« 5月10日の感想 | トップページ | 東京の風景から 82~蒲田 »

2018年5月11日 (金)

マルティン・シュタットフェルト 3

マルティン・シュタットフェルトのシューベルトを聞いている。
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D.960とト長調 D.894「幻想」
2007年8月1-5日にカイザースローテルンで収録。
思ったよりも前向きに元気な印象で晩年のシューベルトが、
まだ決して希望は捨てていないという、そんな印象を受ける。
塞ぎこんで閉じこもっている感じではない。変ロ長調の方で
この作品の透明感は、絶望の中にあるというよりは、どこか
死を受け入れて、その先を見ているようなところがあるが、
シュタットフェルトは穏やかな中にも生きる力を注ぎこんだ。
繊細な表情も独特に美しいが、それはいつも明るい存在。
後半のト長調ももっと繊細な仕上がりを予想していたのだが、
意外にしっかりとした響きで、ドイツ的な重厚な要素もある。
全体の特徴として、左手の低音(伴奏型)がよく聞こえてくる。

SONY 88697135902

|

« 5月10日の感想 | トップページ | 東京の風景から 82~蒲田 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マルティン・シュタットフェルト 3:

« 5月10日の感想 | トップページ | 東京の風景から 82~蒲田 »