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2019年7月19日 (金)

アレクサンダー・クリッヒェル 2

アレクサンダー・クリッヒェルでラヴェルの作品。
クープランの墓、鏡、夜のガスパールを聞いている。
2016年8月9‐12日にレヴァークーゼンで収録。
アレクサンダー・クリッヒェルの演奏は、リストに続き、
聞くのはまだ二枚目なのだけど、本当に素晴らしい。
すっかり気に入ってしまった。楽譜に記されている音を
隅々まで丁寧に鳴らしている印象があって、感性とか
発想に流されることがなくて、音楽を大切に扱って、
この緻密な音作りに好感をもつ。クープランの墓では、
モーツァルト的な運動性により、しっかりとした響きで
意外な印象もあったのだが、ドイツのピアニストであり、
それも納得がいって、基本として落ち着いた音色だが、
鏡へと進むと響きはさらに精妙なコントロールとなって、
何とも心地のよい余韻の世界に引き込まれてしまう。
夜のガスパールでの超絶技巧にも実に安定感があり、
それが今回の演奏における特長かなと思うのだが、
無理がなく調和の中に伸びやかな音は何とも美しい。
最後の「スカルボ」だけど、これまで聞いてきた中でも
一番である。何とも私にとってはいい感じで好きだ。

SONY 88985377642

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