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2019年4月14日 (日)

黒門亭で小満ん・柳朝・馬の助

小満ん師匠を聞きに黒門亭に行ってきた。
雨の予報だったが、降られなくてよかった。


第1部
柳家り助:子ほめ
金原亭小駒:鰻屋
柳家小満ん:近江八景
春風亭柳朝:蜘蛛駕籠
金原亭馬の助:茶金


開口一番はり助さんで、世辞愛嬌のマクラだが、
語尾の印象が大師匠の小里ん師匠に似ている。
そして小駒さんは、おじいさんの先代馬生師匠に
そっくりで血は争えないというか、声が似ており、
何とも明るい表情、高座に華があって、すごくいい。
小満ん師匠は琵琶湖の名所で近江八景のマクラ、
噺も「近江八景」だが、去年9月の小満んの会で、
日本橋で聞いている。「八景」と「八卦」を掛けて、
占いの場面になるのだけど、近江八景に親しみ、
知っている点では、上方落語で定着しているのか?
東京では、琵琶湖は知っていても近江八景の方は、
さすがに知らない。近江八景の洒落というのが、
なかなかに難しい。東京で浸透しないわけである。
ならば、金沢八景ならいいのか?というとそれも
難しいであろう。金沢八景は、江戸名所図会に
紹介されているし、江戸時代には広く知られた
景勝地だが、いまの東京の人が知っているか?
ほとんど知らないであろう。横浜市の金沢区で
京急線に金沢八景という駅がある。金沢文庫と
その周辺に八か所の名所が存在していたのだが、
浮世絵に見る歴史上の話だ。それで考えれば、
大阪の人にだって、近江八景は知られてないか。
近江八景を盛り込んだ洒落の手紙は難しいが、
昨年聞いているので、噺の大筋はよく理解できた。
かなりの珍品ではあると思うし、聞けてよかった。
柳朝さんはトリにつないで簡単にとのことだったが、
噺は「蜘蛛駕籠」で仕上がりはしっかりであった。
時間は長くはないのかもしれないけれど、充実。
トリは馬の助師匠の「茶金」で、すごくよかった。
茶金さんの京言葉が印象よく、優しいだけでなくて、
目利きや仕事に対しては厳しさがあり、茶碗ではなく、
箱書き、色紙、短冊に値打ちが生まれて、千両の
値が付いたことを強調して、きちんと説明している。
聞いていると言葉の抑揚(声が高くなるところ)で
志ん生師匠に似ていて、「茶金」という噺では、
やはり志ん生のイメージが強いのか。よかった。


20190414

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