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2018年11月 6日 (火)

ジョルジュ・プレートル 2

ジョルジュ・プレートルの指揮によるミラノ・スカラ座で
レオンカヴァッロの歌劇「道化師」を聞いている。
1983年にミラノ・スカラ座で映画制作用に音源収録。
昨日の歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」に続いて、
主演はプラシド・ドミンゴで主役のカニオを歌っている。
ジョルジュ・プレートルの音作りは、ゆったりと大らかで
あまり緊迫感はないが、それがどこか劇場的でもあり、
そうした中で細やかな表情付けがいきいきと素晴らしく、
色彩的で艶やかなスカラ座管弦楽団の魅力もあって、
すっかり夢中になってしまう。しかしプレートルの音って、
昨日から思っているのだけど、イタリア的というよりも
やはりフランス風な印象で独特の仕上がりではあるか。
深刻な感じがなく、劇中劇のこの作品をそのまた外で
穏やかに眺めていることのできる余裕は、劇場鑑賞。
悲劇的な感覚はなくて、あまり感情移入は求めずに
楽しんで観る、聞くことを我々に望んでいるのかも。
有名な「衣装を付けろ」も淡々と進んでしまう感じで、
アリアが独立してしまうことなく、歌劇の一部であり、
物語の進行を考えて、これが本当なのかもしれない。

DECCA 478 4174

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