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2019年7月 7日 (日)

カラヤンの1980年代 46

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフィルで
ブルックナーの交響曲 第7番 ホ長調(ハース版)
1989年4月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
カラヤンの最後の録音であり、死の翌年に発表された。
久しぶりに聞き直してみると、いまだとどう感じるか?
やはり明るい響きで、色付けのない透明感が特長だ。
その無為の境地が、最後にカラヤンの到達した音楽で
白鳥の歌に結び付けてしまうのだけれど、その一方で
音楽の流れは非常によく、前向きな推進力にあふれ、
これで終わりのようなところはどこにも見受けられない。
この先にもいろいろなものが見えていたに違いないと
巨匠の並々ならぬ意欲が、音楽の中に伝わってくる。
しかし音色の美しいウィーンフィルではあるのだが、
この輝きを引き出したのは、晩年のカラヤンであり、
他では考えられないところは、やはり最後は特別か。
こうした世界観を創り上げられたのって、晩年ので
ギュンター・ヴァントであったり、チェリビダッケなど、
現在では、こういう演奏は聞かれなくなってしまった。
つまりは30年が経ち、その輝きはいまも増している。

DG 429 226-2

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