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2018年5月31日 (木)

ハンヌ・リントゥ 3

ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団による
シベリウスの交響詩「タピオラ」 と交響詩「エン・サガ」、
アリウス・サッリネンの編曲による8つの歌曲。
メゾ・ソプラノ独唱は、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター。
タピオラと歌曲が2016年5月、エン・サガが2016年12月に
ヘルシンキのミュージック・センターで収録されている。
体育会系、筋肉ムキムキのシベリウスは今回も絶好調で
ハンヌ・リントゥの眩しい音楽って、本当に圧倒的存在感。
かつて聞いたことのない激しさではじまるタピオラであり、
どの瞬間も一点の曇りのない明瞭な楷書体、ハッキリして、
こういうシベリウスってありなのか?という、概念が崩れる。
新しいことに挑戦しているというのと違って、突き詰めて、
本質に向きあい、とにかく音楽への真剣さがにじみ出る。
表面的な激しさと内面での厳しさ、覚悟が違うというか。
何よりも音楽を惰性で扱っていないところに心打たれる。
経験と積み重ねで成果は築き上げられるものだと思うが、
ハンヌ・リントゥのこの一曲に向き合う集中力は凄まじく、
フィンランド放送交響楽団の共感と一体感に感動する。

ONDINE ODE1289

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