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2019年5月 4日 (土)

黒門亭で天歌・丈二・小ゑん

のんびりお昼を食べてから行ったものだから、
そんなに遅くなったわけでもないのだけれど、
すでに結構な行列で驚いた。少しして札止め。
小ゑん師匠のときは、いつも混むのだけれど、
十連休の後半ということも大きいのだと思う。


第2部
入船亭扇ぽう:元犬
三遊亭天歌:無限しりとり
柳家小三太:万金丹
三遊亭丈二:大発生
柳家小ゑん:卒業写真


顔付けで新作落語の会になるだろうとは思ったが、
新作の三席はすごくよかった。期待通りの面白さ。
天歌さんの「無限しりとり」は、助けを求める中島君に
磯野が応え、番長に闘いを挑み、つまりサザエさんで
ここは大笑いだけど、それはつかみ、配役はよくて、
しりとり部への入部を賭け、しりとり番長と決闘をする。
もちろんしりとりである。番長の連続「ズ」攻撃を受け、
ついに「図鑑」で降参。そこにさっそうと現れるのが、
沖縄出身の具志堅君で、沖縄には「ん」の言葉が
たくさんあると「ん」のしりとりが続いていく。ついには
沖縄言葉は禁止となり、世界中の「ん」が出てきて、
この言葉の扱いは本当にすごい。面白くて感心した。
丈二さんの「大発生」は二度目で、この噺は大好きだ。
ある日、島にふらっと中村さんがやってきて、その後、
ときどき中村さんを見かけるようになったものだから、
増えたのかな…って思っていたら、気付いたときには
手遅れであり、島には中村さんが大繁殖。浜辺は
中村さんで埋め尽くされ、野生化して、勝手に家に
上がり込み、冷蔵庫を開け、食べ物をあさっている。
この発想、面白すぎだ。奇想天外なようで、題材は
ごく身近なところのわかりやすさがあり、最高である。
そして小ゑん師匠の「卒業写真」。私のお気に入り。
中学生が登場の噺では「新竹取物語」があるけれど、
こちらは高校生のシゲル君とマー坊の写真部である。
ちなみに大学生だと「牡丹灯籠42.195km」だけど、
それはいいとして、飯山東高校の長野県の設定も
いろいろな風景を浮かび上がらせるし、シゲル君は
オタクキャラだが、帰国子女の酒井マイ子さんに
恋心を懐いて、その真っすぐな振る舞いと純朴さが
実にいい雰囲気を出している。何とも心地よい噺。
この「卒業写真」は傑作だと思う。そして爆笑の連続。
連休も終わりが近づくが、もうこれでいい。堪能した。

20190504

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