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2018年11月 8日 (木)

ツィモン・バルト 8

ツィモン・バルトでシューベルトの作品を聞いている。
楽興の時 D.780-4,5,6とピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894
2007年11月29,30日にファルテルモント・コンサートホール。
まずは楽興の時の後半だが、最後の第6番には驚かされた。
瞑想である。極度の静寂と遅いテンポで一歩ずつ歩んでいき、
しかし自然な響きで、こうあるべき説得力でとにかく深い感動。
続く「幻想」ソナタも予想されるごとく、何とも止まりそうであり、
リヒテルの演奏などもあったので、こちらはわかりやすいが、
しかしツィモン・バルトの演奏の魅力は、ここでは沈黙でなく、
最大限の想いを込めて、優しい表情で語りかけてくるので、
とにかく美しいし、柔らかい光の中、程よい色合いの情景で
心地のよい空間が広がる。なんて素晴らしい世界であろう。
ツィモン・バルトで他のソナタも聞いてみたい。これを聞くと
ベートーヴェンもいいに違いない。本当に奇跡の響きだ。

CAPRICCIO C5028

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