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2019年3月 6日 (水)

アンジェラ・ヒューイット 9

アンジェラ・ヒューイットによるシューマンの作品集。
子供の情景 作品15、ダヴィッド同盟舞曲集 作品6、
ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22
2009年11月6-9日にドッビアコ・グランドホテル。
アンジェラ・ヒューイットのシューマンは本当に最高だ。
香り立つようなピアノの響きが、この上なく魅力的で
そしてここでの選曲の傾向でもかなり自由な発想で
表現をより大きく、変化を付け、豊かな可能性である。
子供の情景から緩急を明確に特徴づけているが、
何といってもダヴィッド同盟舞曲集でのフロレスタン、
オイゼビウスの性格の描き分けは実に大胆であり、
変化に富んで、とにかく惹きつけられる。名演だ!
ピアノはしっかりと鳴っているが、繊細な表情もあり、
知的にコントロールされている部分と即興的な一面で
感情的に飛躍される部分と絶妙なバランスがあって、
ここに存在する調和は、シューマンという作曲家の
天才ぶりを見事に示している。そうした方向性を
ピアノ・ソナタという形式の中で実現していくのが、
ソナタ 第2番であり、作品の構成にも感動した。

hyperion CDA67780

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