« チコちゃんに叱られる | トップページ | ヤクブ・フルシャ 1 »

2018年5月27日 (日)

圓朝速記~真景累ヶ淵(四七)

お賤に唆されて、新吉が惣右衛門を殺す場面である。

新吉「人情として出来ねえ、お前の執成(とりなし)が宜いから、
旦那は己が来ると、新吉手前(てめえ)の様に親切な者はねえ、
小遣(こづけえ)を持って行け、独身(ひとりみ)では困るだろう、
此の帯は手前に遣る着物も遣ると、仮令(たとえ)着古した物でも
真に親切にして呉れて、旦那の顔を見ては何うしても殺せないよ」

こういうところは、新吉は根っからの悪党でもなくて、
気が弱かったり、優しいところもあって、人間味が感じられる。

(寝ている旦那の首に細引きを巻き付けて)
お賤「じれったいね新吉さん、グッと斯うお引きよ、もう一つお引きよ」
新吉「うむ」
と又引く途端新吉は滑って後(うしろ)の柱で頭をコツン。
新吉「アイタ」

新吉はますます抜けていて、前半の頃の新吉に戻ったようだ。

遺言に従って、惣右衛門の湯灌を新吉が行うが、
ひとりでできるものでもなく、そこへ土手の甚蔵が現れる。

|

« チコちゃんに叱られる | トップページ | ヤクブ・フルシャ 1 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 圓朝速記~真景累ヶ淵(四七):

« チコちゃんに叱られる | トップページ | ヤクブ・フルシャ 1 »