« ジャン・エフラム・バヴゼ 6 | トップページ | チコちゃんに叱られる »

2019年1月11日 (金)

マレイ・ペライア 11

マレイ・ペライアのベートーヴェンを聞いている。
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106(2016.11)
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2(2017.7)
ベルリンのフンクハウスで収録されている。
近年のペライアは、非常に立体的な響きを聞かせる。
「ハンマークラヴィーア」では、緻密で複雑な構造を
ピアノの性能を限界まで引き出し、より大胆に迫力で
停滞することなく、一気に聞かせている印象がある。
一方で「月光」はというと流れるような快適な表現、
するとペライアの滑らかな音色を思い出すのだが、
これはベートーヴェンの作曲年代でも表現は異なり、
「ハンマークラヴィーア」の後期の作品の構築性を
より際立たせる結果にもなっている。ペライアは
昔から音楽の表情作りが美しく、弱音の表現に優れ、
ベートーヴェン特有の熱気と荒々しさを加えることで
かつて以上に表現の幅が広がっていることを感じる。

DG 00289 479 8353

|

« ジャン・エフラム・バヴゼ 6 | トップページ | チコちゃんに叱られる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121598/67581264

この記事へのトラックバック一覧です: マレイ・ペライア 11:

« ジャン・エフラム・バヴゼ 6 | トップページ | チコちゃんに叱られる »