« ウラディーミル・アシュケナージ 24 | トップページ | ゴンサロ・ルバルカバ »

2019年8月15日 (木)

セミヨン・ビシュコフ 4

セミヨン・ビシュコフの指揮によるチェコフィルで
チャイコフスキーのマンフレッド交響曲 作品58
2017年4月24-27日にプラハのルドルフィヌムで収録。
重厚でロシア的な濃密さを出しつつ、チェコフィルの音色は、
何とも美しく透明度のある響きで、このバランス感は絶妙。
チャイコフスキーの情熱的な音楽は深みと陰影を生み出し、
セミヨン・ビシュコフが精妙に極上の繊細さで表現するので
すっかり引き込まれてしまう。物語性のある交響曲だが、
民謡風な作風は初期の交響曲の特徴に近い印象もあり、
親しみやすい楽しさだ。でも正直なところ、この交響曲は、
演奏によっては、捉えどころがなく、わかりにくいことも
ときにあるので、ビシュコフの指揮は深く読み込んで、
その音楽がこちらによく伝わってきているのだと思う。
ビシュコフはチェコフィルにおいて、ロシアものを中心に
活動していくのか、もしそうならば、ムソルグスキーや
リムスキー・コルサコフを取り上げてほしいし、やはり
ショスタコーヴィチの交響曲は決して外せないであろう。

DECCA 483 2320

|

« ウラディーミル・アシュケナージ 24 | トップページ | ゴンサロ・ルバルカバ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ウラディーミル・アシュケナージ 24 | トップページ | ゴンサロ・ルバルカバ »