« チコちゃんに叱られる | トップページ | フランソワ・グザヴィエ・ロト 5 »

2019年5月 6日 (月)

ウラディーミル・アシュケナージ 22

アシュケナージでドビュッシーの前奏曲集を聞いている。
第1巻は2017年10月29日にウィーン・コンツェルトハウス、
第2巻は1971年11月20日にニューヨークのハンター大学。
前奏曲集 第1巻は、アシュケナージの新しい録音であり、
肩の力が抜けて、非常に自然体な音楽が何とも素晴らしい。
ドビュッシーの響きを精妙に聞かせる演奏は、客観的であり、
緻密に徹しているのだが、アシュケナージは心にある音楽を
素直に考えすぎることなく表現していくので、前向きな姿勢で
明るく楽しい。親しみを感じさせる。そして後半の第2巻は、
46年も前の若いときの録音であり、残念ながら音は悪いが、
しかしそれでも響きの美しさ、透明感はハッキリとわかって、
これは感動的である。第1巻は新たに収録で、第2巻は
なぜ昔のライブ録音を持ってきたのだろうと疑問だったが、
聞いて納得する。この演奏は、現在はもうできないのだろう。
もちろんいまは、いまのよさがあるが、このときの集中力、
響きのコントロールは圧倒的だ。何となくわかってきたのは、
この第2巻の録音が残されていて、第1巻はなかったので
今回、追加で収録されたのかもしれない。録音はよくないが、
演奏は最高。驚いてしまうぐらいの出来にこうした録音って、
他にも残されていないのだろうか。眠らせておくのは惜しい。

Paladino music pmr0100

|

« チコちゃんに叱られる | トップページ | フランソワ・グザヴィエ・ロト 5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« チコちゃんに叱られる | トップページ | フランソワ・グザヴィエ・ロト 5 »