、久しぶりに聞きたくなり、
元々好きなピアニストだったので、一気に関心が高まった。
なぜ、こんなに速く弾くのだろうと細部が聞き取りにくいほど、
意地で弾いているのか?やけくそなのか?限界に挑戦であり、
しかし聞けば聞くほどにワイセンベルクは一本筋が通って、
本当に偉大な存在なのである。この演奏は他では聞けない。
ピアノの華麗な表現を徹底して追求し、可能性を極限まで、
その音の美しさは格別であり、強さと信念を秘めている。
バッハの音楽を超越しているようで、ここにたどり着く。

DG 423 592-2

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2017年12月22日 (金)

エリアフ・インバル 28

エリアフ・インバル指揮ウィーン交響楽団の演奏で
ベートーヴェンの交響曲 第9番 ニ短調 作品125。
1989年12月30日から1990年1月1日に行われた
ウィーン・コンツェルトハウスでの新年の第9演奏会。
1980年代から90年代初頭の頃のスタンダードな響き、
ベーレンライター版やピリオド奏法が出る前の解釈で、
いまとなっては懐かしく、どこかホッとできるのだけれど、
インバルの指揮が、ライブ特有の緊張感が漲っており、
コンツェルトハウスの音響も生々しくて、迫力の演奏だ。
何となく体育館の中で聞いているような印象もあるけれど、
そういうものもすべて楽しめるならば、感動的なのであり、
インバルの丁寧な音作りが好きなので、私には魅力的。
この録音も早いもので30年近く前ということになるけれど、
ウィーン交響楽団はフィリップ・ジョルダンと新しい全集を
スタートさせているようなので、そちらも楽しみである。
同じくライブだが、会場は楽友協会での収録らしい。

DENON COCO-70581

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2017年12月21日 (木)

立会川の由来

最近、知ったことなのだが、品川の「立会川」で
その地名の由来について、鈴ヶ森で処刑される罪人を
江戸市中引き回しをして、浜川橋のところで舟を渡し、
鈴ヶ森の処刑に関わる役人に引き渡される。役人が
立ち合いをする川なので、「立会川」となったという。
浜川橋のところで、罪人の家族は涙の別れをするので、
橋の方は、通称「泪橋」とも呼ばれるようになった。

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2017年12月20日 (水)

12月20日の感想

準備はしてあったのだが、昼から年賀状の印刷。
夕食後も少し続けて、漏れがないかチェックして、
最終的に夜までかかってしまった。明日、出そう。
今年も残り11日である。やり残しのないように。
実は今日と明日、わが家はガス工事が入っていて、
何かとバタバタしているので、印刷などの作業。
明日の午前、一時間半ほど電気が止まるので
その前に印刷を終わらせておこうと都合をして。
しばらく天気もよさそうでそれは助かるのだが。

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2017年12月19日 (火)

ベルトラン・ド・ビリー 2

ベルトラン・ド・ビリー指揮バイエルン放送交響楽団で
プッチーニの歌劇「ボエーム」から第3幕と第4幕。
2007年4月にミュンヘン・フィルハーモニーで収録。
昨日の続きで、歌劇「ボエーム」の後半を聞いている。
映像付きの完成版がNHKのBSで放送されたときに
この第3幕の雪の場面がすごく感動的だったのだが、
音だけで聞いてもとにかく素晴らしくて、やはり格別だ。
第4幕も含めて、後半の演奏はベストといってもよく、
深く引き込まれる。ベルトラン・ド・ビリーは切れ味よく、
鮮やかに描き出しているのだが、透明な響きの中にも
強い想いが伝わってきて、美しい音色だけではない、
真実のある音楽に我々も心動かされるのであろう。
映像のイメージが残っているのだが、歌手も最高!

DG 00289 477 6600

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2017年12月18日 (月)

ベルトラン・ド・ビリー 1

ベルトラン・ド・ビリー指揮バイエルン放送交響楽団で
プッチーニの歌劇「ボエーム」から第1幕と第2幕。
2007年4月にミュンヘン・フィルハーモニーで収録。
クリスマスの季節で今年も「ボエーム」を聞いている。
映画の音声として収録された演奏会形式での上演で
アンナ・ネトレプコとローランド・ヴィラゾンが主役を歌う
21世紀の名盤である。その完成度の高さに感動する。
ベルトラン・ド・ビリーの指揮が実に鮮やかに快調で
一方のじっくりと歌うところでの想いの詰まった音楽、
メリハリが効いている。映像がなく、音楽だけでだと
改めてそういうところに意識が行く。演奏会形式で
歌劇場の雰囲気はないが、テンポよく流麗な感じ。
物語の展開よりもたっぷりと音楽鑑賞であろう。
明日は後半の第3幕と第4幕を聞きたいと思う。

DG 00289 477 6600

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12月18日の感想

お昼のドラマで「トットちゃん!」についてだが、
世界的なピアニストのカール・祐介・ケルナーは、
アレクシス・ワイセンベルクで間違いないらしい。
というのは、金曜日の放送で体調の変化にふれ、
我々はずっと後で知ったことなのだが、おそらく
それはパーキンソン病の発症のことであろう。
ワイセンベルクの東京でのリサイタルに行って、
シューベルトのピアノ・ソナタが思い通りに弾けず、
演奏会が中止になったときのことが思い出されて、
見ていてつらく、悲しい気持ちになった。引退して、
そのまま音楽界から姿を消したと思うのだけど、
その後のワイセンベルクの人生が語られるのか、
黒柳徹子さんは近くにいて、見守られたのかも。
「トットちゃん!」も最終週だが、そこは気になる。

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2017年12月17日 (日)

12月17日の感想

今週も日曜の晩はドラマ「陸王」を見ていたのだが、
終わって、チャンネルを変えて、今年のNHK音楽祭、
キリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立歌劇場による
楽劇「ワルキューレ」から第1幕(演奏会形式)を鑑賞。
ゲオルク・ツェッペンフェルトのフンディングの場面から。
私はクラウス・フロリアン・フォークトのファンなのだが、
ジークムントに関しては、慣れるのに時間がかかりそう。
「マイスタージンガー」のヴァルターなど、すぐに気に入り、
最初から夢中になったものだが、「ワルキューレ」だと
やはりちょっと違うらしい。来週は「陸王」も最終回だ。

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2017年12月16日 (土)

アルバン・ベルク四重奏団 37

アルバン・ベルク四重奏団の1970年代の録音を
収録順に聞いている。今日はモーツァルトの作品で
第20番 ニ長調 K.499 「ホフマイスター」
第21番 ニ長調 K.575 「プロシャ王 第1番」
1975年6月にウィーンのテルデック・スタジオで収録。
モーツァルトの弦楽四重奏曲は昔から好きなのだが、
それはハイドン・セットの第14番から第19番のことで
後期の作品はきちんと聞いてこなかったので、勉強中。
ニ長調の二曲で優雅な響きとほどよい渋さも心地いい。
フランツ・アントン・ホフマイスターのために作曲され、
「ホフマイスター」という題名らしい。音楽出版者とある。
第21番は、プロイセン(プロシャ)王妃の前で演奏し、
国王フリードリヒ・ヴィルヘルム二世から依頼されて、
6曲の弦楽四重奏曲を計画したが、3曲が完成し、
そのうちの最初の作品である。死後に出版された。

Warner 2564 69606-7

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2017年12月15日 (金)

マリインスキー劇場管弦楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)
2015年6月16日、12月30日にマリインスキー劇場で収録。
クリスマスの季節なので、「くるみ割り人形」を聞いている。
ゲルギエフとマリインスキー劇場による再録音で、前回は
81分ほどで一枚に収録されていたのだが、今回は84分、
二枚に分かれている。後半が昨日の交響曲 第4番だ。
音楽をしなやかに聞かせて、繊細な表現が印象的だが
この柔軟な運動性がバレエ音楽にはぴったりなのだろう。
前回の録音が1998年で20年前のマリインスキーというと
ロシアのオーケストラ特有のもっと荒々しい迫力が前面に
出ていたような気もするのだけど、しかしどうも印象が違って、
改めて聞き直してみると認識も変わってしまうかもしれない。
今回も骨太にたっぷりと重みを聞かせている曲もあるので、
その辺で、ゲルギエフの表現の幅が広がっていることに
気付かされるのである。近年の進化にはまた驚かされた。

MARIINSKY MAR0593

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2017年12月14日 (木)

マリインスキー劇場管弦楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団で
チャイコフスキーの交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
2015年6月10日、9月29日にマリインスキー劇場で収録。
ゲルギエフはウィーンフィルとも録音していて、聞いているが、
少し前のことで忘れてしまって、最新の演奏を聞いてみると
やはり繊細な表情を美しく、一方で鳴らすところはたっぷりと
テンポを落として、じっくり歌い上げたかと思うと急激な加速、
かなり自由度が増して、オーケストラも自在に反応している。
近年のゲルギエフは過剰に思い入れて演奏をすることは、
あまりなかったので、少々意外でもあり、これは興味深い。
スタイリッシュでないところでロシア人の心が感じられるし、
マリインスキー劇場でのチャイコフスキーは格別であろう。
後半の盛り上がりでその迫力、上り詰める感覚は最高だ。
ゲルギエフはいろいろと聞いているが、この演奏は好き。

MARIINSKY MAR0593

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12月14日の感想

お昼のドラマで「トットちゃん!」が放送中だが、
カール・祐介・ケルナーという世界的なピアニストと
黒柳徹子さんが結婚を考えていたこともあったと
そういうストーリーで、このピアニストは誰なのか?
アレクシス・ワイセンベルクだという噂がある。
1960年代の東京オリンピックの頃に来日しており、
その時代に脚光を浴びていた若手ピアニストで
実は私もワイセンベルクがすぐに思い浮かんだ。
徹子さんの父で黒柳守綱さんが、そのピアニストを
ドビュッシーとラフマニノフの演奏が素晴らしいと
レコードでドビュッシーのアラベスクを聞かせている。
その辺もぴったり合致して、根拠ではあるのだが。
私も昔からファンだったので、こういう話を聞くと
ますます親近感をおぼえた。物語ではあるけれど。

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2017年12月13日 (水)

セドリック・ティベルギアン 1

セドリック・ティベルギアンによるショパンを聞いていく。
ブラームスのバラード 作品10とショパンのバラード全曲
2006年4月にベルリンのテルデックス・スタジオで収録。
セドリック・ティベルギアンのピアノにかなりはまっていて、
細やかな表情で丁寧に描き込まれているのがいいのだが、
その揺らぎの感覚が絶妙で何とも魅力的に引き込まれる。
好き勝手に弾いているのではなくて、壊さないギリギリで
自由な飛躍が存在しているのであり、その匙加減は天才。
バラードという共通項ながら、緻密な構築のブラームスと
まさに自在な展開を見せるショパンのバラードを並べて、
対称的な印象もあるけれど、ティベルギアンの創造性が
不思議な調和を生み出し、柔軟ながら的確な反応で、
本当に素晴らしい。ずっと聞いていたい気持ちになる。

CDR925

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2017年12月12日 (火)

ロンドン交響楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団で
プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」
昨日に続いて、第2幕の途中から第3幕と第4幕。
2008年11月21,23日にバービカン・センターで収録。
やはり細やかな表現が非常に美しい響きで感動する。
もちろん巨大な迫力も冴えわたり、対比は素晴らしい。
しかしそれにしても近年のゲルギエフは繊細な音色で
強引なところがなくなり、隅々にまで行き届いている。
緻密に踏み込む部分と感覚的に捉えているところで、
絶妙なバランスなのであり、ゲルギエフならではの音、
そこがファンにとってはたまらないのであって、最高だ。
十年近く前なので、最近でもないが、近年の演奏は
すべてがライブ録音であり、音楽をより自在に扱って、
そこで生まれる躍動感が輝きを放っている。名演!

LSO Live LSO0682

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2017年12月11日 (月)

ロンドン交響楽団

ヴァレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団で
プロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」
今日は第1幕と第2幕の途中までを聞いている。
2008年11月21,23日にバービカン・センターで収録。
ゲルギエフが最も力を入れているプロコフィエフだが、
実にしなやかな運動性で流れるように美しい音色。
プロコフィエフの巨大な不協和音や重低音の迫力、
威圧的な響きも効果的だが、それもすべて自然体で
ただただプロコフィエフの音楽の魅力が引き出され、
心地いいし、楽しい時間が過ぎていく。正直なところ
こんなにも気持ちよく聞けたっけ?と作品を再発見。
ますます音楽を好きにさせてくれたのは、それは
ゲルギエフの存在あってこそ、さすが別格である。

LSO Live LSO0682

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2017年12月10日 (日)

小満ん語録~目貫

昨日の「大神宮」での話題なのだが、
吉原に関するマクラを聞くときに
金龍の裏は遊女の目抜きなり
という川柳を耳にすることがあるけれど、
金龍山浅草寺の裏にあるのが吉原であり、
そこでは遊女が中心的存在ということか。

浅草寺の御本尊は一寸八分の観音様だが、
秘仏で見た者はなく、ただ一人、見たことあるのが、
十一代将軍徳川家斉であったという。開けてみると
観音様はなく、龍の彫られた刀の目貫があったそうな。
もちろんガセネタだが、秘仏を見た者がいないので、
そんな噂まで立つのであり、川柳に詠み込まれている。
つまり「金龍の裏は遊女の目抜きなり」の川柳は、
「目抜き」と「目貫」を掛けているのだ。川柳は深い。

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2017年12月 9日 (土)

黒門亭で馬治・左龍・小満ん

小満ん師匠を聞きに黒門亭に行ってきた。
暮れも近づき、開場待ちの寒さが堪える。

第2部
三遊亭ぐんま:のめる
金原亭馬久:真田小僧
金原亭馬治:棒鱈
柳亭左龍:猫怪談
柳家小満ん:大神宮

馬久さんの「真田小僧」は、「薩摩に落ちた」のオチまで。
馬治さんは、その薩摩の芋侍が登場する「棒鱈」であり、
侍の田舎っぷりが一段と凄まじく、薩摩侍というより田舎侍。
店の女中さんや芸者さんの感じがよくて、女性が魅力的。
左龍さんの「猫怪談」は、以前に落語研究会で放送されて、
よく覚えているが、夜中に不忍池の畔で早桶を運ぶ場面で
月番の吉兵衛さんが尋常でない臆病者であり、怯えの形相、
少しも感じない与太郎とのやり取りが可笑しくて好きである。
大家さんとの三人の演じ分けが、実演で聞くと実に明解で
噺に引き込まれた。与太郎が一人残されて、一所懸命に
死んだお父つぁんに話しかけるところは、感動的でもある。
小満ん師匠は「大神宮」をネタ出しで、この噺は浅草案内。
もうひとつ年末の歳の市の情景が描かれる「姫かたり」も
この季節に師匠は取り上げているが、歳末の活気であり、
十一月の酉の市以降、師走はやはり浅草なのであろう。
雷門は暮六つの鐘で閉められて、磯部大神宮の脇門で
吉原への客は待ち合わせをしたという。そこで、前回の
モテた、モテなかったの噂話を聞かされているものだから、
大神宮様が吉原にすっかり興味をもって、門跡様と一緒に
遊びに行く。その客たちの女郎買いについての噂話だが、
関内の小満んの会(2010年11月)のときにはなかったので
そちらは短縮版、今回が丁寧に本寸法ということなのかも。
浅草紹介のマクラも充実していて、勉強になることばかり、
それに対して、噺の方は軽く、バカバカしいのが楽しさだ。
中継ぎで一杯やってから吉原に繰り込むものだと耳学問、
「精進もらいはいけません」と大神宮様、門跡様が揃って、
「前川」で鰻の白焼きを食べて行くところはお気に入り。

20171209

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2017年12月 8日 (金)

ロイヤル・コンセルトヘボウ

マリス・ヤンソンスの指揮によるブルックナーで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ盤。
交響曲 第6番 イ長調(1879/1881年 ノヴァーク版)
2012年3月7-9日にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
これ以前のヤンソンスのブルックナーとは少し違っており、
引き締まって、くっきりとした輪郭、きびきびと俊敏な動き、
ヤンソンスらしい造形感覚がブルックナーにも適用されて
このライブシリーズでは、一番いいかもしれない充足感。
ディテールの処理がすごい。ただならぬ緊張感である。
第6番で、こうした演奏が聞けるなんて、正直なところ、
予想していなかった大きな感動であった。とにかく明瞭。
ハッキリとした主張が伝わってきて、こちらも迷いがない。
ヤンソンスなりの答えを見つけたようだ。続きが楽しみ。
2012年12月の第7番と2014年3月の第9番がある。

RCO 14005

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2017年12月 7日 (木)

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス

ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮による
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第9番 ニ短調 作品125であり、
独唱は、ジモーナ・シャトゥロヴァ、藤村実穂子、
クリスティアン・エルスナー、クリスティアン・ゲルハーヘル、
そしてMDR合唱団、ゲヴァントハウス合唱団によって
2015年12月にライプツィヒ・ゲヴァントハウスで収録。
日付の記述はないが、おそらく大晦日のライブである。
奏法の点でも解釈においても今日の最先端を取り入れ、
88歳のブロムシュテットが今も進化し続けていることに
まずは驚かされる。細部にまで非常に明瞭に響かせて、
音楽の構造が鮮やかに浮かび上がり、しかし無理なく、
仕上がりとして、実に自然体な音色を奏でていることに
何よりも感動した。現在の解釈では、重々しさはないが、
非常にリズムが強調されており、それが緊張感を生み、
音楽がしなやかに進行されて、素晴らしい演奏である。
ゲヴァントハウス管弦楽団がとにかくものすごくいい音。

accentus music ACC80322

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2017年12月 6日 (水)

三遊亭圓生 「文七元結」

圓生師匠の「文七元結」の実況録音があって、
54分弱の高座なのだが、いろいろ調べてみると
どうも落語研究会の録音であるらしいことがわかった。
もしそれが正しければ、第92回で1975年10月29日、
圓生百席の収録が翌年の1976年6月15日のことで
マクラから噺への入り方がよく似ている。名人のマクラ。
圓生師匠の「文七元結」は、先代の圓生の型を継承か?
冒頭、長兵衛が帰ってきて、お久がいないと騒ぎになり、
「日陰の豆もはじける時分にははじけるの喩」のところで
お久が先のおかみさんの子で義理の関係とわかるけど、
もう一方の設定で「男のとこにでも行った」という長兵衛に
おかみさんが「私の子だよ」「俺の分だけさっ引いとけ」で
実の子の設定で、そのやりとりの方が、私は好きである。

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2017年12月 5日 (火)

スティーヴン・オズボーン 3

スティーヴン・オズボーンのラヴェルを聞いている。
クープランの墓、メヌエット、古風なメヌエット、
グロテスクなセレナード、水の戯れ、前奏曲、
ハイドンの名によるメヌエット、ボロディン風に、
シャブリエ風に、亡き王女のためのパヴァーヌ、
優雅で感傷的なワルツが後半に収録されている。
2010年7,9月にロンドンのヘンリー・ウッド・ホール。
その正確さは、まるで機械仕掛けのような緻密さで
しかし無機的な印象になることなく、想いが詰まって、
とにかく最高の気持ちよさである。本当に素晴らしい。
テクニックの鮮やかさが基本だが、柔軟な運動性で
実にしなやかな音楽の流れ、洗練された響きは格別。
もちろん音は美しいし、何よりも純度の高さが特長だ。

hyperion CDA67731/2

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2017年12月 4日 (月)

スティーヴン・オズボーン 2

スティーヴン・オズボーンのラヴェルを二日で聞く。
今日は、夜のガスパール、ソナチネ、鏡、ラ・ヴァルス
2010年7,9月にロンドンのヘンリー・ウッド・ホール。
ラヴェルの作品集から1枚目だが、こちらの選曲は
私にとっては、好きな曲ばかりで、うれしくなってしまう。
ピアノの響きで色彩や表現の主張は内向的でもあるが、
とにかくその驚異的な鮮やかさとしなやかで柔らかい音色、
あまりの素晴らしさに釘付けになってしまう。本当に最高。
今回もスティーヴン・オズボーンの独特の和音の処理に
これまでと違う感覚が生まれて、不思議なぐらいに夢中。
いろいろと聞いてきたけれど、全く違うのである。天才的。
この才能と閃きは、ちょっと次元の違う完成度で究極だ。

hyperion CDA67731/2

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2017年12月 3日 (日)

ヤープ・ファン・ズヴェーデン 2

ヤープ・ファン・ズヴェーデンの指揮による
ブラームスの交響曲を収録順に聞いている。
今日は、交響曲 第1番 ハ短調 作品68で
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、
2002年6-8月にブールス・ファン・ベルラーヘで収録。
快速なテンポ設定ながら想い入れたっぷりの歌い方で
力強く、感動的なブラームスである。アムステルダムが
本拠地であるネーデルラント・フィル(オランダ・フィル)で
同じ地のコンセルトヘボウ管弦楽団などと比べれば、
世界のトップ・オーケストラとはいえないと思うのだが、
才能を開花させつつあったズヴェーデンの指揮であり、
音楽に深く聞き入って、じっくり楽しめた。素晴らしい!
ちなみに録音会場のブールス・ファン・ベルラーヘとは、
アムステルダムの証券取引所だそうである。なるほど。

Brilliant Classics 94074

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2017年12月 2日 (土)

地図で楽しむすごい神奈川

20171202

横浜駅西口の有隣堂にふらっと立ち寄ったところ、
「地図で楽しむすごい神奈川」(都道府県研究会)
という本を見付けて、気にいって買ってきた。
神奈川県の地形や歴史、交通を地図で紐解いて、
謎解きしていくガイドであり、この手の本は多く、
つまりは内容で重なっている気もするのだけど、
この本は題名の通り、楽しそうで持っておきたい。
読むというより見る感覚で、勉強したいと思う。

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2017年12月 1日 (金)

ロイヤル・コンセルトヘボウ

マリス・ヤンソンスの指揮によるブルックナーで
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のライブ盤。
交響曲 第4番 変ホ長調(1878/1880年 ノヴァーク版)
2008年9月17-21日にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
ヤンソンスのブルックナーに共通といってもいいのか?
音色の美しさにすぐに引き込まれるが、響きを吟味して、
研き抜かれた音楽作りではあるけれど、明るく、暖色系で
どの瞬間も親しみやすく、最後まで楽しく聞き続けられる。
歌心に満ちていて、端正な中にも表情は豊かなのであり、
精神性で厳しい彫刻のブルックナーとは一線を画している。
やはりギュンター・ヴァントやチェリビダッケ、朝比奈隆など
かつてのそうしたブルックナー指揮者が究極であるならば、
少し方向性は違うのだが、解釈もより自由に解き放たれて、
ヤンソンスも素晴らしいのである。とはいっても終楽章は、
引き締まって緊張感に満ち、感動的なフィナーレである。

RCO 09002

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