« 落語につぶやき 297~三人旅 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 5 »

2018年10月29日 (月)

落語につぶやき 298~錦の舞衣

プッチーニの歌劇「トスカ」を聞くのにちょっと調べると
3年の年月をかけ、1899年に完成、翌年の初演とある。
1900年1月14日にローマのコスタンツィ劇場で初演。
それに対して、三遊亭圓朝が舞台を江戸に改作して、
大塩平八郎の乱を絡めて「錦の舞衣」を演じたのが、
1889年(明治22年)であったと圓朝の方が早かった。
サルドゥの「ラ・トスカ」が日本に入ってきていたことに
驚かされるのだが、文明開化の明治は進んでいた。

サルドゥの戯曲「ラ・トスカ」がパリで上演されたのが、
1889年であり、プッチーニがこの作品にふれたのは、
圓朝と同じ頃であったようだが、オペラ化に向けて、
直ちにサルドゥから権利を買うよう依頼したそうだけど、
1893年、アルベルト・フランケッティに奪われてしまう。
しかし作曲は進まず、プッチーニに改めて依頼が来た。
プッチーニは感情を害し、気が進まなかったようだが、
ヴェルディの仲介もあり、最終的に作曲することになる。
しかし台本制作におけるサルドゥとの調整や作曲でも
プッチーニの要求に様々な議論を要し、完成までに
時間がかかってしまった。圓朝が早かったというより
歌劇の完成にまで様々な困難が存在していたらしい。

|

« 落語につぶやき 297~三人旅 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 落語につぶやき 298~錦の舞衣:

« 落語につぶやき 297~三人旅 | トップページ | ジュゼッペ・シノーポリ 5 »