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2018年2月13日 (火)

ギャリック・オールソン 4

ギャリック・オールソンによるリストの作品集(第2巻)で
リスト編曲によるベートーヴェンの歌曲「アデライーデ」、
同じく編曲でバッハの幻想曲とフーガ、エステ荘の噴水、
詩的で宗教的な調べ~孤独の中の神の祝福、葬送曲、
灰色の雲、4つの小品~第2番、メフィスト・ワルツ第1番、
2012年7月23-25日にニューヨーク州立大学で収録。
この演奏にもベーゼンドルファーのピアノが使用されている。
深みのある音色で奥行きの感じられるまさに上質な音楽、
ギャリック・オールソンの目指す響きは、華美な表現を避け、
テクニックに偏らない渋く内面で勝負するところに感動。
そうした方向性の作品が選ばれている部分もあるのだが、
つまりは選曲も魅力だし、何とも香り立つような色合いだ。
細部にまで丁寧に音楽を扱って、角の取れた響きゆえに
聞いているこちらも引き込まれて、寄り添いたくなってくる。
外へと発散する演奏でないところが、成功の最大の要因。
とはいっても葬送曲の重低音で迫ってくる圧倒的存在感、
メフィスト・ワルツの迫力の運動性は、やはり最高である。

BRIDGE 9409

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