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2019年7月12日 (金)

マリア・ジョアン・ピレシュ 6

マリア・ジョアン・ピレシュでベートーヴェンを聞いている。
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
ダニエル・ハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団で
2013年10月9-11日にストックホルムのベルワルド・ホール。
ピレシュの演奏は基本的にはシンプルで、それを活かして、
細部の表情をいきいきと独特の透明感によって音も美しい。
ハーディングの音作りも同じ方向性だし、ピリオド的な解釈も
ところどころに入っているが、スウェーデン放送交響楽団が
元々の透明な響きによって、調和に満たされた感覚である。
熱気は感じられず、静寂に瞑想的な時間も流れるけれど、
いかにも近年のピレシュの傾向だとそれは魅力的である。
ロンドン交響楽団で第2番の録音はあるが、ピレシュは
ベートーヴェンの他の協奏曲は録音を残しているのか?
第1番は弾いていてもおかしくないので、「皇帝」の存在は、
ということになるけれど、引退してしまったので、この先は
もう叶わない。この春、ルプーの代役でベルリンフィルに
急遽、出演して、そこで弾いたのが、ここでの第4番だが、
ピレシュにはまだ弾いてほしいと世界の誰もが願っている。

ONYX 4125

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