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2019年1月 9日 (水)

フランソワ・グザヴィエ・ロト 2

フランソワ・グザヴィエ・ロトの指揮によるレ・シエクルで
ストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」「ペトルーシュカ」
2013年5月14,16日と9月28日にライブ収録されている。
室内楽のような響きであの巨大な音楽が非常にコンパクト、
アクセルを踏んだときの加速のよさは不思議な快感であり、
実にしなやかで繊細な表情が特長である。ところどころで
聞いたことのない音色に驚くのだが、想定の範囲内であり、
それほどかけ離れたことはなく、楽しめる。表面的な効果で
奇をてらったのではなく、純粋に真実を求めた結果であろう。
色彩は抑えられ、乾いた印象だ。一方でこの素朴さの中で
音楽に独特な雰囲気が生み出されているのも事実であり、
そこはフランソワ・グザヴィエ・ロトのセンスだと感動する。
派手さがなくて、どうも物足りないような感覚に陥るのだが、
それは我々の常識が、過剰なものを求めすぎなのであり、
本物を聞いてリセットすることは重要だ。画期的なようで、
これをそういうふうに捉えてはいけない誠実さを感じる。

Musicales Actes Sud ASM15

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