« 8月9日の感想~墓参 | トップページ | バイロイト音楽祭2008 »

2019年8月10日 (土)

バイロイト音楽祭2008

バイロイト音楽祭2008からセバスティアン・ヴァイグレ指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕、
2008年7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
新たにCD化された音源で改めてこの上演を聞き直してみると
テンポ感よく、いきいきと展開されていく一方で、音の輪郭や
主導動機については、どうもスッキリ響かなくて、物足りない。
しかしそれは欠点ではなくて、セバスティアン・ヴァイグレの
目指している音楽がこうなのだということであろう。その辺は
しばらく聞いていれば、こちらもすぐに慣れてくることである。
でもこのセバスティアン・ヴァイグレのマイスタージンガーは、
私は以前から好きで、クラウス・フロリアン・フォークトの歌う、
リリックなワルターの存在は大きな要因である。いま聞いても
それは変わらない。この美しい歌声のワルターの歌に対して、
音楽も荒々しく粗削りなところがあり、ザックスや他の親方衆も
なんとなく野暮ったいところがあって、そこが面白さでもある。
音で聞いていると関係なくなってしまうが、そこは演出が絡む。
ワルターが騎士でザックスがいかにも中世の親方というのも
衣装や振る舞いの点でだが、そのまますぎるのもつまらなく、
そこは演出しだいということになり、すると舞台に合わせて、
音楽や歌も自然と変化してくるというのはよく理解できること。
この上演でザックスとベックメッサーがさらに重要なのだけど、
それは第2幕以降の話題に取っておくとして、明日は第2幕。

OPUS ARTE OA CD9031 D

|

« 8月9日の感想~墓参 | トップページ | バイロイト音楽祭2008 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 8月9日の感想~墓参 | トップページ | バイロイト音楽祭2008 »