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2018年12月12日 (水)

ジュゼッペ・シノーポリ 9

ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ワーグナーの歌劇「タンホイザー」から第3幕、
1988年4-6月にロンドンのワトフォード・タウンホール。
昨日は、どこかヴェルディ風な音作りとも書いたのだが、
第3幕のゆったりとした流れで精妙な響きが続くところで
こちらはいかにもワーグナー的な世界を感じて感動する。
ウォルフラム(アンドレアス・シュミット)のモノローグや
その視線の先にはエリーザベトがおり、そこにローマより
帰還するタンホイザーが登場して、少ない登場人物で
緻密な展開を作っていくところはワーグナーの醍醐味。
シノーポリの深く、鋭く音楽に踏み込んでいく姿勢は、
ワーグナーの手法にぴったりとはまって、本当に最高。
全体を通して書いているが、オーケストラの響きが、
信じられないくらいに美しく繊細な音色を生み出して、
いまさら思うけど、この1980年代後半から90年代の
シノーポリの時代のフィルハーモニア管弦楽団は、
偉大な名盤を残していたといまも輝きを失わない。

DG 427 625-2

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