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2018年10月22日 (月)

落語につぶやき 296~しわい屋

昨日の黒門亭で時蔵師匠の「しわい屋」を聞いて、
この噺は八代目の正蔵師匠が有名で聞いてみた。
時蔵師匠の師匠だが、忠実に再現されていた。

まずは「けちん坊」の別のいい方であり、しみったれ、
しわい屋、がめつい奴、六日知らずで指を数えるが、
せっかく握ったものは放すのは惜しい…という。
隣に金槌を借りに行く小噺、屁をもらって一目散、
裏の菜畑の肥やしにするという、こちらも小噺で、
ここからが噺の本編だが、ご飯のおかずは梅干しで
一つの梅干で三週間、最初の週はただ梅干を睨んで、
しゃぶりはじめる、かじりはじめる、食べ尽くすのには、
三週間はかかって、でも人は贅沢なもので飽きが来る、
それで「はさめず」がいい。醤油のこと。箸で挟めない。
ご飯は水漬けにして、箸に十分に水が付いているのを
はさめずの中に入れるから、最近では量が増えてきた。
いただいてきた扇子を半分開いて、そちらで五年間、
残りの半分でもう五年間、一本の扇子で十年は使う。
するとそんなケチはいわない、扇子は全部開いて、
私は首を振るという。金を残す極意を教えてもらう。
梯子で松の木に上り、これはと思う枝に足を掛けたら、
両手で上の枝をつかんで、すると梯子は取り除かれ、
「お金を貯める極意なんだから命がけで覚えておくれ」
左手を放し、右手の小指を放し、薬指、中指、人差し指、
順に指を放して、人差し指を放したら落ちてしまうが、
親指と人差し指で輪を作り、「どんなことがあっても
これだけは放しちゃいけない」というサゲである。

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