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2018年8月24日 (金)

ベルナルト・ハイティンク 31

ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドンフィルによる
ヴォーン・ウィリアムズの交響曲を収録順に聞いてきた。
交響曲 第8番 ニ短調と第9番 ホ短調、
2000年4月にアビー・ロード・スタジオで収録。
ハイティンクのヴォーン・ウィリアムズはこの2曲で完成。
独特な憂いを帯びた響きだが、清々しく美しい音楽である。
第8番は面白くて、第1楽章の幻想曲(変奏曲)にはじまり、
第2楽章は管楽器のみ、第3楽章は弦楽合奏の緩徐楽章、
第4楽章は再び全員で、そこに打楽器も加わるという形態。
最後の第9番もさらに壮麗な響きだが、1958年4月2日に
作曲者の立ち合いで初演され、その4か月後の8月には、
ヴォーン・ウィリアムズは85歳で亡くなっている。最晩年も
音楽に衰えは見られなくて、英国風の保守的な印象だが、
感動的で私は大好きだ。初演の10年後には、プレヴィンや
エイドリアン・ボールトが録音を行っているが、このCDで
ハイティンクだって、作曲から40年しか経過しておらず、
そう思うと新しい作品なのである。何とも風格ある存在で
それを築き上げたのは、イギリス人の尊敬と誇りであろう。
ロンドンフィルの演奏からはそうした想いが伝わってくる。

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