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2018年10月19日 (金)

ヴァレリー・アファナシエフ 3

ヴァレリー・アファナシエフでベートーヴェンのソナタ。
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13「悲愴」
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」
2015年2月にハノーヴァーのベートーヴェン・ザール。
シューベルトでは、アファナシエフの「間」が美しいと
書いたのだが、ベートーヴェンでは、力強い和音の
消えゆくまで豊かに鳴り続ける残響の余韻が最高だ。
テンポはここでも遅いのだが、すべてに理由があって、
必然性があるので、少しも気にならない。素晴らしい。
隠れるところがなくて、あらゆる要素が明快に均質で、
クリアに鳴り出すところは、ふとミケランジェリの演奏を
思い出した。アファナシエフが多少、個性的な解釈に
聞こえてくるのは、伴奏の音型をハッキリと分離させて、
そこに豊かな音楽性を与え、鳴らしているところである。
ベートーヴェンの最も広く知られているピアノ・ソナタが、
全く聞いたことのない形に仕上げられているのだけど、
そのすべてに説得力があって、本当に天才的な演奏。
聞けば聞くほど、惹きつけられるものがあるし、深い。
アファナシエフの意図が伝わるとそれは感動である。

SONY 88985490032

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