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2018年6月28日 (木)

スティーヴン・ハフ 4

スティーヴン・ハフによるリストの作品集を聞いている。
巡礼の年 第1年「スイス」、グノーのオペラ・パラフレーズ
「別れ」「ファウストのワルツ」「シバの女王」より
2003年1,5月にロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで収録。
スティーヴン・ハフは本当に素晴らしい。驚異的な鮮やかさ、
基本はスッキリと爽やかに見通しのいい音楽が展開されるが、
巡礼の年の「嵐」では、極限までの巨大な音量と激しさであり、
続く「オーベルマンの谷」での幻想的な情景に感動してしまう。
透明感のある音色の一方で、あまり色彩を感じさせないが、
このモノトーンな世界での濃淡の陰影が実に美しく、最高。
有名な作品集なので、細かくは意識して聞かないのだが、
リストのスイス旅行での印象であり、風景描写ではなくて、
旅の中での心情が音楽の中に込められて、それを想うと
ますます世界は広がる。1835年から1839年の4年間で
20代半ばのリストは、マリー・ダグー伯爵夫人とスイスや
イタリアを旅している。コジマ・ワーグナーの母として有名。

hyperion CDA67424

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