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2018年3月19日 (月)

第144回 柳家小満んの会

県庁に年次報告書を出しに行って、
大岡川沿いに桜の開花を観測しつつ、
吉野町までのんびりと夜は小満んの会。

柳家小多け:つる
柳家小満ん:家見舞
柳家小満ん:お茶汲み
柳家小満ん:花見の仇討

お馴染みの「家見舞」だが、師匠で聞くのははじめて。
夏の噺で、少々臭ってくるようなイメージがあるけれど、
今日は、水瓶の礼に出された料理が芝海老の汁物で、
豆腐と青物の「緑があって、色がいいや」という台詞で
そういうところに春が感じられた。芝海老というので、
春なのかはわからないが、冬から三月の今頃が旬。
笑い所はたくさんだし、ドタバタ要素もある楽しさだが、
汚くならない言葉の運びが小満ん師匠ならではである。
続いて、「お茶汲み」であり、長大なオウム返しだが、
花魁が来て、男がギャーっというのはなんとも笑える。
こういうところがまさに落語的バカバカしいお笑いだが、
前半の男の顔を見ての花魁の驚き様もわざとらしくて、
騙して、騙されて、騙されたふりもして、すべてが遊び、
軽く聞かなくてはならない。真剣なものでないのであり、
わかった上でのいい加減さ、それが遊びというものか。
お茶殻の涙を介して、ウソを楽しむ粋な世界である。
三席目は「花見の仇討」で、2012年3月の関内以来。
その間に2016年3月にも日本橋で演じられているが、
そのときは行けなかったので、6年になるとは驚きだ。
師匠の「花見の仇討」は、もっと最近のような気もした。
花見のご趣向でまさに茶番だが、稽古からして面白い。
この噺は好きである。もちろん今年ははじめてだけど、
聞けるとうれしくなって、先週は、「百年目」も聞けたし、
今日も桜で花見を堪能した気分。吉野町への大岡川で
開いたばかりの桜も見てきたし、テンションが上がった。
ということで、次回は5月17日(木)の第145回であり、
「出来心」「鍬潟」「茶の湯」の三席である。楽しみだ。

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