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2019年8月11日 (日)

バイロイト音楽祭2008

バイロイト音楽祭2008からセバスティアン・ヴァイグレ指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第2幕、
2008年7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
茶番劇の要素が強く、大好きな第2幕である。なんて楽しい。
もっと柔らかく響かせることも可能だが、引き締まった音であり、
セバスティアン・ヴァイグレは、努めて力強い音楽としている。
ワーグナーの独特な手法は、回想の場面を作り、過去を悔い、
それをモノローグで聞かせて、そこが何とも感動的なのだが、
ザックスの反省のモノローグは第3幕にあるが、第2幕では、
ワルターの歌を思い出し、自由で新しい発想に感じ入って、
こうした聞きどころはたまらなく素晴らしい。この辺を聞いて、
ザックスのフランツ・ハヴラタのファンになってしまったのだが、
いま聞いてもいいのである。靴職人の親方のはずなのだが、
カタリーナ・ワーグナーの演出で、ここではスニーカー会社の
ちょっとだらしない社長さんという感じで、歌もその雰囲気で、
そこで賛否両論だったわけだが、威厳のあるザックスではなく、
すると保守的なワグネリアンの批判にさらされて、それでも
やはりいいのである。ザックスの歌に合わせ、オーケストラも
どんどんよくなって、この第2幕は本当に魅力的なところだ。
ザックスはシューズメーカーの社長なので、靴の皮は叩かず、
エヴァとの会話でもタイプライターを打って、ベックメッサーの
セレナードの場面でもタイプの音でカチャカチャと邪魔をする。

OPUS ARTE OA CD9031 D

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